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司法職員のストはすでに3週間、政府は拒否
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- 作成日:2012年01月29日(日)14:28
1/9からの司法職員のストはすでに3週間となっていますが、未だ解決の目処がたっていないようです。司法職員は、2006年、2009年にそれぞれ賃上げアップが国会で認められているにも関わらず、実際には支給されていないとして、賃上げを要求してストライキを今年に入ってから行なっています。これに対して、ケン・リペンガ財務大臣は、政府に支払う余裕がないとして要求に応じない意向です。
この司法ストの影響で、裁判所が完全に麻痺しており、裁判が進まないため留置場は満杯となっているようです。このため、警察は、軽犯罪者は釈放するなどの措置をとるなどして対応しているようです。
司法職員は2/9までに返事を要求しているようです。つまり、少なくとも2/9まではこのままストが続く見込みです。
マラウイは、昨年のドナーの援助凍結やタバコの売上下落などにより、超緊縮財政を余儀なくされています。マラウイの公務員は17万人いるようですが、財源の確保が出来ない中、今までの公務員給与を支払うことも厳しい中での給与アップはどう考えても現実的ではありません。
マラウイは、個人主義で権利意識だけ非常に強いという印象です。昨年は最終的には見送られましたが国会議員の給与を3倍にするという法案が通りそうで国民から大きな反発がありました。なかなか国全体を良くして自分たちに還元しようという発想がなく、国全体の発展にブレーキがかかっています。なんとなく自滅しているように見えます。