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リロングウェ:サンクチュアリ周辺で連続路上強盗事件

リロングウェ中心部の自然保護区であるサンクチュアリの西端に位置する Lingadzi Innのホテル付近の路上で強盗に襲われる事件が今週2件立て続けに起きています。1件めは今週の火曜日にウガンダ人の個人指導教員が襲われ、50万クワチャ(約25万円)とラップトップコンピュータが奪われたとのことです。2件めは、今週の水曜日にエリア25のリロングウェ教員養成学校の男子学生2人がミニバスでオールドタウンからエリア25に移動中に強盗の一人に下車するように誘導されて(500MKの札束が落ちているように見せかけたらしい。)降りたところ、茂みの中から一味が蛮刀(大ナタ)を振りかざして現れ、所持金の2万3,000クワチャ(約1万1500円)を奪われたとのことです。学生のうち一人は、腕を切られたとのことです。

 なお、犯人は3人いるようでそのうちの2人(18歳、24歳)を警察が逮捕した模様です。

20120127_Lingadzi_Inn

 時間帯などの詳細については報じられていないのでわかりませんが、ミニバスが運行している時間帯なので白昼の犯行ではないかと推測されます。サンクチュアリ周辺では茂みから強盗団が現れ、襲われるという事件が日本人を含めた外国人にも過去に発生しているということで、日本の外務省も注意を呼びかけています。リロングウェの中心部のはずですが、朝夕の出勤、帰宅の時間帯以外は、首都とは思えないほど閑散としています。特にサンクチュアリ周辺は建物がないこともあり、人気がありません。複数いれば安心と思うかもしれませんが、マラウイの場合、強盗団は必ず蛮刀(大ナタ)を振りかざしているため、複数でもリスクは変わりません。最近、明らかに治安は悪化傾向にあります。また、不用意に不審なものがあった場合には近づかない方がいいでしょう。