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登山準備

富士山のガイドブックは?

 メジャーなガイドブックは「るるぶ」と山と渓谷社の「富士山ガイドブック」だと思います。どちらもわかりやすく甲乙つけがたいです。

るるぶ富士山富士五湖御殿場富士宮 (’07)

富士山ブック (2006)

2006/8/12 | トラックバック

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登山準備

山小屋の予約は?

 電話での予約が基本のようです。スケジュールが決まったら早めに山小屋に電話して予約をしましょう。チェックイン時間は午後4時?6時ぐらいみたいなので、午後4時に目的の山小屋に到着できるように登山計画を立てましょう。
(ちなみにチェックアウト時間は、午前6時ぐらいのようです。)

 万が一、遅れる場合やキャンセルする場合はすぐに電話しましょう。細かい点はもちろん山小屋に確認してくださいね。

2006/8/08 | トラックバック

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登山準備

どの登山口が良いか?

 富士山がはじめての人は実はあまり気にしていなかったかも知れませんが、富士山五合目といってもそれぞれの登山口によって高度も違いますし、登るルートも異なります。代表的なルートは4つです。

 富士山三大ルートは、

・河口湖・吉田口(2304m)
・須走口(1980m)
・富士宮口(2400m)

になります。括弧内は五合目の高度です。

これに
・御殿場口(1440m)
が加わり、四大登山口になります。

 御殿場口が別扱いになることが多いのは五合目の高度が低いからでしょう。一般的には三大ルートのどれかになります。それぞれの登山口の特徴を簡単に書いておきます。

■ 河口湖、吉田口
・都内から中央高速を使って行きやすい。
・都内から団体ツアーはほぼ全てこの登山口から登ります。
・山小屋が多い。
・団体ツアーが多いのでとても混雑し、登山道が渋滞することもある。

■ 須走口
・五合目?七合目くらいまでは、緑が多く自然の変化に富んでおり楽しい。
・道路規制もない割りに人が少なく静か。
・五合目は、1980mと少し低いところからスタート。
・下山道には砂走りがあり、一気に下山できる。

■ 富士宮口
・中部、関西方面から東海道新幹線などでアクセスしやすい。
・五合目の高度が2400mと高く、頂上までアクセスが最短である。
・最高峰の剣が峰まで一番近い。
・登山道と下山道が同じなので変化がなく、膝に負担がかかりやすい。

■ 御殿場口
・五合目が1440mで低い高度からの開始となる。
・週末でも空いている。
・下山道には、大砂走りがあり一気に下山できる。
・山小屋が少ない。


 ちなみに私が実際に登ったことがあるのが河口湖・吉田口ルートと須走口ルートになります。関東方面からのお勧めは須走口ルートだと思います。都内からだと御殿場駅まで電車で行き、そこからバスで1時間で行くことができます。
 結構、ガイドブックやインターネットなどで調べるとこのルートをお勧めしています。高度が富士宮口から比較すると400mも低いので敬遠されがちですが、緑豊かな樹林帯や花が咲き誇り、鳥のさえずりもあるので、本当に気持ちよく登ることができます。
 あと空いています。河口湖、吉田口の登山道は決して悪くないのですが、如何せん人が多すぎます。私も最初JTBサン&サンのツアーで行きましたが、JTBさんだけで都内から大型バス3台、3グループ約150人近い人が一気に登ります。ビックホリデーさんなど他の旅行会社さんも大型ツアーです。ですので、50人、100人の登山客が列を作って登っていますので渋滞して当たり前です。当然、山小屋もいっぱいで、寝返りも全くできない雑魚寝状態です。
山小屋の人も河口湖、吉田口も人が多いため忙しく冷たい感じがしますが、須走口はのんびりしていますので、穏やかなです。

 富士宮口も良いかなと思っていますが都内からだと新幹線・在来線を使って富士宮駅も行き、そこからバスで1時間40分です。このバスの乗車時間が長いのがちょっと頭の痛いところ。
 このルートは、登山道と下山道が同じであるのですが、下りは、御殿場口を降りて、途中で宝永火口を横目に見ながら。富士宮口新六合目に向かうルートがあります。このルートが面白そうです。

 御殿場口も初心者向きではないのですが、一度はチャレンジしてみたいですね。

2006/8/07 | トラックバック

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ツアーと個人、どちらが良いの?

 都内に住んでいるので、都内からのツアーのメリット、デメリットを考えてみます。

<ツアーの良い点>
・行き帰りの交通が確保されている。
・山小屋、交通を個人で手配する必要がない。
・登山ガイドがついている。
・添乗員がいるので、病気などのトラブルのときに対応してもらえる。
・下山後に温泉に入れる。(私にとっては帰りが遅くなるのでメリットでないのですが。。。)

<ツアー悪い点>
・登山が自分ペースで登れない。(登山ガイドの指示でグループで登山する)
・集合時間での点呼などで結構待たされる。
・河口湖・吉田口からのツアーしか基本的にない。
・登山プランが「山頂でご来光パターン」でのんびりできない。
・お鉢巡りや剣が峰(最高峰)、山頂郵便局には通常行くことが出来ない。
・首都圏からだと中央高速道を利用するので、週末は渋滞する。

 こんな感じでしょうか?

