マラウイ大学チャンセラー校、ポリテクニック校は7月4日再開か?

 「学問の自由」を求めて、講師が政府、警察、大学理事会と対立し、2月16日から授業ボイコットをし、4月に理事会が講師の解雇、マラウイ大学チャンセラー校、ポリテクニック校の無期限の閉鎖をしています。また、土曜日に大統領が会合を招集しましたが、実施に至りませんでした。しかしながら、日曜日に大統領が、関係各位に問題解決を促し、7月4日に大学を再開するように要請する声明を出したようです。具体的には次の4点です。

  • 2011/07/04に大学を再開するように関係各位が同意すること。
  • 大学スタッフに対して、学問の自由はマラウイの法によって例外なく保障されること。
  • マラウイ大学の教職員と学生の安全が、マラウイ警察の最高司令官の裁量で保障されること。
  • マラウイ大学のマネジメントとの相違が生じるときは対話が正しい選択であるということ。

 講師側の要求する謝罪はないようですが、膠着状態が続いていますので、これに機に決着することを期待しています。結局困るのは学生なので・・・ その鍵は大学理事会が握っているように思います。大学理事会が、すでに法廷で敗訴(仮処分)している講師の解雇、学校の閉鎖について、公式に撤回する必要があります。