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カテゴリ: インターネット
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作成日:2011年09月22日(木)02:51
MTL以外はデータ量に対する従量制の料金体系を採用しており、月額の上限データ転送量に応じて複数の料金プランがあるため比較が難しいのですが、モデルケースを設定して通信コストの比較をしてみたいと思います。
日本は基本的にインターネット接続料金は月額定額料金なので、自分自身がインターネットを月当りどれぐらい転送しているのか知らないと思いますが、通常のウェブサーフィンとメールのやりとり程度であれば、大体1日あたりの転送量は100MBぐらいです。ですので、1ヶ月だと、データ転送量は100MB×30日=3,000MB=3GBぐらいです。ただ、SkypeやYoutubeなどから動画のダウンロードを頻繁に行うと、あっという間にこの倍ぐらいの5-6GBはすぐに転送されてしまうので注意してください。
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ということで、月額転送量を3GBとした場合で通信コストを比較してみたいと思います。金額は、1MBをダウンロードした場合にかかる通信コスト、月当りで実際に支払う必要のある金額です。なお、マラウイクワチャは、2011/08にドルに対して10%の切り下げを行なっているので、切り下げ後で円換算しています。(1ドル=165MK、1ドル=82.5円として換算)
MTL(1ヶ月) | 2.12円 | 6,500円 | 月額固定無制限 13,000MK |
MTL(3ヶ月) | 1.79円 | 5,500円 | 月額固定無制限 33,000MK |
MTL(6ヶ月) | 1.55円 | 4,750円 | 月額固定無制限 57,000MK |
Globe(3ヶ月) | 1.51円 | 6,188円 | $225, 90日12.0GB |
Airtel(旧Zain) | 0.98円 | 5,000円 | 30日5.0GB(Airtel Plus) 10,000MK |
TNM(3GB) | 0.98円 | 3,000円 | 3072MBプラン、30日間、6,000MK |
SkyBand | 1.95円 | 6,000円 | 1年間前払固定料金 月額12,000MK |
SkyBand | 5.00円 | 15,000円 | 500MB, 5,000MK(有効期間1カ月) |
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MTLの場合は、月額固定無制限ですが、1,3,6ヶ月のプランがあり、長期契約するほどコストが安くなるので、個別に月額転送量を3GBとした場合のコストを算出しました。TNMの場合は、24日間で3,072MBのプランとなっています。Skybandは年間契約で1年間前払いすると、固定料金で12,000MK(6,000円)とのことですが、上限転送量がたしか3GBであると聞きました。また、SKyBandは、Wifiスポットがそれまでの時間従量制からデータ従量制に2010/12から変わったようなので、追記しました。
ということで見てもらうと、Airtel、TNMが同じ通信コストで1MBで約1円で、今回の試算では一番安くなっています。次にGlobeの90日間上限転送量 12.0GBで225ドルのプランが安いという結果になりました。MTLの3ヶ月あるいは6ヶ月前払いも、速度が遅いのが気にならなければ、転送量無制限で気にしなくて良いので便利です。MTLはネットサーフィンをするには速度的に遅いのはそれほど気になりませんが、データのダウンロードやSkypeなどをすると厳しいです。Skypeは音声のみでもMTLでは厳しいと考えて下さい。
ただ通信コストは、他社動向などを見て値下げしたりするので、最新状況をチェックすべきなのですが、マラウイの場合は、ウェブサイトなどでリアルタイムにアナウンスされずに変更になることが多いので難しいところです。場合によっては店頭までいかないと通信料金がわからないこともあります。あとUSB通信ユニットやモデムの値段も、考慮にいれるとさらに複雑になります。
例えば、Globeの場合、値段は同じですが、上限転送量をあげることで実質的な値下げをしています。私の知る限り、Globeの場合は、2009/09に上限転送量を1.5倍にし、2010/10に上限転送量をさらに2倍にしています。つまり、3ヶ月$300の料金プランだと、2009/09以前は上限転送量が6GB(90日)だったのが、2009/09には9GB(90日)になり、2010/10からは18GB(90日)になっています。
また、別の記事でも書きましたが、価格が安くても利用するエリアによっては電波状況やサービスエリアの問題で利用出来なかったりするので注意して下さい。MTLは回線速度が遅く、通信コストも他より割高ですが、サービスエリアが広く、電波も比較的安定しています。
(2011/09/21 2011年版作成)
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カテゴリ: インターネット
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作成日:2011年09月22日(木)00:51