 個人的に結構辛いのは、登山が自分のペースに登れないことです。ツアーの場合、登山ガイドが先頭、添乗員が最後と言う形でグループでかなりゆっくり登っていきます。休憩のタイミングとかは登山ガイドが全て指示します。

 あと、点呼などで時間のロスが大きいこと。ツアーだとバス1台分40?50人が1グループになるので、集合場所での点呼に5?10分ぐらいかかります。さらに人がいないと探している間待たされるので、30分ぐらい待たされることがざらです。富士山は外国人登山客も多く、ツアーにも外国人の方が多く参加しています。外国人の方、あまり団体行動が得意でないので、結局、途中で勝手の登りはじめるので、点呼時にいなくなり、添乗員が探して奔走、、、私たちはひたすら待つということになります。

 ツアーの良い点は、行き帰りの交通の足が確保されていることです。マイカーがある人はあまりメリットに感じないかも知れませんが、公共の交通機関の場合、あまりアクセスが良くなくバスなども本数が少ないので効率よいスケジュールが立てにくいです。特に帰りの五合目までの到着時間は天候や体調などで大きく変動するので難しいです。ツアーだとこの辺りが調整してもらえるので便利です。

2006/8/07 | トラックバック

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あると便利なもの

■ ストック
開店SALEモンベル Tグリップコンパクト S ディープレッド(DRD)
 登りではあまり必要ないのですが、下山時にバランスをとったり、負荷を分散するのに便利です。

■ 食べ物
 あめやチョコーレートなどの甘いものが良いです。ただ、高山病になると食欲がなくなり、吐き気などをもよおすので、食べやすいゼリー状タイプの栄養補給食品とかもあると良いですよ。

■ サングラス・ゴーグル
 下山時の砂埃よけとして必要です。特にコンタクトをしている人は必須です。私はハードコンタクトをしているのですが、正直かなり痛くてつらかったです。できれば、見た目は良くないけどゴーグルの方が良いと思います。花粉症対策のゴーグルとか良さそうですがどうでしょうか?

■ 旅行用衣類圧縮ビニール袋
トラベル用品・旅行用品逆流防止弁つき衣類圧縮袋(Mサイズ)

 旅行用品のところとかに売っている衣類を圧縮してコンパクトに収納するビニール袋です。コンパクトに収納できるのももちろん良いのですが、ビニール袋なので防水対策にもなるのでお勧めです。

■ 絆創膏
 主に靴擦れや豆など予防、処置にあると便利です。特に履きなれた靴でとはいうものの、登山直前に登山靴を購入されたりするケースが結構あると思います。その場合は、かかとに靴擦れ予防に絆創膏を貼っておいて、厚手の靴下を履くと良いですよ。

■ ウエットティシュ
 富士山は水は全然ないので、山小屋とかでも水は使えません。ですので、ウエットティシュがあると便利です。

■ 日焼け止め
 富士山は紫外線が強く、曇っていても日焼けします。ですので、日焼け止めはしっかり塗っておきましょう。手の甲とか首のところとかも忘れずに。

■ コンビニのビニール袋
 富士山に限らず、山のゴミは全て持ち帰りが原則。コンビニのビニール袋を何枚か持っていってゴミ袋などに使いましょう。

■ トイレットペーパー
 水に溶けるトイレットペーパーを持参しましょう。真ん中の芯を抜いて、つぶしても持っていくと良いですよ。

■ ボールペン
 登山時間のメモなどするのに持参していると良いでしょう。

2006/8/07 | トラックバック

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必ず持っていくもの

■ ザック

MILLET ミレーHIKER 28 ARC MIS1501
 大きさ的には30リットル前後のもの。登山用品のお店に行くと「富士登山に最適」とか書かれていると思うので、すぐにわかると思います。結構、背負うと肩のところとかに重さがずっしりくるので、肩ベルトがしっかりしているものが良いと思います。





■ ヘッドランプ

National/ナショナル 2WAYヘッドランプ BF-262P
 日帰り登山、もしくは夜間登山をしないとしてもヘッドランプは必携。天候不順などの理由で予定通り登下山できなかったりして真っ暗になってしまい、ヘッドランプを持参せずにまさに手探り状態で泣きそうになっているグループをよく見かけるそうです。特に下山時は大変危険です。
 ヘッドランプは、電球だけではなく白色LEDがついているタイプがお勧め。白色LEDは明るいだけでなく、消費電力が少ないので長時間持ちます。

■ レインスーツ(セパレートタイプの雨具)

