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須走口
都内から意外にアクセスしやすい須走口
都内から新宿から御殿場まで小田急線とJR東海が相互直通運行している「あさぎり」を使うと便利です。
こんな感じです。
新宿 (07:20発) === あさぎり1号 === 御殿場(08:58着)
御殿場(09:10発) === 富士急バス === 須走口五合目(10:10着)
時刻、ダイヤは必ずご確認ください。新宿から2時間50分で行くことが出来ます。渋滞とかないので安心です。ただし、あさぎりも富士登山バスも本数が大変少ないです。特にバスは土日祝日と平日では本数が違います。あさぎりは週末は本数が少ないので早めに予約しないと満席になりますので注意しましょう。帰りは実はあさぎりとの連絡が悪いので御殿場線と小田急線で地道に帰ってくるしかないかも知れません。
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須走口
富士山須走口下山道
富士登山須走口下山道
■ 富士山頂?本八合目
下山道を見上げたところ
八合目までは、須走口と河口湖・吉田口は一緒に下山道になります。頂上までのブルドーザー道と下山道は兼ねていて、まれにブルドーザが通るので注意。道幅はブルドーザ1台がぎりぎり通れる幅です。
ジグザクに降りていくので、傾斜が抑えられていて足への負担は少ないですが、それでも特に膝を痛めないように注意しましょう。下山時にはステッキが負荷を分散し、バランスをとるのに便利です。
基本的に砂礫の中をズルズルしながら降りていく感じですが、ところどころ大きな岩肌があってすべりやすい箇所があるので注意。
■ 本八合目?七合目
河口湖・吉田口との分岐(八合目)
基本的に下山は単調で、ずっとジグザクに降りていくのみ。八合目で河口湖・吉田口と分かれます。須走口はそのまま道なりに下山すれば良いので問題ありません。河口湖・吉田口に下山する場合は、ここで意識して左手に折れないと誤ってしまうので注意しましょう。天気の良い日は間違えることはまず無いと思いますが、夜間や霧が深いときは、河口湖・吉田口の人は本当に注意しましょう。河口湖口側からのツアー客が毎日のように誤って降りる方が何名かいるようです。ツアーでいく場合は、どうしてもガイドさんや添乗員が同行するので、地図とかあまり読みませんからね。
七合目まで淡々と降りていきます。
■ 七合目?砂走り?砂払五合目
砂走り
須走口ならではの砂走りです。砂というよりは、細かな砂礫で大きめの石もゴロゴロしてます。くるぶしのあたりまで砂礫の中に入るのでクッションとなって、一気にステッキでリズムをとりながら降りることが出来ます。なんとなくスキーで下っているような感じです。ただ、ハイカットの登山靴を履いていない場合は、足首を痛める危険性があるので、丁寧に降りてきた方が良いと思います。あとスパッツをつけていないと靴中に小さな石が入ってくると思いますので、ぜひ着用したいところ。
とにかく砂ぼこりがすごい。降りてきたら全身、真っ白というか真っ黒というか・・・コンタクトレンズをしているとサングラスをしていてもゴミが入って目が痛いし。豪快に下れることが売りの砂走りですが、デメリットもあるので、念頭に入れておきましょう。特に公共のバスなどで帰る人は、下山したときに体が拭けるようにウエットティシュなどを多めに持参した方が良いかも。
砂払五合目から。山腹から一気に下っていることがわかる
■ 砂払五合目?五合目
砂払い五合目を降りると再び、樹林帯に入ります。下山道は樹林帯の中の抜ける川のような感じで作られているので淡々と降りれます。登山道と交錯しはじめたらゴールはもうすぐです。お疲れ様でした。
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須走口
富士山須走口登山道
■ 富士登山須走口五合目(登山道)
富士登山須走口五合目
須走口五合目は吉田口五合目に賑やかさと違い、2軒の小屋があるだけでとても静かです。ここで、高度に体を慣らすを兼ねて昼食をするといいでしょう。
■ 五合目(1980m)?新六合目(2400m)
