アフリカの在留邦人数
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- 作成日:2011年10月31日(月)05:15
日本の外務省から海外在留邦人数統計の平成23年速報版というのが出ていて、2010年10月1日現在の統計データというのが公開されています。これによると、海外在留邦人数は、全世界で、114万人3,357人で、北米に38.74%, アジアに27.36%が在留しています。アフリカはさすがに少なくて、7,963人で全体の0.70%となっています。アフリカで在留邦人数が多い国はどこかと思ってみてみると、南アフリカが1,385人と最も多く、次いで、エジプト 1,079人、アルジェリア 698人となっています。マラウイは、173人でアフリカの国・地域の55カ国中13番目となっています。
- 南アフリカ 1,385
- エジプト 1,079
- アルジェリア 698
- ケニア 649
- ガーナ 352
- タンザニア 332
- モロッコ 323
- ウガンダ 275
- ザンビア 259
- セネガル 235
- エチオピア 209
- ブルキナファソ 178
- マラウイ 173
アフリカは、JICAボランティアが多いイメージがあるので、実際どれくらいか調べてみると、統計日時が若干違いますが、2010年8月31日現在のJICAボランティア国別派遣数のデータによると、アフリカ全体では、1,105人派遣されています。全世界では、3,380人なので、ちょうど3分の1がアフリカに派遣されていることになります。つまり、アフリカの在留邦人の13.9%、約8人に1人がJICAボランティアの方ということです。2010/08/31時点では、アフリカ20カ国にJICAボランティアが派遣されていて、マラウイは、79人でアフリカの中では6番目に多い国となっています。マラウイ在留邦人の46%、約2人に1人がJICAボランティアということになります。マラウイでは、JICAボランティアが日本人のイメージを作っているといっても過言ではないと思います。
2010/08/31現在のJICAボランティアの派遣数でアフリカの派遣上位10カ国は次のようになっています。()内は、在留邦人数に対するJICAボランティア数の割合です。(注:在留邦人数は2010/10/01現在、JICAボランティア派遣数は、2010/08/31現在なので、若干統計タイミングが異なります。)
- ウガンダ 121 (44%)
- ケニア 90 (14%)
- ガーナ 86 (24%)
- ニジェール 84 (88%)
- ブルキナファソ 84 (47%)
- マラウイ 79(46%)
- セネガル 78 (33%)
- ザンビア 76 (29%)
- タンザニア 71 (21%)
- ベナン 54 (53%)
注)ニジェール、ブルキナファソは政情不安により、今年に入り一時帰国、その後、ニジェールについては再派遣はせず、ブルキナファソについては、派遣規模を大幅に縮小(27人)して再派遣しているようです。ニジェールのJICAボランティアの割合が約9割だった、というのはちょっと驚きました。