ヘビーインターネットユーザーに最適なプランは?
- 詳細
- カテゴリ: ブログ
- 作成日:2012年02月05日(日)06:11
■ 最適プランを調べた理由
今までMTLの24時間無制限のプランを職場で、自宅では、Globeのインターネットを使っていました。MTLの方は、6ヶ月 57,000MKのプランを使っていました。1ヶ月あたり 9,500MKとなります。MTLのプランは1ヶ月だけだと13,000MKなので、6ヶ月で購入すると27%もディスカウントされるからです。ただ、本帰国が近づいてきたので、6ヶ月プランが使えず、先月1ヶ月のバウチャーを買ったのですが、17,000MKでした。MTLは、以前はハイスピードサービスと呼んでいたらしい3G携帯電話の通信方式のEVDO方式のインターネットを17,000MK/月、従来のCDMA方式を13,000MK/月としていたのですが、最近は、どうも関係なく17,000MKに値上げをしたような気がします。というのも、バウチャーを買ったら、13,000MKのにシールが貼られて17,000MKとなっており、自宅や職場で接続を試しても、EVDO方式では接続されませんでした。新聞にも価格は17,000MKでのみ広告を出しています。写真は、19000MKになっていますが、USB通信機器がなくて初期購入する場合の価格です。わかりにくいですね。
もともと首都リロングウェでは、EVDO方式のサービスはカバーしておらず、南部の商業都市のブランタイヤのみでの先行サービスだったので、現時点でもリロングウェではサービスしていない気がします。昨年(2011)の6月に6ヶ月バウチャーを買おうとしたときにハイスピードのサービスを使いたいといったのですが、提供していないと言われました。現在、そもそも6ヶ月プランのが買えるかどうか未確認です。
あとMTLですが、11月下旬頃からインターネット回線が非常に遅くなりました。一時復調したのですが、結局同じで、今も非常に遅いです。これは、遅いというより、正確には、日本など遠いところのウェブサイトにアクセスするときにデータが経由中にロストしているためのようです。ロストするとダウンロードしているときは再送が発生します。なので近隣の南アフリカのサイトへのアクセスなどは比較的早いです。南アのサイトはメジャーなダウンロードサイトのミラーサイトとなっていたりします。オープンソースのOSのLinuxやインターネットブラウザのFirefoxとかです。日本だとほとんどの場合日本国内にミラーサイトがあるので、あまり気にすることはないはずです。マラウイの場合、国内にミラーサイトがないので、近隣の南アが自動的に選択されることが多いです。
■ ヘビーユーザー向けのインターネットコストの比較
そんなわけで前置きが長くなったのですが、今月、MTLの次の1ヶ月のバウチャーの購入に躊躇し、あらためてインターネット料金を確認しました。ただ、以前と視点を変えています。私のようにインターネットをガンガンに使うヘビーユーザーの場合で調べました。メールやウェブアクセスを1日数時間するだけなら、大体月間転送量は3GB程度(100MB×30日)といったところですが、私のように終日利用して、データのダウンロードなども行うと、倍以上使うことになります。なので、各社料金プランでヘビーユーザー向けのプランをチェックしてみました。
結果は以下の通りです。1MKは約0.5円です。
ISP | MK/MB | 料金プラン(転送量、有効期間、MK) | ||
Globe | 3.2 | 30GB | 90日 | 99,258MK |
2.7 | 18GB | 90日 | 49,629MK | |
TNM | 2.0 | 3GB | 30日 | 6,000MK |
Airtel | 1.2 | 10GB | 30日 | 12,000MK |
2.0 | 5GB | 30日 | 10,000MK | |
BURCO | 1.6 | 30GB | 90日 | 49,000MK |
見てもらうとわかるのですが、AirtelのAirtel Maxと呼ばれている 10GBプランが 1MBあたり 1.2MK/MBと断トツに安くなっています。次があまりメジャーではありませんが、先月末に以前の価格の約1/4と大幅に値下げしたBURCOの料金プランが1.6MK/MBです。料金プランの設定は不思議です。Airtelは、5GBプランだとTNMと同じ2MK/MBですが、10,000MKから12,000MKに2割増しの高い料金を払うと転送量は5GBから10GBと2倍となり非常にお買い得になっています。Globeの料金プランも変で、18GBプランより、30GBプランの方が割高になるという信じがたい料金設定です。BURCOは、以前は8GBで49,000MKで、高すぎて話しになりませんでした。
というわけで、昨日、Airtelのプリペイドカードを12,000MK分(1,000MK×12枚)購入しました。ちなみに高額のプリペイドカードはAirtelのショップで買った方が無難です。街中だと高額のプリペイドカードは数枚しか持っていないことが多いですし、高額のお金のやりとりを路上でするのは危険です。私は、サンバード・リロングウェホテルの向かいのガソリンスタンド下にあるエアテルのカスタマーサービスで買いました。
■ プロバイダ、料金プランを選択する際の留意点
ちなみに以前から書いていますが、料金プランだけ見て、いきなり高額の通信プランを選択するのは危険です。まず、
- 基本的に自分の使いたいところ(職場や自宅など)で電波が入り通信が安定的に出来るかどうか、
- また、数日使って安定的に利用できるかどうか、
を確認し、問題がないことを確認した上で30日以上のプランを選択した方が良いと思います。というのも、以前は、私の場合、Airtelは職場ではよく電波が入ったのですが、自宅ではほとんど入らず使い物になりませんでした。また、昨年の11月にMTLより早い回線が使いたかったので、AirtelのAirtel Weekly という1週間 200MBで700MKのプランを購入したのですが、Airtelはちょうど購入タイミングから1ヶ月以上に渡って、国際回線が不調で回線速度が遅くて全く使い物にならず、結局700MKを捨てた感じになってしまいました。
■ ちなみにMTL回線ではどれくらい転送できるのか?
あと、参考までに24時間無制限のMTLですが、回線速度は通信状態などにより大きく変わりますが64-128Kbpsぐらいです。仮に64kbpsで30日間終日ずっと接続してダウンロードをしていたとすると、ざっくり約20GBぐらいダウンロード出来る計算になります。実際に24時間終日ということは現実的ではありません。MTLの通信ソフトウェアはデータ転送量の統計情報を保存しているので見てみると、私の場合、大体月間転送量は3-6GBぐらいで、もっとも多かった月で9GBでした。9GBのときは、終日、バックグラウンドで動画やソフトウェア(iPadやLinuxのイメージファイルなど)などをダウンロードしていました。なので、Airtelなどの場合 3G回線で 128-384Kbpsぐらいと速度が速いので、より多くのデータのダウンロードできますが、ヘビーユーザでも大体6GBぐらいで足ります。実際に、日本でインターネットプロバイダ関係者がインタビューに応えている記事を読んだとき、概ね90%以上のユーザは月間転送量は6GB以内だと言っていたように記憶しています。
■ まとめ
まぁ、有効期間があるので、自分のインターネット利用形態に合わせて選択するしかないのですが、インターネットのヘビーユーザーでYoutubeなどの動画をよく見たり、Skypeなどをよく行うのであれば、Airtelの10GBプラン(Airtel Max)はお勧めだと思います。ただ、突然、電波が入らなくて利用出来ない、回線速度が非常に遅いなどのリスクは常にあるのでお忘れなく。あと、Airtelの場合、通信料金プランを一時的に停止させることが出来ます。*302#で一時停止、 *303#で再開です。ただし、一時停止は回数に制限があるようで2,3回のみのようです。