9月21日に向けて微妙な局面(その2)

昨日(9/8)、内閣の任命式典が新大統領官邸で行われています。内閣をスリム化したことは、市民団体らの要求に応えたかのように見えたのですが、大統領夫人を正式に内閣のメンバーに、そして、おそらく憲法上、大統領に罷免の権限がないようなので、副大統領はそのままのはずですが、内閣のリストから外して事実上更迭したりしています。政府報道官も副大統領に建設的な辞任を求めています。また、昨日の内閣の任命式典での大統領演説で、大統領は、国民に選ばれていない市民団体や野党に何ら報告する必要も義務もない、とし市民団体らの要求に屈しないと強く非難しています。

 現在、政府と市民団体らは、引き続き対話を行なっているようですが、一方で大統領が対立の姿勢も示しているため、市民団体らの反発も予想され、局面は流動的です。市民団体らは、延期された8/17から4週間以内に具体的な対応を求めていますので、期限は来週の金曜日(09/16)までとなり、猶予はあと1週間しかありません。進展が見られないと、9/21に全国規模の反政府デモが実施される可能性が高くなります。

今日もガソリン待ちの長い車列がシティセンターのガソリンスタンドで見られました。燃料不足は恒常的に6月以降続いているようです。