小屋を抜けるとすぐに登山道が始まります。
古御岳神社
登山道を入ってすぐに古御岳神社があるので、ここで無事に登頂できることをお祈りし、樹林の中の登山道に入ります。須走口は評判通りの自然を堪能できるコース。入り口からしばらくはシラビソの樹林帯は歩いていて気持ちが良い。人も少なく、ツアー客もいないです。
30分ほど歩くと樹林帯を抜け、視界が広くなります。またヤマホタルブクロやムラサキモメンヅルなどの花をあちこちに咲いています。再び、樹林帯を登り、しばらくすると、新六合目に到着します。新六合目では長田山荘のハナちゃんというかわいいワンちゃんが出迎えてくれます。
長田山荘のハナちゃん
■ 新六合目(2400m)?本六合目(2700m)
再び樹林帯を登ると視界が開け、山頂も望むことが出来、左側には砂走り下山道も見えます。クルマユリの花があちらこちらに咲いています。
■ 本六合目(2700m)?七合目(3090m))
最初のうちはクルマユリなどを見かけますが、高度が上がるにつれ、森林がなくなり岩が目立ってきます。ジグザクに砂礫を登ります。
■ 七合目(3090m)?本七合目(3250m)
荒涼とした歩きにくい砂礫を登っていきます。
■ 本七合目(3250m)?八合目(3350m)
再び、砂礫の登山道を登ります。
■ 八合目(3350m)?本八合目(3400m)
八合目の江戸屋で一泊。八合目から登りはじめは下山道を合流しているので、砂礫が細かくとても登りにくい。ずるずるしながら登っていく感じ。ただ、すぐに登山道と下山道は分かれるので大丈夫。途中で何箇所か交錯します。岩礁のところは比較的登りやすい。下山道は、ほんの少しでも登るのはほんと大変。
八合目から
■ 本八合目(3400m)?八合五勺(3450m)
本八合目からは河口湖・吉田口と合流するので、たしかにいつの間にか人が多い。ご来光の時間帯に合わせて登ると、ここから大渋滞になるらしい。
本八合目には、胸突江戸屋がありますが、胸突って何?って思ったら、胸突き八丁(むなつきはっちょう)って八丁が約873メートルで頂上近くの急傾斜のことを言うらしいです。ですから七合目あたりからの登りってことかな。物事をやり遂げる直前がもっとも大変って言う意味もあるそうです。
八合五勺
■ 八合五勺(3450m)?九合目(3600m)?山頂
砂利の登山道は変わらず。頂上には国旗がはためている。斜度はきつくなりジグザクに岩礁の上を歩く感じになりますが、急登ですが、特に手をつかわないと登れないということはないのです。一歩一歩踏みしめるようにゆっくり登っていけばOK。九合目は山小屋はなく鳥居があるだけなので注意。私は、山頂のところが九合目だと勘違いして頑張って登っていたら、途中で下山者にもうすぐですよ、と言われてちょっとラッキーだった気分。
山頂まであと少し。
山頂
須走口
登山記録(須走口)
■ 須走口の登山記録2006年7月30日(日)?31日(月)
山頂 | 07:23着 | 09:56発 | ||
九合目 | ↑ | ↓ | ||
↑ | ↓ | |||
八合五勺 | ↑ | 06:15発 | ↓ | |
↑ | 06:12着 | ↓ | ||
本八合目 | ↑ | ↓ | 10:27着 | |
↑ | 05:50着 | ↓ | ||
八合目 | ↑ | 05:31発 | ↓ | |
↑ | 16:13着 | ↓ | ||
本七合目 | ↑ | 15:47発 | ↓ | |
↑ | 15:32着 | ↓ | ||
七合目 | ↑ | 14:52発 | ↓ | |
↑ | 14:30着 | ↓ | 11:36着 | |
本六合目 | ↑ | ↓ | ||
↑ | 13:20着 | ↓ | ||
新六合目 | ↑ | 12:40発 | ↓ | |
↑ | 12:38着 | ↓ | ||
(砂払五合目) | ↓ | 12:27着 | ||
↓ | 12:44発 | |||
五合目 | ↑ | 11:00発 | ↓ | 13:30着 |
要した時間 | 標準時間 (休憩含まず) |
|
登り | 7時間05分 | 5時間10分 |
下り | 3時間34分 | 3時間30分 |
お鉢巡り(左周り) | 07:54発 |
09:33着 |