政府と市民団体らの話し合いは物別れに

 国連の調停により、8月17日に予定されていた反政府デモは直前に延期され、政府連絡グループと市民団体との話し合いが行われていましたが、進展が見られず降着状態が続き行き詰っているようで、事態の打開を図るために、話し合いを中断したようです。ネーション紙によると、NGO協議会は国連開発計画に9/12付で文書で連絡したとしています。

 1ヶ月の猶予だったので、デッドラインは9/16であると見られます。9/21に全国規模のデモを実施するか否かも含め、現時点では明らかになっていません。とはいうものの、9/21のデモ実施に対しては平和と安全に対する対策が講じられていないとのことで、裁判所は禁止命令を出しています。市民団体らも、これに対して、デモを認めないのは違憲だとして法的な対抗策を検討しているようで、こうした状況を鑑みながら来週にデモを実施するか否かを決定するものと見られます。”合法的”に実施できない場合は、政府側は武力鎮圧に再び出る可能性があります。

 ただ、今日のネーション紙の社説にも書かれていますが、”ボール”は大統領側にまだある状態です。平和的、建設的に問題解決されると信じています。