米国、マラウイー中国の関係を憂慮、ウィキリークス
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- カテゴリ: 2011
- 作成日:2011年09月11日(日)00:49
2011/08/30にウィキリークスにより漏らされた、2010/02/17の在マラウイ米国大使館から米国に向けての公電の内容によると、マラウイと中国の連携は、(米国との)関係に影響を与えているとしています。中国の援助は譲許的借款(援助条件の緩やかな長期低金利貸付け)であることに留意すること。また、米国と中国は、プロジェクトレベルの結びつきはなく、中国が商業分野と目立つプロジェクト(国会議事堂や国際会議場など)に重点を置いているのに対して、米国は、長期的な経済・社会の発展に重きを置いており、大きくフォーカスが異なっているとしています。こうしたことは、プロジェクト資金の流れや調達システムの透明性欠如につながり、中国人と一緒に取り組むことは非常に手腕が試されることであると述べています。
私は知らなかったのですが、マラウイの新国会議事堂も、台湾によってもともと始められていたプロジェクトだったようです。北部のカロンガ・チティパ間の88キロの道路プロジェクトは台湾が始めたのを中国が引き取ったことは知っていたのですが。マラウイは、2007年12月に台湾との国交を突然断絶し、中国との国交を樹立しました。