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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年07月23日(土)04:40
7月20日に人権団体たちが提出した15ページの嘆願書ですが、内容は次のような感じになっているようです。ちょっと背景がよく分からない部分もあるので間違っているかも知れませんが、概ね雰囲気はわかると思うので書きだしてみます。ここに書き出されている問題が端的にマラウイでの現在の問題と言えると思います。
(大統領資産についての説明)
- 1ヶ月以内に大統領の資産の申告とチョロの農場の購入開発の資金源について説明。
今日のネーション紙のトップ見出しにもなっています。2007年に7,000万クワチャで購入したチョロの土地問題に関することのようです。
(汚職の調査)
- 1ヶ月以内に汚職対策事務局がマラウイ住宅公社の家屋競売詐欺に巻き込まれた人々の調査を開始することの保証。
(緊縮財政対策)
- メルセデス・ベンツ、リムジンや高級四駆自動車の車両の輸入禁止。
- 大統領、閣僚、および官僚の保有車両の削減。
- 大統領専用ジェット機の売却
- 大統領および閣僚の最小限必要な外遊。
- 閣僚の14名への削減と即時に適切な燃料手当と通信手当へ削減。
(現在、閣僚はたぶん29人いるんだと思います。)
(ドナー対応)
- 英国を含む開発ドナーとの関係改善。
- 1ヶ月以内に英国高等弁務官の任務再開と関係修復。
(法制度関連)
- 副大統領の公用車両の復活。
- 1ヶ月以内に集団デモでの200万クワチャ(114万円)の法外な保証金の撤廃。
- 1ヶ月以内に大統領夫人の慈善活動のための月100万クワチャ(57万円)の政府手当の契約終了。
- 地方自治体選挙の年内実施。
- 1ヶ月以内に刑法改正と禁止法の法律委員会で再考する特別権限と3ヶ月以内の答申書の提出。
(エネルギー関連)
- 燃油供給が中断することなく輸入可能とするように石油輸入公社とその他の供給公社に対する外貨特別措置の適用。
- 3ヶ月以内に厳しい電力供給後退を明確にするためにマラウイ電力公社の経営陣の刷新と中立的な専門家の割り当て。
(ジンバブエへの貸出拠出金)
- ジンバブエへ貸出金、未回収の2000万ドル(約16億円)の返済要求。
(学問の自由)
- 学問の自由の問題で解雇された4人の講師の復職と教室内へスパイが入ることを禁止する確約。
(外貨)
(医療サービス)
(鉱山)
- パラディンアフリカ株式会社のウラン輸出の収益の妥当性のモニタリング。
(燃料)
(国営メディア)
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作成日:2011年07月23日(土)01:18
18:00過ぎから自宅が停電です。デモ期間中は大統領演説の10分間の時以外は停電はなかったのですが、また停電も復活したみたいです。今日も午前中、リロングウェ市内中心部の南アスーパーのショップライト周辺も停電してました。停電も復活したってことはある意味平常に戻ったってことかな?
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年07月22日(金)23:51
北部ムズズで去る20日での集団抗議デモで亡くなった8名の葬儀を実施に対して、ムタリカ大統領は葬儀中止を命令しているようです。ムタリカ大統領はこれ以上の不安を高めるのを避けるためとしています。しかしながら、葬儀を実施されている模様で、政府と反政府での間の対立が起こっているようです。
(追記)当局が黙認し、埋葬された模様です。
ムズズでは、共同葬儀を実施しようとしたため、当局が大勢の人が集まることを恐れて、葬儀実施の中止を求めたようです。しかしながら最終的には当局は黙認し、実際に数千人が葬儀に集まったようですが、葬儀は無事に執り行なわれた模様です。
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作成日:2011年07月22日(金)23:37
もう来ないと思ったのですが、アオサギが再び集合住宅の庭に現れました。7/13以来です。ちょうど自宅にいるときにやってくるなんて、なんとなくラッキーな感じ。
挙動がおかしく、抜き足差し足忍び足で、なぜか集合住宅の家の方に近づいていくのですが、何に惹かれているのかは不明です。虫とかトカゲとかがいるのかなぁ。家のドアとか開けてもあまり驚かずにマイペースで歩いてます。
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作成日:2011年07月22日(金)20:41
午前中、職場の様子を見に行きました。いきなりパソコンをリュックに入れていって略奪されたら仕事が出来なくなるので下見です。職場は、リロングウェ橋を渡ってエリア1、そして、デモの開始地点となったコミュニティセンターを通り過ぎた先になります。通常バスターミナルまで2キロ歩いて、そこからミニバスなのですが、ちょうどミニバスは出発した後ですぐに出そうな気配がなかったので、少しだけ不安でしたが、さらに2キロ歩きました。町はいつも通りに戻ってます。ただ、中国系の商店やスーパーは全部クローズされていました。その他の中東系のショップや銀行などは平常通りです。街中を歩いていても、とくに怖い感じはなく、路肩にデモ時の投石の残骸と思われる石やレンガの瓦礫が何箇所か散らばっている箇所がありました。あとちょうど職場の前の通りにある大統領の写真が掲載されているンサンジェの国際桟橋の看板が燃やされていました。街中には、いつもは交通チェックの警察がたくさんいるのですが、全く見かけませんでした。職場の方は、同僚の姿もなく閑散として事実上クローズです。来週から平常に戻ると思います。
