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お鉢めぐり

お鉢めぐり

■ お鉢めぐり

富士山
お鉢めぐり

 富士山の噴火口をお鉢と呼び、この噴火口の周りをグルっと一回りするのをお鉢めぐりといいます。噴火口は大内院(だいないいん)と呼ぶそうです。山頂に着いて、休憩小屋でおしるこなど飲みながら一息入れて、体力に余裕があればぜひ回りましょう。全てがスケールが大きいために噴火口跡がなんとなく小さく見え、すぐに一回りできそうですが、周囲は3キロ、約1時間半かかります。ツアーの場合は、「お鉢めぐり」と書いていない限り、時間の制約で一回りできないので、個人の行かれた人はぜひトライしましょうね。


■ 久須志神社?金明水?剣が峰

 河口湖・吉田口・須走口は久須志神社がスタート地点。ここからどちらから回っても良いのだけど、右回りだと馬の背という剣が峰にいくところの急登がきついので、左回りがお勧めと「るるぶ」に書いてあったので、素直に左回りに歩きはじめる。


富士山
大内院(噴火口)

歩き始めるとすぐに噴火口跡が目に入ります。うーん、やっぱり巨大。直径800メートル、深さ200メートルとのこと。北側の噴火壁には残雪も残っています。
 噴火口を左手に見ながら、最初はゆっくり下っていくので楽です。しばらく行くと久須志神社あたりから見るとちょうど反対側になる第二火口棚(小内院)に向かって、ゆっくりと登っていきます。登ると反対側の視界が開けて、北アルプスの山々が雲海の合間から見えてきます。天気が良くて、高山病になっていなければ最高の気分を味わえます。

富士山
北アルプスの山々

 そこから、左手の見ると、もっとも高いところに建物がたっています。ここが富士山測候所で本当に頂上剣が峰があるところです。反対側から登ると馬の背は急ですべりやすく登りにくいというものの、反対からも登りはゆるやかですが、標高差があり、登るのは結構大変です。登りきれば、本当の頂上日本一の「剣が峰」にたどり着きます。

富士山
剣が峰

富士山
剣が峰


■ 剣が峰?馬の背?富士宮口、御殿場口?伊豆ヶ岳?久須志神社

富士山
馬の背

富士山
大内院

 剣が峰で休憩して、記念写真を撮ったら馬の背と呼ばれる急坂を下ります。この道は、急斜面というだけでなく、ブルドーザー道でツルツルに踏み固められているので、滑りやすくて下るのも一苦労。下ってしばらく歩くと、富士宮口頂上に辿り着きます。富士宮口からだと剣が峰まで行きやすいですね。富士宮口は郵便局があり、頂上から郵便が出せます。河口湖からのツアーだとこの郵便局にも通常行くことが出来ないので要注意です。

富士山
頂上浅間大社奥宮、左手に富士山頂郵便局がある

 富士宮口のすぐ隣に御殿場口があります。ここを過ぎると東縁にある伊豆ヶ岳、最初は登りがゆるやかですが、後半はやや急です。少し尾根歩きすると河口湖・吉田口・須走口が見えてきます。

富士山
虎岩(左手の突き出たところ)と剣が峰

富士山

富士山
河口湖・吉田口・須走口頂上

2006/8/04 | トラックバック