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マラウイ、IMFから1億5700万ドルの長期融資、支援再開
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- 作成日:2012年06月07日(木)08:30
故ムタリカ前大統領は、IMFからの指摘を無視し、IMFからの長期融資が凍結されていましたが、昨日の水曜日にマラウイを5/23-6/6の間に訪れていたIMF代表団が声明を発表し、現バンダ大統領配下において、1億5700万ドル(約125億円)の長期融資を行うことを発表しています。
IMFは、この長期融資の再開の条件として、通貨切り下げを昨年から要求しており、昨年の8月に前政権下でドルに対して10%の切り下げを実施しましたが不十分であると評価されていました。この時点で1ドル150MKから165MKとなりました。しかしながら、ブラックマーケットでは、250-300MKで取引されている状態でした。4月に前大統領が急死し、副大統領から昇格したバンダ大統領は就任から大胆に政策転換を行なっており、5/7にクワチャを50%切り下げ、変動相場制を導入しました。これにより、クワチャは、1ドル250MKとなり、6/6現在は276MKとなっており、ブラックマーケットは事実上排除されています。こうしたことをIMFが評価し、支援の再開を開始したようです。