高電圧に注意

 10/4にマラウイ電力公社が、発電設備の更改に伴い、供給電力を10%削減から、さらに20%削減にするというアナウンスがあったので、停電が頻発するかと思ったのですが、今月は、自宅、職場ともほとんど停電はしていません。ただ、職場ではなったことがないのですが、自宅では、電力の切り替えが行われていると思われるタイミングで265V以上の高電圧となっています。以前から、自宅ではこの現象はあり、今までは数十秒で復旧していたのですが、最近は、数分間、高電圧状態が続いています。

 これは電子機器にとっては非常にストレスがかかっている状況で、故障する原因となります。マラウイの場合、暑さや埃などによる故障より、激しい電圧変動により電源アダプタが破損するケースが散見します。特にコンピュータの電源アダプタです。停電の復旧時だけでなく、停電になっていなくても、電圧変動があるので注意が必要です。我が家の場合、夕方6時前後、夜10時前後に高電圧になることが多いです。照明などの明るさが変わるので注意していると気づきます。

 電圧変動を回避するためには、一般的には、スタビライザーと呼ばれる電圧安定化装置を通して、さらに100-110Vに変圧するのが一番良いのですが、スタビライザーは重い上に高額(少なくて100ドル以上)します。もしくは、無停電電源装置(UPS)を入れたりします。UPSの中にも電圧安定化装置が内蔵されているものがあります。UPSも高いですし、バッテリー機能があるので重いです。

avs13 マラウイでは、もう少しリーズナブルでカジュアルな方法が一般的です。それは英国Sollatek社の電圧プロテクター(電圧保護スイッチ)を利用する方法です。電圧プロテクターは、電圧は安定化せずに、電圧が一定以上、一定以下になると切断するようになっています。具体的には、265V以上、185V以下になると切断され、電圧が復旧すると一定時間(15-180秒)経過後に再度、電源が入る仕組みになっています。サージ電流やサージ電圧などに対応していて落雷対策にもなります。それでも変圧装置が入っていないため、大型のAVS13という13Aまで対応するタイプで500g、5Aまで対応するHivoltGuardというコンパクトタイプで250gと軽いので、持ち運びにも便利です。値段は、AVS13で10,000MK前後(約5,000円)、HivoltGuardが6,000MK前後(約3,000円)だと思います。南ア系ショップのゲームや、ショップライトの並びにあるLordsという電化店などで売っています。