7月20日に大規模な抗議デモ行進

IMG_4757 7月20日に、ガバナンス問題や燃料不足、外貨不足について、政府の積極的な解決を促すために政府に対して全国規模で大規模な抗議デモ行進を行うようです。今日のネーション紙には、紙面1面を使って、「National Peaceful Demonstrations on the 20th July, 2011」のアナウンスをしています。

 アナウンスでは、国民に7月20日のデモへの参加を呼びかけているほか、

  • 赤い服の着用
  • デモに参加出来ない場合、幹部や高官の場合は使用人や庭師の解放の呼びかけ
  • デモに参加出来ない場合、ホイッスルや車のクラクション、ドラムなどを鳴らしての意思表示
  • 静かな抗議行動として、MBCテレビやMBCラジオの視聴拒否

などを呼びかけています。

 ジョイス・バンダ副大統領は抗議デモ行進実施に対しての声明を発表し、国民のデモ行進実施に対して理解を示し、平和的に友好的にデモが実施され、政府と建設的で積極的な対話が実現されることを求めています。

 副大統領は、先週デモ行進を大統領に許可するように進言していたのですが、7/13付のプレスリリースで同日に(デモ参加を阻止するため)大統領が現在の国内問題についての公開演説(Public Lecture)を新国会議事堂で行うとしており、デモを行う理由がないとして、認めていないようです。このため、副大統領は不測の事態も想定して、国民に平和的なデモを強く呼びかけたのだと思います。

 マラウイの人は興奮しやすいのでちょっと心配です。赤い服は着用を避けた方が無難でしょうね。もう一つ気になるのが8月17日にさらなる大規模なデモを計画しているようです。詳細は未確認なのですが・・・