ムジンバ、洪水で1人死亡、254世帯が被害
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- カテゴリ: 2011
- 作成日:2011年03月17日(木)15:20
南部は水不足による穀物の不作が懸念されていますが、北部のムジンバでは週末に激しい豪雨により川の水が溢れて洪水が発生し、女性1名が死亡、254世帯と農作物に洪水被害が出ているようです。
南部は水不足による穀物の不作が懸念されていますが、北部のムジンバでは週末に激しい豪雨により川の水が溢れて洪水が発生し、女性1名が死亡、254世帯と農作物に洪水被害が出ているようです。
ブランタイアのプライマリスクールの教員たちが、2月の給与の支払いを求めて強く抗議をしているようです。2月の給与の支払いが遅れており、今週の金・土には支払われるだろうとしています。公務員全体の給与は銀行振込による新しい政府の給与支払システムに移行しているようですが、そのシステムが遅れているのが原因としています。
3/16 18:00現在で支援を表明しているアフリカの国は、アルジェリア、ガボン、ジブチ、ジンバブエ、チェニジア、ボツワナ、南アフリカ、モロッコ、ルワンダとなっています。
お見舞い電(3/16 18:00現在)は、アルジェリア、エジプト、エチオピア、ガーナ、ガボン、ガンビア、ギニアビサウ、ケニア、コートジボワール、コンゴ民、シエラレオネ、ジブチ、ジンバブエ、スーダン、セーシェル、タンザニア、チェニジア、ナイジェリア、南アフリカ、南部スーダン、モザンビーク、モロッコ、モーリシャス、モーリタニア、ブルキナファソ、リベリア、アフリカ連合(AU)となっています。
青字が追加した国・組織です。
最近、新聞はずっとこの話題が1面となっていますが、ゾンバのマラウイ大学チャンセラー校で政治学の講師がエジプト、チェニジアの集団デモの原因についてのクラス内で議論したことに対して、警察から事情聴取の呼出を受けたことに、「学問の自由」が侵害されたとして約1ヶ月間、講師と学生がクラスをボイコットしていますが、火曜日にブランタイアにあるポリテクニック校がこれに同調しています。また、リロングウェ郊外にあるブンダ農業学部、リロングウェのカムズ看護学部、ブランタイアの薬学部がそれぞれ、この抗議に参加する見込みで、ブンダ農業学部が木曜日から、カムズ看護学部、薬学部は来週の月曜日から参加するための準備を進めているようです。
政府とチャンセラー校の対立から、政府とマラウイ大学全体との対立となりつつあります。別の火種が無い限り、学外に広がることはないと思いますが気になるところです。ムタリカ大統領は月曜日に授業を復帰するように命令し、大学側が拒否していますが、ムタリカ大統領が命令に際して、大学が国家転覆を図ろうとしているという趣旨の発言をして警察を支持する立場をとったため、火が広がった気がします。
日本たばこ産業は、マラウイとタンザニアで地域と協働で2007-2010年に4年間、植林・森林保全活動を行なってきたそうですが、さらに2014/12まで、4年間、継続して、実施するとのことです。両国で今後4年間で1万3500ヘクタール、2700万本を植林し、生物多様性保存に取り組むとのことです。
マラウイでは家庭用燃料として木材が一般的に利用されており、人口増加もあり森林破壊が深刻です。マラウイ国家統計局による2008年生活モニタリング調査統計では、調理に使う燃料の内訳は、木材が87%, 炭が 8%、電気が 2%となっています。また、マラウイ、タンザニアともタバコの産地であり、葉タバコの乾燥にも木材が使われています。JTが支援するのは、この葉たばこの持続的な生産への課題の対応となっているようです。
マラウイの16万9,000人の公務員のうち、6万8,000人が給与を口座振込みではなく、現金で受け取っているようで、財務省は、手渡しで給与を渡す職員へのチェックを強化したようです。というのも、架空の公務員を仕立てて給与を横領するといった手口が横行しているためのようです。特にひどいのが警察と教育省のようで、教育省では、4人の役人が135人の架空公務員をつくって、1ヶ月に33,000ドルも横領し、逮捕されたとのことです。
警察も教育省も会計監査での使途不明金額でも上位にいます。架空公務員だけでなく、リタイアした公務員もまだ在籍しているように見せて給与を横領したりもしているようです。記録がきちんと残る銀行口座振込みに強引にでも変更させるべきですね。
ところで、公務員給与ですが手元のデータで計算してみると、架空公務員の給与は、33,000ドル/135人=平均245ドル。あと毎月公務員給与には、45億クワチャかかると言っているので、45億クワチャ /152 = 2960万ドル、2960万ドル / 16万9,000人 = 平均175ドル、って感じになっています。
今シーズンのタバコ取引市場が昨日(3/14)、オープンしています。2007年から最低価格制度を導入しているそうで、今年は、バレー種がキロ当たり開始最低価格は1.80ドルに設定されたそうです。昨年は2.00ドルです。 また、昨年は、平均取引価格はキロ当たり1.90ドルとなっているとのことです。昨シーズンは後半に価格が下落しています。
今シーズンも農民にとっては厳しい市場になるようです。
3/15 5:00現在で支援を表明しているアフリカの国は、ガボン、ジブチ、チェニジア、ボツワナ、南アフリカ、モロッコ、ルワンダとなっています。お見舞い電(3/14 19:00現在)は、エジプト、エチオピア、ガボン、ジブチ、チェニジア、南アフリカ、モロッコ、モーリタニアとなっています。
(追記1)3/14 17:00現在から 3/15 05:00現在に更新しました。青字の国を追加しました。
(追記2)3/15 19:00現在、支援を表明している国に更新しました。ボツワナを追加しています。
政府高官は、タバコの生産高が雨不足が原因で、23万2千万トンの当初見込みより下回り、21万8千万トンである見通しであることを明らかにしています。タバコはマラウイの重要な外貨獲得源であり、輸出の70%を占めています。また、国内総生産(GDP)の15%を占めています。昨年は、22万トンの生産高だったようで、今年は昨年を下回ると見ているようです。
マラウイは人口1500万人に対して、約200万人がタバコ関連産業に従事しているとされています。
2月21-28日の降雨量のデータが公開されましたが、依然として、南部は雨不足が続いていたようです。
となっています。()内が平年で、中部、北部は雨が降ったのですが、南部は全く雨が降っていなかったようで、作物への影響が強く懸念されます。