やっと職場の電気が復旧
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- カテゴリ: 2011
- 作成日:2011年11月23日(水)19:03
お昼になっても電気が復旧しなかったら、お弁当を食べて場所を変えて仕事をしようと思っていたのですが、午前11時46分に復旧しました。昨日が午前11時半から午後4時までで、今日は今朝からさっきまででした。この停電パターンだと、最近チェックしていないけど一応計画停電だったのかも、と思ったりしてます。どっちにしても、停電すると作業がストップするので厳しいです。
お昼になっても電気が復旧しなかったら、お弁当を食べて場所を変えて仕事をしようと思っていたのですが、午前11時46分に復旧しました。昨日が午前11時半から午後4時までで、今日は今朝からさっきまででした。この停電パターンだと、最近チェックしていないけど一応計画停電だったのかも、と思ったりしてます。どっちにしても、停電すると作業がストップするので厳しいです。
昨日も職場は、午前11時半から停電して、講義は途中で打ち切りになり、午後に帰宅の途につくまで復旧しなかったのですが、今日も出勤したら職場は停電中です。同僚に聞いたら昨日の夜からだというので、一旦昨日は午後の遅い時間に復旧したのかも知れませんが、なんかトラブルによる停電っぽいです。パソコンのバッテリーはあと30分ぐらいで無くなるので、なんとかそれまでに復旧してほしいです。私のパソコンは少し型が古いのでバッテリーだと2時間半ぐらいしかもちません。やはり途上国に持参するなら、バッテリーで長時間使えるパソコンがほしくなります。6-8時間もつと、ほぼ終日バッテリーで使えていいなぁと思います。バッテリーで利用する場合の途上国でのメリットはバッテリーで利用している間は電圧の不安定や落雷などによるサージ電流・電圧を気にしなくて使えることです。もう少しすると雨季ですが、雷が近づいてくると落雷が怖いので、電源アダプタをはずして、よく使ってました。
iPadとかは約10時間持つので停電のときは夜でも電子書籍・雑誌を読んだり、ゲームが出来たりして本当に便利だと思います。
さて、電気がどうなることやら。
マラウイは今年の8月に国際通貨基金(IMF)からの強い要請を受けて、8月に対ドルに対して10%のクワチャの切り下げを実施しました。これにより、クワチャはドルに対して、それまでの約150MKから約165MKとなっています。一方、経済危機が叫ばれる中、市場でのクワチャの価値は下落しており、実質的な取引レート240-250クワチャとなっているとのことです。実際、市内中心部のメトロ前には闇両替の人が常にたむろしていて声をかけてきますが、1ドル200MKですると言ってます。
こうした状況を受けて、昨日の火曜日(11/22)にマラウイ準備銀行総裁が民間ラジオ局のインタビューに応じてクワチャのさらなる切り下げの可能性を示唆しています。来月の初めにIMFのチームと対策を協議するようで、早ければ年内にも再度切り下げが実施されるかも知れません。
多分切り下げをしないと、マラウイ経済は持たない気がします。単に市場レートと公定レートの格差が大きいだけではなく、エネルギー大臣は先日、燃料不足問題の解決策の一つとして検討していることに、外貨不足から燃料不足を引き起こしていることの方策としてドル建ての取引ではなくクワチャ建ての取引を検討しているようです。ただ、もしクワチャ建てだとすると、今のように実際の価値により非常に割高となっている公定レートで取引をしてくれるはずがなく、必然的に公定レートの見直しが必要になります。公定レートはやはりドルに対して200-250MKといったあたりまで切り下げられる可能性が高いと思います。ただ、そうすると物価が加速度的に上昇することになるため、非常に判断が難しいと思います。生活必需品の値上げが続いているので、市民の間に不満が高まってきていて、来月のクリスマス休暇が近づいていることも心理的に不満を高める要因になっている気がします。
昨日の夜(11/22)のブランタイアで与党のバスに乗車していた与党民主進歩党の若手と警備員との間で口論となり、怒った警備員がバス後方の窓を壊して3人が逮捕されたようです。ガソリンスタンド近くでガソリン待ちをしていた人たちも巻き込み一時騒然とした模様です。
