マラウイ大学、一時休校を強く要求

 学問の自由を求めて授業ボイコットした講師とマラウイ大学理事会が対立して、大学が4月より無期限の休校を学生と教職員に伝えて、法廷論争になっている問題ですが、裁判所の休校は無効との処分が下っていますが、大学がそれに異議を唱えていて、再度、一時休校を強く要求しているようです。

 という状況なので、まだマラウイ大学のチャンセラー校とポリテクニック校は正常化していないということなんですね。
 マラウイ大学の問題は海外の大学機関も注視しており、マラウイの高等教育の危機であるとして、調停に入ろうとしています。この問題が根が深いようで、ビング・ワ・ムタリカ大統領と弟のピータームタリカ教育大臣も絡んでおり、次の大統領選がある2014年に弟のピータームタリカ教育大臣が出馬するのではと目されていることも関係しているようです。野党側は、この大学問題の責任をとって教育大臣の辞任なども要求しています。