ZainからAirtelへ、エアテルが正式にスタート

IMG_3097 23日(火)にマラウイの首都リロングウェのクロスロードホテルで式典が開かれ、ZainからAirtelへ正式に移行し、Airtelが正式にスタートしています。バールティー・エアテル(Bharti Airtel)は、インドの電気通信事業者で、世界で5本の指に入る携帯電話会社です。エアテルは、クウェートを拠点とし中東とアフリカに展開していたZainに、アフリカ地域の事業についての買収を提案し、2010/06/08までにアフリカ15カ国での107億ドル(約9,095億円)と携帯電話会社としては過去最大となる買収が実施されました。

 マラウイにおいては、2010/06/22に、AirtelがZainマラウイを買収することを発表しており、マラウイ政府と覚書を取り交わしています。この際、Airtelは、マラウイ政府に通信料金の値下げ、通信エリアの拡大を実施するため、3年以内に1億ドル(約85億円)の投資をするとしています。

 Zain(旧MTC) は、1983年に中東初の携帯電話会社としてクウェートで設立された会社で、2005年4月に CELTEL Internationalを買収して中東とアフリカで最大の携帯電話会社となりました。2007年9月8日にMTCグループは、ブランド名を「Zain」に変更してグループを代表とするブランドとなりました。2008年にZainは、アフリカ全体の事業ブランドをCeltelからZainに変更しています。
 Zainマラウイは、以前は、Celtel-itとして、1999年10月から事業を行なっており、2008年に社名変更して Zain Malawiとなっています。したがって、今回わずか2年で再びブランド名が変更されたことになります。

 リロングウェ市内の看板や新聞広告は、23日の正式スタートを受けて、翌日の24日(水)から一斉にAirtelに切り替わっています。Zainのブランドカラーが紫でしたが、Airtelは赤のようで、赤を基調とした看板や広告がいたるところに見られるようになりました。

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Zainアフリカは、Airtelに売却した結果、17カ国からスーダン、モロッコのみとなりました。airtelは以下のアフリカ15カ国で業務を開始しています。

  • ケニア
  • ガーナ
  • シエラレオネ共和国
  • タンザニア
  • ザンビア
  • ウガンダ
  • マラウイ
  • コンゴ民主共和国
  • ニジェール
  • ブルキナファソ
  • ガボン
  • チャド
  • コンゴ共和国
  • マダガスカル
  • セイシェル諸島