マラウイ、英国高等弁務官に国外退去を命令
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- カテゴリ: 2011
- 作成日:2011年04月19日(火)09:28
マラウイ外務省は、18日(月)の午後に英国高等弁務官(大使に相当)をマラウイ外務省に呼び出し、72時間以内の国外退去を命じたとのことです。これは、英国高等弁務官事務所(大使館に相当)から英国本国に向けた公電を、英国高等弁務官が現地英字新聞「ウィークエンド・ネーション」のインタービューの中で引用し、「(マラウイ大統領が)より独裁的であり、批判に対して不寛容である。」と言ったことを不服としての措置のようです。
非常にまずいですね。国家予算の4割を外国のドナーに頼っているマラウイですが、トップドナーは旧植民地ということもあり、英国です。2007年のデータだと、英国、米国、ノルウェー、日本、ドイツの順です。昨年も大統領が専用ジェット機を購入し、英国が怒って援助額を減額しましたが、今回はどうなるのでしょうか? 記事を読んだ後調べて理解したのですが、マラウイは英国連邦という旧植民地などが加盟するグループに属しており、こうした国では大使館ではなく高等弁務官事務所、大使に相当するのが高等弁務官になり、国代表となるようです。