マラウイの計画停電

 今日の朝、午前5:50頃から久しぶりに早朝の停電。朝の出勤前のバタバタしているときに非常に困ります。結局、午前7時になっても復帰せずで、諦めて出勤しました。職場に来てから、そういえばと思い、ESCOM(マラウイ電力公社)のウェブサイトを見てみたら、計画停電で、私の住んでいるエリアは、停電時間帯は、05:30-07:30となっていました。日本でも震災による電力不足となり計画停電を史上はじめて実施しましたが、マラウイでは、慢性的に需要が足りていないため、電力平均分配を行なっており、計画停電が実施されています。送電トラブルなどによる停電も多いし、計画停電の予定であっても電力消費量が少なければ停電しないので非常にわかりにくいのですが、一応計画停電をしているようです。

 マラウイは、需要が300メガワット(30万キロワット)に対して、260メガワット(26万キロワット)程度の供給能力しかなく、かつ発電所は老朽化しているため過負荷を避けるためにかなり抑えて送電しているようです。こうしたことから、米国(米国ミレニアム挑戦公社)は、今年1月にマラウイの電力セクターの改善のために、約300億円を拠出することにしています。マラウイの電化率は、7-8%程度で、都市部は、20%を超えているようですが、農村部は1%未満ということで、大きな課題の一つとなっています。

日本の東京電力の今日の電力供給能力は4,350万キロワットということです。