マラウイでは、1997年にインターネットプロバイダのマラウイネットが開業して、一般電話回線を利用したダイアルアップ回線でインターネットが出来るようになったようです。インターネットが一般(といっても外国人や富裕層)に利用されるようになったのはインターネットカフェが登場した2001年頃のようです。それから、ずっとダイアルアップ回線によるモデム接続が主流(28.8kbps-56Kbpsぐらい)で電話回線を利用するADSL回線(128-256kbps)は、ビジネス用途など限定的な利用にとどまり、個人ユーザには通信料金が高額であることもあり、普及しなかったようです。そもそも、マラウイでは固定電話の普及率は非常に低いです。
2008年に携帯電話網を利用したインターネット接続方式 (CDMA方式 32-128Kbpsぐらい) がMTL社などにより都市部(リロングウェやブランタイアなど)を中心にサービスが開始され、USB通信ユニットを利用してのプリペイド方式でのインターネット接続の普及が外国人や富裕層を中心に始まっています。また、同時期頃から都市部を中心にSkyband社、Globe社がWiFiホットスポットを展開しており、無線LANを利用してのインターネット接続も可能になっています。
? 2010年のインターネット普及率はITUの統計によるとマラウイは2.26%となっています。
2009年末より、3Gサービスモバイルサービスのライセンスが認可され、2010年より、TNM社、Zain社(現Airtel社)、Globe社などが3Gモバイルサービスを展開しています。WiMAXサービスもBURUCO社が2010年6月よりリロングウェ、ブランタイア、ムズズでサービスを開始しており、Globe社なども提供しようとしているようですが、まだ試験運用段階といった感じで一般的ではありません。
2011年09月現在、全体として言えることは、インターネット料金は、日本と比べて回線速度が遅い割(32-256Kbps)に非常に高く(月額50-120ドル)、その上サービス品質も安定していないということです。
2011年09月現在、インターネット接続は、次のような感じになっています。まず、都市部か都市部以外で選択肢が分かれます。
都市部以外の場合は、TNM社、エアテル(旧Zain)社、MTL社のUSB通信ユニットを利用して、インターネット接続を行うことになりますが、もっとも大事なことはインターネットを利用しようとしている場所(自宅や職場)で、通信電波が届くかどうかです。通信電波の問題がない場合は、月額固定料金でデータ転送量が無制限のMTL社を選択するか、従量制あるいは月額固定料金でデータ転送量の上限設定があるTNM社、Airtel社を選択することになります。
都市部の場合は、上記の選択肢に加えて、都市部にサービスを展開している Globe社やSkyband社の無線インターネットサービスも選択肢となります。携帯電話会社のUSB通信機器タイプのものは、USBポートに挿し込むだけで電波が届けば場所を選ばず利用出来ることから、非常に便利です。また、停電が多いマラウイですが、停電のときでもノートPCのバッテリーがある間は、ノートPCから電源供給をUSB通信機器が受けているので、停電中でもインターネット通信が出来ます。
Globe社の場合は、モデムが大きく電源を別途供給する必要があることから自宅などで固定で使う用途でないと不便です。Skyband社は、無線LANのアクセスポイント経由での接続となることからアクセス出来る場所が非常に限定されています。料金も割高のため、ホテルなどの短期滞在者の方以外にはお勧め出来ません。
MTL社は、月額固定料金サービス(月額13,000MK ? 約79ドル、6ヶ月契約だと、月当り 9,500MK ?約58ドル)で転送量が無制限であること、サービスがカバーしているエリアがマラウイ全土と広いこともあり利用しやすいと思います。ただし、速度面に難があり、平均速度は32-128Kbps程度です。これに対して、3Gサービスを行なっているAirtel社、 TNM社は、128-256Kbps程度の平均回線速度で相対的に速いことから、Skypeなどで会話したり、ウェブ上で煩雑に調べ物などをする場合はやはりこちらの回線が便利です。エアテル(旧Zain)社, TNM社ともデータ従量制の通信プランを選択していないと1MBあたり10MK(約5円)とかなり割高ですが、通信プランを選択することで、コストを半分以下に抑えることが出来ます。例えば、TNM社の場合、30日間3,072MB(3GB)の料金プランを選択すると1MBあたり1.95MK(約1円)となり、通信コストは5分の1となります。必ず選択した方がいいですよね。
インターネット接続サービスプロバイダを選択する場合に、問題を複雑にしている要因として、サービス品質と通信機器の価格と在庫状況があります。まず、サービス品質ですが、安定しているとは言い難い状況で、電波が不安定であったり、インターネットが異常に遅いということがよくあります。一番困るのは地域によっては数週間から数ヶ月レベルでサービスが利用出来ないことがあります。また、電波状況は各社場所によってカバー範囲がマチマチで、例えば、Airtel社は職場では電波状況が良いものの自宅では弱くて使えたり使えなかったります。