帰りはミニバスでバスターミナルまで戻りました。いつも50クワチャなのですが、70クワチャとのこと。バスターミナルから徒歩でリロングウェ橋を渡って、ショップライトまで行き、買い物し、自宅に戻ってきたところです。略奪が噂されたショップライトは問題なし、その他のSPARとかGameなどをはじめとするショップも問題ありませんでした。良かったです。エリア1、2のショップもメイン通りから見える範囲のショップは特に問題はなかったようです。デモの警備で手薄になった郊外のスーパーや銀行が狙われたのだと思います。
文で説明するより写真を見たほうがわかりやすいと思うので、数点アップしておきます。
リロングウェ橋から2キロ南に行ったところにある幹線道路沿いの看板。燃やされてしまってます。この看板の左手に1キロ進んだ辺りで略奪などの暴動が起きました。都市部の中では所得が低い人が集まる住宅街があります。
エリア1、2のところです。
リロングウェ橋のところです。昨日はこの橋周辺からの発砲音が自宅にも聞こえてきました。ツイッターでもリロングウェ橋で撃たれたといった情報も届いてました。
リロングウェ橋を渡って、ロータリーを右折し、ショップライトなどがある市内中心部に向かう途中です。投石などがあり、逃げ惑う市民の様子の写真などがウェブに投稿されているのをみましたが、手前に見える石はその時の投石の残骸だと思います。
ショップライト前の通りの様子です。いつもと同じですね。在留の方には見慣れた光景です。
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作成日:2011年07月22日(金)16:40
日本の外務省が暴動が収まってから、今回の反政府デモの発生に伴う注意喚起を渡航情報(スポット情報)として発しています。デモが始まる前に注意喚起して欲しかったですね。
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年07月22日(金)16:34
米国は、昨日声明を発表し、7/20, 21の2日間の反政府デモに伴う暴動で、政府側の武力鎮圧により18人の死者が出たことについて、マラウイ政府を強く非難しています。米国は、7/20の平和デモ実施と民間ラジオ局のデモ中継を強制排除したことについて民主主義を妨げる行為だとして強く非難しています。
米国は、米国ミレニアム挑戦公社を通じて、電力分野に3億5千万ドル(約300億円)の支援をする協定を4月に締結しています。
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作成日:2011年07月22日(金)14:24
日本のメディアNHKがマラウイの暴動を報道しています。あとAFP、産経です。
暴動は収束しており、平常に戻りつつあると思います。こっちはまだ朝7時半なので、もう少しだけ様子を見ないとわからないです。マラウイは涼季で朝方は10℃以下まで下がっており、基本的に夏仕様の服装や家なので、非常に寒いです。こうした影響もあると思いますが、この2日間の暴動も出足が遅かったと思います。
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作成日:2011年07月22日(金)03:54
暗い話題が多く、家でじっとしていた2日間でしたが、家の庭に来る野鳥が和ませてくれました。アフリカは本当に野鳥が多いと思います。バッタがいなくなったので、カラスがあまり来なくなり、他の野鳥がよく集まってきます。
最初はカナリアです。最近集団で家の前のところにやってきます。非常に臆病でちょっとした気配や音ですぐに逃げてしまいます。キマユカナリア (Yellow-fronted Canary)のようです。
そして、タイヨウチョウ。この黄色の花が咲いているときにやってきます。オレンジタイヨウチョウだと思っていたのですが、たぶん、キバラコバシタイヨウチョウ(Collared Sunbird)だったみたいです。
そしてネズミドリです。タイヨウチョウとセットで移動してきます。チャイロネズミドリ (Speckled Mousebird)です。集団で移動しているようで、複数の群れでやってきて、裏の木で休んだり、木の実を食べてます。
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年07月22日(金)03:18
暴動は収束していると思いますが、この2日間での暴動の死者が18名にのぼることをAFPやロイターなどが伝えています。暴動が激しかった北部ムズズで9名、最北部のカロンガで1名、首都リロングウェで6名、南部商業都市のブランタイアで2名となっています。死亡者の多数は出血多量で亡くなったとのことです。
死亡者の中には、歩いていて流れ弾にあたった人など暴動と直接関係ない人もいる模様です。