電力危機? 経済失速か?
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- カテゴリ: 2011
- 作成日:2011年07月15日(金)13:46
現在、自宅は早朝停電中です。朝食が食べれないです・・・ さて、昨日の現地新聞ネーション紙でも、マラウイ電力公社ESCOMが今月から年内一杯続くとしている、発電装置のメンテナンス、更改に伴う供給電力ダウンに伴う電力平均分配のための計画停電の頻度が増すことについて、ビジネスレビューの紙面で「POWER CRISIS(電力危機)」と大きな見出しで、停電に伴う経済損失についての民間団体からのクレームを掲載しています。
現在、310メガワットの需要に対して、供給可能電力は287メガワットとのことです。今回のメンテナンス作業によって、これがさらに20メガワットダウンし、メンテナンス期間中の供給可能電力は266メガワットとなるとのことです。つまり、需要に対して14%足りないことになり、これを計画停電によって対応しようとしていることになります。この計画停電は、日中も継続的に行われることから、製造や農業部門などにも大きな影響が出るとしています。具体的には、灌漑施設や、タバコの生産などに影響が出るとしています。確かにそうですね。また、先日、私も書きましたが、店舗など営業や稼働が停止出来ないものは、停電中、自家発電によって賄うのですが、燃料であるディーゼルの供給が不安定でかつ価格も高いので、こちらもアテになりません。
今回のメンテナンスによる計画停電の増加は、経済を失速させる追い風にしかならず、タイミングが悪く頭が痛いところです。