もう一つが通信機器です。価格の問題については、2011年に入ってから大きく改善されました。MTL社のUSB通信機器は27,000MK(15,400円)もしたのですが、今年(2011)に入り、全く同じ機器が5,000M(2,500円)と、今までの価格がなんだったのか、といいたくなるほど、大幅に値下げしています。TNM社、Airtel社も2010/04は17,500MK(約1万円)だったのですが、昨年後半から3Gサービスを展開したのに伴い、8,000MKとなりました。その後、つい最近(2011/09)からどちらも 6,500MK(3,250円)に値下げしています。ただ在庫問題があります。いざプロバイダを決めて通信機器を購入しようと思っても、通信機器自体が在庫切れで、購入出来ないことが本当によくあります。入荷時期もはっきりせず、数週間?1ヶ月以上待つ可能性もあります。なのでインターネットをしたい、と思ったら必ずしもスグに出来るわけではないということは念頭におき、余裕をもって早めにプロバイダを決定することをお勧めします。また、可能であれば、サービスが不安定なので、複数のプロバイダが利用できるようにしていおいた方が良いです。
(2010/11/24, 2011/09/21 2011年版に更新)
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カテゴリ: Skyband
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作成日:2011年09月24日(土)19:34
Skybandのログイン画面です。Skyband_HotSpotの無線LANネットワークに接続して、インターネットにアクセスすると次のようなログイン画面が表示されます。ここにプリペイドカードのログインIDをパスワードを入力します。
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カテゴリ: Skyband
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作成日:2011年09月23日(金)03:07
Skybandは、インターネットサービスプロバイダとして2000年7月にブランタイアで開始し、もともとはダイアルアップでのインターネット接続サービスプロバイダだったようですが、近年はブランタイアやリロングウェといった都市部で無線LANホットスポットサービス(WiFi)を展開しており、街中でSkybandの表記を良く見かけます。
長期滞在の場合は、MTL、エアテル、Globeといったインターネットサービスプロバイダの提供する通信ユニットを購入した方が良いと思いますが、職場や住居がSkybandのホットスポットエリア内で、短期滞在であれば利用価値があります。ホテルやレストランなどエリアは非常に限られています。
無線LANホットスポットの利用方法ですが、Skybandホットスポットの掲示のあるお店には、Skybandのプリペイドカードが売っているはずですので、これを購入します。無線LANで”Skyband Hotspot”に接続し、ブラウザでインターネットにアクセスしようとするとSkybandのページに遷移しますので、そこでプリペイドカードに記載されているユーザIDとパスワードを入力すると利用できるようになります。
2010年までは、利用時間に応じて課金される仕組みでしたが、データ量に応じて課金される従量制に2011年から課金の仕組みが変わりました。ただし、有効期限がありますので、利用状況に合わせてプリペイドカードを購入をすると良いと思います。料金は他のプロバイダと比較すると割高ですので、短期利用の場合のみお勧めできます。
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データ量 | 料金 | 有効期間 |
25MB | 400MK(200円) | 14日間 |
50MB | 700MK(350円) | 14日間 |
100MB | 1,200MK(600円) | 14日間 |
200MB | 2,200MK(1,1100円) | 30日間 |
500MB | 5,000MK(2,500円) | 1ヶ月間 |
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Skybandは、上記の他に1年間前払いで月額12,000MKでインターネット接続出来るサービスを提供しています。ただし、これは、「無制限ベース」とウェブページ上は書かれているのですが、どうも上限転送量の設定があるようで、3GBぐらいのようです。だとすると、Skybandホットスポットは接続できるところも限られますし、1年間前払いしている間に新しい高速接続サービスが他社から提供されるかも知れないことを考えると、MTLやエアテル、Globeといった他社のインターネット接続サービスの方が良いと思います。
(追記)自宅で利用する場合、ホットスポットのエリアでない場合は、パラボラアンテナを設置して信号を受信するようにするみたいです。新規に設置する場合は、たしか50,000MK(28,500円)かかると言っていました。
このほか、2010/12/15から、Skyband EVOという3Gサービスを利用したインターネットサービスもあります。データ従量制のサービスで、他社と同様に通信プランによって異なりますが、4GBのプランで 135ドルとなっています。これは、1MBあたり5.44MK(2.7円)で、TNMやAirtelが1.95MK/MBですので、通信料金は実に2.8倍にもなり、お勧めできません。
