カムズ中央病院、非公式に妊婦に燃料を要求

 首都リロングウェのカムズ中央病院が妊婦に対して、予備の発電装置のために5リットルのディーゼルを非公式に要求していることが昨日のネーション紙で取り上げられています。

停電が頻発するマラウイでは、病院などの機関では、予備発電装置が必須です。しかしながら、予備発電装置を動作させるためのディーゼルが1リットル360MK(約180円)と高額でかつ入手が困難な状況が続いています。こうしたことから、妊婦を確実にケアするために苦肉の要求だったようです。病院側の対応には確かに問題がありますが、真の問題は電力不足、燃料不足です。そして、これに起因してポンプで汲み上げ出来ないことによる水不足も市内では場所によって発生しています。カムズ中央病院では以前に水不足も問題となりました。