遅い景気回復でマラウイのお茶収益が打撃

 リーマンショック以降の遅い景気回復の影響で、マラウイのムランジェのお茶の収益が昨年の8月までの累計と比較すると今年度は、35%もダウンしているとのことです。

 昨年の8月までの収益は1,940万ドルだったのに対して、今年は1,250万ドルになっています。昨年の8月のお茶の売上高は67万6,900キロだったのに対して、今年は59万500キロと12.8%のダウン、昨年8月のキロあたりの平均価格が1.77ドルだったのが、今年は1.54ドルと下落しています。

 このため、収益は、昨年の8月までの累計が120万ドルだったのに対して、今年は90万8,900ドルと大きくダウンする結果となっています。

お茶は、マラウイでは、タバコ、ウラン、砂糖と並んで貴重な外貨獲得源となっています。特にタバコの世界的市場が縮小する傾向にある中、お茶は貴重です。マラウイはお茶の耕作面積は、19,800ヘクタール、収穫高は45,000トンでアフリカではケニアに次いで2番目となっているとのことです。