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(2011/03/22 更新、2011/09/22更新)
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カテゴリ: Globe
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作成日:2011年09月24日(土)18:46
Globeのログイン画面です。インターネットにアクセスしたときに表示されます。ユーザ名、パスワードを入力するとインターネットが利用出来るようになります。下記の例では、「KB bank was exceeded」と表示されていますが、これは、上限転送量まで使い切ったことのメッセージです。
Globeは、モデムとパソコンはストレートLANケーブルで接続します。
(2011/09/24)
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カテゴリ: Globe
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作成日:2011年09月23日(金)02:47
インターネットサービスプロバイダで、無線インターネットおよび無線Wifiアクセスポイントをブランタイア、リロングウェなどの都市部で提供しています。他社よりやや動きが早く3GネットワークからSCDMA方式の4Gネットワークに移行しています。128-256Kbps程度の回線速度です。他社よりやや先行して高速回線を提供していることもあり、都市部の在住の外国人や富裕層に人気があります。Skype は実用レベルにあり、動画付きでもある程度通信出来ますが、データ転送量の問題もあるので、音声のみであれば通常は問題ありません。
Globeのインターネットを利用するには、無線Wifiアクセスポイント (GlobeWifi) を利用する方法と無線インターネットモデム(GlobeMAX)を利用する方法があります。自宅や職場で利用する場合は通常は、無線インターネットモデムを利用する方法になります。
据え置き型の通信モデムが必要で、Globe社で購入後、利用状況に合わせてバウチャーを購入することによりインターネットが出来るようになります。通信モデムは、2010/06購入時には、105.782ドル(16,608MK)でした。電波が弱い場合は、外部アンテナ(34.95ドル)をオプションで購入することが出来ます。モデムの在庫は少ないようなので、品切れの場合は数週間待たされることがあります。
通信モデムによるGlobeMAXは有効期間とデータ転送量上限があり、利用状況に合わせて通信プランを選択することになります。上限データ転送量は他社の状況を見ながら引き上げているようで、上限データ転送量を引き上げることにより実質的な値下げをしているようです。私の知る限り、2009年9月に上限転送量を1.5倍にし、2010年10月にさらに2.0倍にしています。これにより、約1年で料金は同じですが上限転送量は3倍になったことになります。
インターネットを利用するには、モデムを購入後、下記の料金プランから利用形態に合ったプランを選択し、バウチャーをGlobeの店頭で購入することになります。購入後、インターネットにアクセスしようとすると、ユーザIDとパスワードをインターネットアクセスに先立ち聞かれるので、バウチャーに書かれているユーザIDとパスワードを入力すると利用出来るようになります。通信ソフトウェアのインストールは不要です。
Globeは、リロングウェの場合、シティセンターのナショナルバンクの道路の反対側にあるADLハウスというビルの1階、フードワース裏手の建物の1階に店舗があります。ここでモデムやバウチャーが購入出来ます。また、GlobeMAX のサービス提供エリアには、GlobeMAX の看板が道路にあると思います。道路にあれば、サービスカバー範囲です。
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? | 通信料金 | 上限転送量 | 有効期間 |
ベーシック | 40ドル(3,400円) | 1.2GB | 30日 |
? | 75ドル(6,375円) | 2GB | 30日 |
ナイトプラン | 80ドル(6,800円) | 18:00-06:00無制限 | 30日 |
ブロンズ | 120ドル(10,200円) | 6GB | 90日 |
? | 225ドル(19,125円) | 12GB | 90日 |
? | 300ドル(25,500円) | 18GB | 90日 |
シルバー | 450ドル(38,250円) | 25GB | 90日 |
ゴールド | 600ドル(51,000円) | 30GB | 90日 |
(2011/09/22更新)
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カテゴリ: MTL
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作成日:2010年12月16日(木)18:14
