クティ地域共同体野生生物公園(その1)
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- カテゴリ: ブログ
- 作成日:2011年09月12日(月)20:54
クティ地域共同体野生生物公園は、マラウイの首都リロングウェから車で約1時間半のマラウイ湖畔に近いサリマにある公園です。リロングウェ方面からは、サリマ市内とコタコタ方面に左折する交差点をセンガベイ方面にそのまま2キロほど直進すると公園入口の看板が左手にあります。ここを左折して約5キロほど未舗装道路を車で走ると公園ゲートに到着します。リロングウェ市内からのアクセスも良いので専用車があれば気軽に行けるところです。
クティ地域共同体野生生物公園(Kuti Community Wildlife Park)は、1990年後半にマラウイ野生生物生産者・狩猟者協会(WPHAM ? Wildlife Producers and Hunters Assocaition of Malawi)のメンバーが政府の保有する牛の大牧場に野生生物を持ち込み、一般の人に見学させたのが始まりとされています。現在は、3,000ヘクタールの牧場(東京ドーム639個分の面積)で保護と環境教育を行なっているとのことです。牧場といっても、実際には林、草原、湿原が広がっています。
現在、この公園の管理・運営には、11の村、約3,000人が関わっており、入園料の50%が地域共同体に支払われているとのことです。
この公園内には、他の場所からキリン、シマウマ、ニャラ、サーベル、インパラ、イボイノシシ、ダチョウが運び込まれているほか、クーズー、ダイカー、ブッシュバック、ジェネットキャット、ハクビシン、カワイノシシや多数の野鳥などが野生に生息しているとのことです。ラクダは、2009年5月にラクダに乗ってサファリを楽しむラクダサファリとして5頭運び込まれたとのことですが、ラクダにとってストレスのため、現在は中止されているとのことです。ガイドの話によると、キリンは2頭いますが、ジンバブエから運び込まれたとのことでした。ラクダやシマウマは発見しやすい動物ですが、残念ながら、先日訪れたときはどこかで休息していたようで見かけませんでした。
公園内には宿泊施設もあるので、宿泊することも可能です。公園内は車でゲームドライブを楽しむことができます。ぐるっと一回りすると約20キロぐらい走行し、時間的には約2時間ぐらいです。数が多いわけではありませんが、運も味方して結構いろいろな動物が見られました。
ブッシュバックです。
グレー・ダイカーです。
グレーター・クーズー(クドゥー)のオスです。