マラウイでは、大変なWindows Update

マラウイでは、大変なWindows Update 今週末は比較的穏やかな週末でしたが、この2週間、Winodows Update作業に追われてました。

 最初の1週間は、自分の使っているパソコンのWindows 7 サービスパック1の適用作業。SP1は、マイクロソフトが 2/23に一般公開しています。適用すべきパソコンは2台。1台は、Windows 7 の32bit版、もう1台は 64bit版。

 ダウンロードサイズは、PCの構成や修正ファイルの適用状況で決まります。32bit版のは最初は60MBぐらいのダウンロードで済みそうだったのですが、ダウンロード途中で失敗すると、全部ダウンロードするようになっているらしく、たしか500MBぐらいのアップデートファイルのダウンロード。もう1台は64bit版。こちらも最初は、100MBぐらいのダウンロードで済みそうだったけどやっぱり途中でダウンロードが失敗して、結局こっちは900MBのダウンロード。

 トータルで1.5GBぐらいのダウンロードになるのですが、回線が遅いマラウイだと、これが目茶苦茶時間がかかります。Globe回線が相対的に速い(128-256Kbps程度)ので利用したいのだけどデータ転送量の上限があるので使いたくない。そこで、MTLの無制限のインターネット回線(64-128Kbps程度)でダウンロード。でも、実際の実効転送速度は、バラツキがあるものの10-20Kbps前後。これは1MBの転送で約1-2分かかる計算。つまり、1.5GBで順調にダウンロードして1500分-3000分で25-50時間。つまりずっとダウンロードし続けても2-3日かかる計算。実際に、64bit版のSP1は900MBありましたが、金曜日の夜からサービスパックのダウンロードを始めて、インストールが終わったのが、日曜日のお昼すぎでした。

 次の1週間は、知人のパソコンの整備。日本から中古のノートPCを譲り受けて持参されたのですが、確認したところ、Windows XPでサービスパックが全く適用されていない状態。この状態では免疫のない状態のようなもので、コンピュータウイルスだらけのマラウイではあっけ無く感染してしまいます。さらに悪いことにすでに日本でウイルス感染済み。結局、ウイルスを駆除して、SP2、SP3と適用。SP3を適用してからも100以上の修正プログラムが提供されていて、結局数百MBのダウンロード。Windows Updateだけで2-3日かかりました。

 ブロードバンド回線の日本だと、数十秒から数分でダウンロードされる修正プログラム。ここマラウイでは数時間~数十時間です。お金も時間もかかるので、とにかく日本にいるときにきちんと最新化して持参されることを強くお勧めします。こっちでウイルス感染するとホント厄介です。悪質なウイルスに感染するとシステムファイルを損傷し再インストールするしか手がありません。リカバリCDしかない状態だと修復出来ず、データも全て消えて購入時の状態に戻るだけです。リカバリCDというよりリセットCDなので気軽に利用できないんですよね。

 あと、無償版のウイルス対策ソフトではなく有償版のウイルス対策ソフト(ノートンとかウイルスバスターとか)をインストールしましょう。通常、無償版はファイアウォール機能がなかったり、インターネットアクセス関連もセキュリティ機能が弱いか付属していないのでウイルス検知が出来ずすり抜けて感染してしまいます。どうぞご注意を。