ゾンバで学問の自由を求めるデモ行進実施へ

 マラウイ大学チャンセラー校で、今年2月にチャンセラー校の講師が学生に対して、チュニジアやエジプトの集団デモについての論議を行った後、警察査察官に事情聴取の招集を受け、クラス内にスパイがおり、学問の自由が侵害されたとして、2月12日から授業をボイコットする騒動に発展した問題について、「学問の自由」の闘争の100日間の争いの節目として、ゾンバでデモ行進を実施しようとしたところ、ゾンバ市当局から阻止されていたのですが、北部のムズズ裁判所は、デモ行進を許可する裁定を下したようで、今日、デモ行進が実施される見込みです。

 当初は、警察ー講師の対立で講師側は警察に謝罪を求めていましたが謝罪せず、ムタリカ大統領、ピータームタリカ教育大臣ともに警察を支持した形になっています。また、大学理事会も講師陣を解雇処分にし、4月からマラウイ大学チャンセラー校、ポリテクニック校を強制的に閉鎖するなどしており、泥沼化し、舞台は法廷に進んでいます。海外の教育関係者も今回の最高高等教育機関の閉鎖に対して、強い懸念を表しており、ムタリカ大統領に早期解決と大学の再開の請願書を送っていることが報道されていました。