メディアの報道によると、与党若手が、「俺たちは政府でいつでもおまえたちを解雇できるぞ。」といった横柄な態度をとったことに、経済危機で苛立っている警備員やガソリン待ちをしている運転手たちが腹を立てて衝突したようです。与党のメンバーは大統領が戻ってきて意気揚々とし、マラウイ市民は、燃料危機、経済危機で不満が高まっているところに大統領が長期の休暇を楽しんでいたことを知り憤慨しているといった構図になっています。
マラウイのムタリカ大統領は、昨日の月曜日に予定通り帰国しています。リロングウェのカムズ国際空港でメディアのインタビューに応じています。この中で現在注目されている国会議員の手当引上げについてコメントを求められましたが、報告を受けていないとし、コメントを避けたようです。
先日の燃料引き上げに対して、リロングウェの市民グループが合法的でないとして提訴していましたが、12月1日に司法判断が下されるようです。
7月20日に全国規模の反政府デモを行った市民グループが先週の国会議員の手当のアップと副大統領を弾劾しようとする政府側の動きに反対してデモを計画しているようです。
副大統領は、憲法上は死亡するかその職を遂行出来なくなったときに失職するとされているようで、政府側は実質的に副大統領の職務が実施出来ていないため(というか対立しているので排除している)職務が遂行出来ていないとして、副大統領を弾劾しようとしています。
また、先週の火曜日に満場一致で、国会議員の手当の引き上げに同意しています。引き上げが実施されると、いろいろな手当が含まれていてわかりにくいのですが、約2,364ドル(約19万円)から約6,060ドル(約48万円、約100万クワチャ)となるようで約2.6倍という現在の危機的なマラウイの財政状況(超緊縮財政)や経済状況を考えると非常識ともいえる大幅な引き上げになります。国会議員は193人いますので、毎月9264万円、年間11億1千万円が国会議員の手当に消えることになります。マラウイの年間予算規模は、1,500億円ぐらいです。
ただ、クリスマス休暇まで一ヶ月ちょっとなので、実施タイミングが難しい気がします。しかしながら、物価が燃料値上げで高騰していて市民の不満が高まってきているので、一度火がつくと怖い気もします。エジプトなどの暴動も直接的な影響はないものの心理的に影響を与えています。先月、今月とやや国内の政治的な動きが止まっている感じなので、今日大統領が帰国するはずですが、今後の動向が気になるところです。
今年は1週間ごとに天気が鈍よりとし、時々、短時間のにわか雨が降ったりしています。先週は、
といった感じです。雨が降ると雨季入りかなと思うのですが、天気予報を見ると、明日ぐらいからは再び週前半は良い天気が続きそうです。本格的な雨季入りは来週後半からではないかと思います。昨年(2010)は、暑季には雨が全く降らず、11月後半に雨が降った途端に気候がガラリと変わって雨季入りとなり、非常に変わり目がわかりやすかったです。
先月のオーストラリアのパースで開催された英国連邦首脳会議後、休暇に入ったとされるマラウイのムタリカ大統領ですが、香港に滞在していたようで、明日、月曜日(11/20)の午前9時に専用機でマラウイに帰国する予定とのことです。
首脳会議後の所在については明らかにされていなかったため、健康不安説や死亡説などの噂まで流れ、先週の日曜日に弟であるピータームタリカ外相がこうした噂を打ち消すため、香港で休暇中であることを明らかにしています。その後、政府報道官は大統領には30日間の休暇を取得する権利があると説明、大統領は毎年10日間の休暇が未消化であるとし、20日間の休暇の正当性を主張していました。ただし帰国日程については明らかにされていませんでした。
一方、こうした大統領の行動に対して、透明性に欠けるとし、現在、マラウイが燃料危機、経済危機に直面している状況下での休暇について批判の声があるようです。マラウイ大学の政治学の教授は帰国後、国民にきちんと説明すべきと述べています。
食パンは、マラウイでは基本食品の一つだと思うのですが、今日買い物で価格を見たら、SPARで190MK(95円)、メトロで185MKでした。SPARでは先週、記憶が確かなら180MKだった気がするので、また値上がりしている感じです。先月までは、SPARで150MKでした。昨年までは食パンは100MKで、パンはマラウイは安いなぁと思っていたのですが。マラウイ経済は、今年に入って外貨不足による燃料危機、電力不足、そして、ドナーの支援凍結により、ブレーキがかかっています。