ポリテクニック学生の変死、ドナーは憂慮、大統領、捜査を指示

 先月の9月24日に、マラウイの南部の商業都市ブランタイヤのポリテクニック校の機械科の4年生の学生(25)がキャンパス内で死亡した事件について、欧州連合は木曜日に政治的な関連性のある事件として憂慮する声明を発表しています。また、大統領はBBCの番組インタビューに応えて、1-2日間以内にポリテクニック校の学生の変死についての原因究明のための調査を行うとしています。

 この学生は、反政府活動をしていたとして、警察から指名手配を受けていました。警察は遺書が見つかったとして自殺としていました。遺族や関係者は、自殺は考えられないとしていました。マラウイでは、7月20日の全国規模の反政府デモの前後から、政治的な関連性が見られると思われる事件が多発しています。7月20日のデモ直前には、民間ラジオ局のZODIAKの車両が2台破壊されています。7月のデモ後には野党がオーナーのAXAバスへの火炎瓶による放火、そして、9月に予定されていたデモ前には、反政府指導者の家、事務所に火炎瓶が投げ込まれる事件が2件発生しています。その他にもオープンマーケットの不審火災などがあります。