マラウイ電気通信会社 (Malawi Telecommunications Limited ? MTL) は、2000年に民営化することが政府によって決定され2005年に民営化されている電話会社です。現在 (2011) は、テレコムホールディング会社 (Telecom Holding Limited) が80%、政府が20%保有しています。マラウイの固定電話については、このMTLが行なっており、携帯電話やインターネットサービス事業も行なっています。日本のNTTのような位置づけの会社です。
このMTLがLibertyNETというサービス名でCDMA方式の無線インターネットサービスを展開しています。回線速度は、64-128Kbps程度(この速度だとSkypeが音声のみでも少し厳しい)ですが、他のインターネットプロバイダが、通信データ量の上限設定あるいは従量制であるのに対して、月極無制限となっている点、サービスエリアが全国規模で広い点がメリットです。
インターネット接続するには、MTLショップで、ドングル(dongle)を呼んでいるUSBタイプの通信機器を購入する必要があります。このドングルは値段が高く27,000MK(約15,200円)もします。 このドングルは、以前は 27,000MKと高額だったのですが、競合するプロバイダ (Airtel, TNM) がドングルの価格を大幅に下げたこともあり、2011/01/21のプロモーションから5,000MK(2,850円)で販売されるようになったようです。ただし、ハイスピードプランが標準としようとしているようで、最初のサブスクリプションは、19,000MK(10,830円)に買わないといけないそうです。その後は、以下のような従来のサブスクリプションが選べるようです。
また、通信機器の在庫はほとんど置いていないため、タイミングが悪いと数週間から数ヶ月待たされる可能性があります。このドングルの中に通信ソフトをが入っており、このソフトウェアをパソコンにインストールし、別途バウチャーを購入し、それに書かれているユーザIDとパスワードを入力するとインターネット接続できるようになります。リロングウェ市内だとクロスロードのセブンイレブンというスーパー裏手にあるMTLショップでドングルとバウチャーが購入出来ます。
バウチャーは、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月とあり、長期プランの方が割安となっています。その他、終日、午後、夜間と時間帯によるプランもあり、予算や利用形態に合わせてプランを選択することが可能です。個人的には利便性を考えて、終日プランで、とりあえず1ヶ月を購入し、問題がなければ6ヶ月、24時間を購入することをお勧めします。
| All day Surfer 24時間 | Afternoon Surfer 15:30-18:30 | Night Surfer 21:00-07:00 |
1ヶ月 | 13,000MK(6,500円) | 5,000MK(2,500円) | 7,000MK(3,500円) |
3ヶ月 | 33,000MK(16,500円) | 12,000MK(6,000円) | 18,000MK(9,000円) |
6ヶ月 | 57,000MK(28,500円) | 18,000MK(9,000円) | 30,000MK(15,000円) |
ブランタイア地区では、上記のほか、ハイスピードプランというのもあるそうで、これは回線を束ねて倍速にしているようで、速度は約2倍になるみたいです。この速度だと、スカイプも実用的に利用出来ます。料金も高く、1ヶ月19,000MK(10,697円)となります。
ブランタイア地区で先行してサービスを展開していたハイスピードプランがリロングウェなどでもサービスを開始したようです。(たぶん、2010/12から)速度は約2倍となり、この速度だとスカイプも実用的などですが、料金は、1カ月19,000MK(9,500円)となります。(訂正:リロングウェでもハイスピードサービスを開始したと思ったのですが、2011/06に購入に行ったら、そのサービスは提供していない、と言われました。)
私は複数のプロバイダ(MTL, Airtel, TNM, Globeなど)を利用していますが、電波は一番安定しています。しかし、日中の時間帯に接続が有効なものの、突然インターネットアクセスが出来なくなったり、日本へのアクセスが出来なくなったりすることはあります。そのほか、ドングルは常に品薄です。在庫があったときには迷わず購入されることをお勧めします。
(2011/03/22更新, 2011/09/21更新)
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カテゴリ: Airtel
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作成日:2011年09月24日(土)17:10
Airtelの通信プランの選択は、Airtelのウェブサイトなどには575またはALLにバンドルコードをSMSで送信すると出来るように書いてあるので、通信ソフトウェアからSMSを送信してみたのですが、私が試した範囲ではうまく行きませんでした。なので、通信プランを選択するには、少々面倒なのですが、以下の手順を行うと可能です。
- USB通信機器からSIMカードを取り出す
- 携帯電話にそのSIMカードを装着し、
- バンドルコードを*301*バンドルID#でダイアルします.
