マラウイ副大統領の人民党が活動開始

 マラウイ副大統領の立ち上げた人民党が、土曜日より政治活動を開始したようです。

 副大統領のジョイスバンダ女史ですが、大統領との関係が悪く、昨年の12月に与党である民主進歩党から除名されています。4月に新党を立ち上げる手続きをしましたが、6月に一度、名称に問題がある(おそらく政府側による新党立ち上げを阻止する意図)として、認可が保留にされましたが、裁判所が7月29日に党を認可するように命令を下して、正式発足しています。7月20日の反政府デモの際には、デモに先立ち異例の声明を発表しデモを支持する立場を表明したことから、政府側との対立がより鮮明となっていました。今回、(日の出の)旧国旗を掲げ、マラウイの本当の状態であるとしています。新国旗は大統領、与党が野党の反対を押し切って強引に採択したものです。高潔なイメージがあるジョイスバンダ女史は国民にも人気が高いようで、2014年の大統領選挙で、現大統領の弟であるピータームタリカ教育大臣と並んで有力候補となっているようです。