マラウイ準備銀行総裁、タバコ市場を憂慮
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- カテゴリ: 2011
- 作成日:2011年08月13日(土)17:08
火曜日にマラウイ準備銀行総裁が、記者会見でタバコ市場について「非常に期待はずれで憂慮している。」とコメントしています。今年のタバコ市場はシーズンの約半分が終わったとのことですが、7/29時点で昨シーズンの売上高が、3億3400万ドルだったのに対して、今シーズンは1億1800万ドル(約95億円)と前年度のわずか35%にとどまっています。マラウイの外貨収入の約6割がタバコによる収入ですので、外貨不足は非常に深刻です。クワチャはドルに対して今週の月曜日に10%切り下げ、輸出をアシストしているのですが、難しい状況は変わりません。マラウイ財務省は、6月の政府予算書2011/12の中で今シーズンのタバコの売上についてタバコ市場の大幅な下落を考慮し、今シーズンは、昨年の4億5000万ドルから減少し、3億ドル(約240億円)を見込んでいますが、これも大変厳しい状況となっています。
ドナーからの支援も凍結されていますので、今後さらに急速に外貨不足が深刻化する可能性が高まっており心配です。外貨不足が加速化すると、当然、燃料不足もより悪化することになり、マラウイの経済活動が止まってしまいます。