例えば、デイリーの 20MB、1日有効の80MKのプランを選択する場合は、バンドルIDが1なので、*301*1# とダイアルすると料金プランを選択することが出来ます。面倒でも料金プランを選択した方がかなり安くなります。料金プランを選択しないと1MBあたり10MKですが、デイリープランを選択すると、1MBあたり4MKですみます。Airtel Lite(1GB、30日間)の場合は、1MBあたり2.5MKになります。
バンドル名 | 上限転送量 | 有効期間 | MK | バンドルID |
なし | 1MB | - | 10 | ? |
Daily | 20MB | 1日 | 80 | 1 |
Weekly | 200MB | 7日 | 700 | 2 |
Starter | 500MB | 30日 | 1600 | 3 |
Lite | 1GB | 30日 | 2560 | 4 |
Plus | 5GB | 30日 | 10,000 | 5 |
Max | 10GB | 30日 | 12,000 | 6 |
くれぐれも高い料金プランを選択する前に利用環境での電波状況等を確認した方が良いと思います。安定して利用できるのを確認してから、高い料金プランは選択しましょう。また、上限転送量に達すると気づかないと、バンドルなしの1MBあたり10MBの料金が適用されてしまいます。あまりたくさんチャージしておかない方がいいと思います。
(2011/09/24、09/26)
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カテゴリ: Airtel
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作成日:2011年09月24日(土)16:50
Airtelの通信ソフトウェア画面の Prepaid Rechargeから、プリペイドカードのスクラッチを削って出てくるリチャージコードのみを入力するとチャージ出来ます。以下は、Zainの画面ですが、Airtelの通信ソフトウェアと同じです。
(2001/09/24)
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カテゴリ: Airtel
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作成日:2011年09月23日(金)02:14
エアテル(旧Zain)は、マラウイの携帯電話の75%をシェアしているマラウイの携帯電話のリーディングカンパニーです。もともとは、1999年10月にCeltel-itという会社名で事業を行なっており、2005年4月に中東初の携帯電話会社として1983年にクウェートで設立された CELTEL International に買収されました。2007年9月に「Zain」というブランド名を立ち上げ、マラウイにおいても2008年に社名が変更され、Zain Malawとなり、Zain(ゼイン)というブランド名で広く親しまれてきました。Zainは中東とアフリカで事業をしており、アフリカは17カ国で展開していましたが、2010年6月にインドのバールティー・エアテル(Bharti Airtel)にアフリカ事業のほとんどを売却し、アフリカに展開している17カ国のうち15カ国がエアテルになりました。マラウイにおいては、2010年11月23日よりエアテルとして事業を行なっています。
おそらく2009年末に携帯電話の3G通信のライセンスが認可され、2010年夏ぐらいから3Gによる無線インターネットサービスを開始しています。それまでは、MTLなどと同様のCDMA方式による無線インターネットサービスを提供していました。エアテルの場合もUSB通信ユニットを購入し、その通信ユニットの中に入っている通信ソフトをパソコンにインストールし、携帯電話と同じプリペイドカードを購入してチャージすると利用出来るようになります。USB通信ユニットは、2010/04頃はMTLと同じ27,000MK(15,201円)だったのですが、3Gサービスの開始に伴い、8,000MKという今までと比べると格安のUSB通信ユニットが利用できるようになりました。2011/09からだと思いますが、6,500MKにさらに値下げし、TNMの同じ価格になっています。
料金体系は、特に設定しない場合は、通信データ量による従量制プランとなります。通信プラン(バンドルと呼んている)を設定すると30日間で上限転送量5GBといった上限データ転送量に応じた料金プランを選択することも可能で、このプランを利用すると、かなり割安になります。
エアテルやTNMなどの場合、電波状況が場所によって異なるので利用場所での電波状況を確認してから購入すると良いと思います。
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バンドル名 | 上限転送量 | 有効期間 | 料金 |
? | 1kb | - | 0.01MK |
Daily | 20MB | 1日 | 80MK(40円) |
Weekly | 200MB | 7日 | 700MK(350円) |
Starter | 500MB | 30日 | 1,600MK(800円) |
Lite | 1GB | 30日 | 2,560MK(1,280円) |
Plus | 5GB | 30日 | 10,000MK(5,000円) |
Max | 10GB | 30日 | 12,000MK(6,000円) |
(2011/09/22更新)