Columbia(コロンビア) バランディレインスーツ/GORE-TEX*デューン
 雨具としてだけでなく、防寒具として利用できます。富士山は、高度が高いので、もともと寒いですが、雨風が吹くとさらに温度が下がります。体が絶対濡れないようにしっかりとしてレインスーツを持参しましょう。河口湖・吉田口から登山したときは強風雨で大変でしたが、レインスーツがしっかり守ってくれ、雨風を防ぎ、体の中は濡れなかったので体温を奪われず、それほど寒くありませんでした。気温は、本八合下で8℃くらいでした。しかし、同じツアーに参加していた女性のグループは軽装雨具だったようで、全身びしょ濡れで寒くて大変だったようです。
 山に登ったら、とにかく自力で下山しなければなりません。

■ 手袋
完全防水のインサートを内蔵したレイングローブです。ISUKA(イスカ) WEATHERTEC Rain Gloves (...
 防寒と山頂付近は急登になるので少し手をつかった方が良い場面もあるので、必要です。軍手でも良いのですが、できれば防水・防寒タイプの手袋がお勧めです。軍手だと雨の時にびしょ濡れになります。晴れているときは、汗とかぬぐえるので軍手が便利なのですが。

 私は、河口湖・吉田口から登山したときに強風雨で、手袋だけは防寒タイプのものだったので、びしょ濡れになってしまいました。なので、次の須走口から登るときは、思い切ってゴアテックス製の完全防水タイプの購入して持参しました。

■ ザックカバー

防水加工の70デニールナイロンのザックカバーです。ISUKA(イスカ) Daypack Cover 30 (デイパッ...
 雨対策として、登山用具店やアウトドアショップで売っているものを手に入れておきましょう。大きなビニール袋やゴミ袋などを代用して人をいますが、強風で結局とれてしまい、ザックの中がびしょ濡れになってしまいます。富士山は雨だけでなく風も強いということを念頭においておきましょう。



■ 飲料水

サッポロ 富士山麓のきれいな水500mlPET×24本入
 富士山は、その山麓は水が豊富ですが富士山自体は水が全くありません。雨も結構降りますが、全て地下に滲み込んしまいます。ですので、飲料水は必携ですが、どれぐらい持参していくかが難しいところ。1リットルぐらいがちょうど良いと思います。2リットルは多すぎる(重すぎる)と思います。水はペットボトル1本、どこの山小屋でも400?500円で購入できます。もし不足したら買いましょう。気軽に購入できるのが普通の登山と違うところです。

 ちなみに、真夏に富士山に行くので、五合目に着くまで実感がわかないのですが、富士山は五合目あたりでも20℃前後、五合目?七合目でも15?20℃くらいと涼しく、正直あまり喉は乾きません。でも、空気は乾燥しているので、いつの間にか脱水症状になるので意識して飲んだ方が良いです。高山病になる私が書くのもなんですが、高山病対策としても水分補給をまめにとることが重要とのことです。

2006/8/06 | トラックバック

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服装と靴

■ 服装
<登山時>
 五合目?七合目くらいまでは昼間は15?20℃くらいですが、日差しが強いと暑いので、Tシャツ、少し涼しくなったら長袖シャツといったスタイルで十分です。
 八合目?山頂は5?12℃くらい。特にご来光をみるために夜中の登るばあいは、寒いので、上記の服装にセーターやフリースを着て、さらにレインスーツを着込んでちょうど良いくらいです。セパレートタイプのレインスーツは必携です。山の天気は本当にすぐに変わりやすいので常の雨対策と防寒対策を念頭においておく必要があります。
 スラックスは、伸縮性のある登山用が最適ですが、スポーツウェアとかでも良いと思います。

<下山時>
モンベルGORE-TEXライトスパッツ セミロング
 下山時は、足にスパッツを着用した方が良いと思います。細かい砂礫の中を下るので、石が靴の中に入りやすくなります。あと、サングラスかゴーグルがあった方がベター。とにかく砂埃がすごいので、コンタクトレンズ(それもハード)を着用している人は、少なくともサングラスは必携です。正直、私はハードコンタクトをしているので、サングラスをしていたものの何度も目にゴミが入り痛くて辛かったです。砂とわかっているので目をゴシゴシこすることもできないし。次回はゴーグルか花粉症対策用のメガネとか持っていこうかと思っています。
 レインスーツの上着は八合目あたりで暑くて脱ぐことになると思いますが、下のスラックスは砂埃がすごいので、着用したまま五合目まで行くことになるでしょう。

■ 靴

Columbia Men's Titanium Vertical Rise 228 Buffalo コロンビア メンズ タイタニアムバーテ...

 富士山は登山技術は特に必要がないので、本格的な登山靴でなくても登ることができます。
 ただ、できればハイカットの登山靴があった方がベターです。富士山は砂礫や岩礁帯を歩くので登山靴のように凹凸がある靴底が硬いものを、あと特に下山時にハイカットの靴でないと足首を捻挫する危険性があります。御殿場口の大砂走りや須走口の砂走りは登山靴でないと豪快に一気に下るのは厳しいと思います。

 それから、良い登山靴は防水性にすぐれています。特にゴアテックス製のものは、ほぼ完全防水になっていて雨のときに絶大な効果を発揮します。河口湖口の登山したときは、途中から暴風雨状態でした、靴の中は軽く湿り気がある程度でした。

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