マラウイ:明日予定されていた全国規模の反政府デモは延期へ

 ゾディアックやマラウイボイスによると、人権団体らが主催し明日予定されていた全国規模の反政府デモは、昨夜、国連チーム、警察と人権団体らと臨時の会合を開催し、不必要な犠牲者が増えることは望んでおらず、対話の機会が与えられることを望んでいるとし、今朝、リロングウェで記者会見を開き、デモの延期を発表したとのことです。

今日は、職場が停電したこともあり、私が知ったのも午前10時前です。職場の同僚とインターネットで知りました。情報を知らない人も多いので、なお混乱が予想されます。今朝の新聞でも野党がデモを支持するという記事がありましたし、英国在住のマラウイ人も英国のマラウイ大使館前で座り込みのデモをするなどの情報、軍が議事堂周辺に配備されたなど、緊張が高まっていた中での直前のキャンセルとなっています。

(追記1)国連が調停に入っているようで、午前11時から先月の嘆願書をベースにしての対話の進め方について、まとめるようです。ブランタイアでは、教会で予定されていた祈祷は予定通り行われているとのことです。

(追記2) 「中止」なのか「延期」なのか情報が錯綜していたようです。ゾディアック、マラウイボイスともに、当初、「中止」と報じてましたが、「延期」に訂正しています。

(追記3)人権団体の中でも、今回の「延期」については意見が割れているようで一部の強行派は、ブランタイアで予定通りデモを行おうとしているという情報もあり、もう少し状況を注視する必要がありそうです。

(追記4) 今回のデモについては、高等裁判所から中止を求める仮処分命令が出ていたようです。