厄介なマラウイの魔女問題

 新聞の見出しをチラリと見ただけで読んでいなかったのですが、孫が夜中に鼻血を出したことが凶兆であるとし、両親が、祖母が孫に呪いをかけたと信じて警察に通報して祖母は逮捕、罰金33ドルが払えず刑務所に収監され、人権団体が代わりに罰金を払って釈放した話がAFPニュースで紹介され、ツイッターなどで話題になっているようです。

 この記事のほかにも、子供が突然死したのを親族が祖母が魔法をかけて殺したためだとして通報し祖母が有罪となり、3年間服役した話などもあります。警察の言い分も無茶苦茶で暴徒化した人たちから魔女扱いされた人を守るためだと言っているようです。

 都心部にいるとわからないのですが、農村部に行くと、呪術師や呪術医が活躍しているようです。マラウイで生活していて怖いと思ったのは子供やお年寄りでも容赦なくやっつけようとすること。もちろん、そうじゃないケースも見受けますが、ベースは弱肉強食社会です。子供やお年寄りを大切にする東南アジアなどとは全く違います。