南ア系大型スーパー「ゲーム」がウォルマートの傘下に

 世界最大の米国スーパー「ウォルマート」が南アフリカの大型スーパー「ゲーム」などを所有するマスマート社の株の51%を24億米ドル(約1920億円)を投じて取得買収したようです。ウォルマートは今回の買収によってアフリカ大陸への進出の足場が出来たことになるようです。マスマートは、マラウイを含んだアフリカの14カ国に約288の店舗を展開し、アフリカ大陸の消費者支出の20%を占めると言われています。

? 実は、08/03付の新聞のゲームの広告が次のようになっていて、ウォルマート傘下に入ったことを伝えています。これで、あれ?と思ったわけです。良質な商品が少しでも低価格で買うことが出来たら嬉しいです。「ゲーム」がウォルマートの傘下に

イエローカードの携行

 外務省の渡航情報(スポット情報)として、8/4付で「南アフリカ:黄熱予防接種証明書の携行について(その3)」が発出されています。これは、1/24、6/16に発出されたものと同じ内容で、南アフリカにトランジットなどで入国する場合に、汚染国を経由する場合には短時間でのトランジットでも黄熱予防接種証明書(イエローカード)の携行が求められる、というものです。6/16付では、黄熱汚染国としてザンビアが追加される予定でしたが、8/4付で、追加されなかったことを伝えています。マラウイは黄熱汚染対象国ではありませんが、提示を求めれる可能性があり、常に携行していた方が無難です。

 先日、エチオピア経由でタイのバンコクに入国した際は、入国前に空港の検疫所へ立ち寄りが必要でした。検疫所でイエローカードを提示し、飛行機の座席位置を確認され、記録された後に入国となりました。タイでもエチオピアが汚染国と見なされているようです。

マラウイの市民グループが国際刑事裁判所にデモ犠牲者の調査を依頼

 マラウイの人権諮問委員会、マラウイ労働組合会議、社会諮問委員会など8つの社会市民団体は、月曜日に声明を発表し、7月20日の反政府デモで少なくとも19人が政府当局の暴行によって死亡したとされる問題について、マラウイのムタリカ大統領を国際刑事裁判所に起訴することを要求したようです。

ムタリカ大統領、次期大統領候補に弟を支持

 昨日、国営ラジオはビング・ワ・ムタリカ大統領が次期大統領候補として、現教育大臣の弟のピーター・ワ・ムタリカ氏が与党民主進歩党の候補となるだろうと伝えています。

これは以前から言われていることなので織り込み済みの内容です。サプライズはありません。

2014W杯アフリカ2次予選マラウイはF組

30日、2014年ワールドカップブラジル大会の各大陸予選の組み合わせ抽選会が実施され、アフリカ1次、2次予選の組み合わせが決まりました。マラウイはシード順28位以内のため、1次予選は免除で2次予選からの参加となります。F組は、

  • マラウィ、ナイジェリア、セイシェル対ケニアの勝者、ジブチ対ナミビアの勝者

となります。2次予選は、2012年6月1-5日から実施されます。合計40チームが10組に分かれホーム・アンド・アウェー2順の総当り戦となり、各組1位が3次予選に進出します。

日本は、アジア3次予選で北朝鮮、ウズベキスタン、シリアと対戦するC組です。4チームずつ5組に分かれてホーム・アンド・アウェーで戦い、各位2位までは、来年6月3日からの最終予選へ進出になります。頑張れ、ニッポン!、そしてマラウイ。

市民団体、プランBを示唆

 ウイークエンドネーションによると、デモを実施した市民団体は、大統領が7/20に提出した嘆願書に対して適切な対応を行わない場合にはプランBがあるとし、具体的な内容は明らかにしていませんが、抗議デモより強い行動をとることを示唆しています。

 嘆願書全てに対して、すぐに対応は難しいと思いますが、政府側、反政府側が少しずつ歩み寄って平和的な解決が図られると信じています。今日もガソリンスタンドは長蛇の列でした。

国連、人権侵害申し立ての調査準備をマラウイ政府に要求

 国連人権高等弁務官事務所は、先週のデモに伴う衝突で、安全に関わる重大な人権侵害があったという申し立てに対して、迅速で、公平な透明性のある調査を行う準備するようにマラウイ政府に促しています。また、当局に対して表現の自由を尊重するように強く求めています。

イラン、マラウイに約40億円の鉱業支援

 イランは、米国が支援凍結を発表した2日後の昨日、鉱業分野支援に5,000万ドル(約40億円)を拠出することを発表しています。

 現地新聞ネーション紙などでは非常に小さく取り上げられているのですが、非常に頭が痛い内容だと思います。イランはご存知の通り、核兵器開発疑惑が取り沙汰されている国です。高濃縮ウランの製造に着手したことから核兵器を開発しようとしているのでは、という疑惑がもたれ、世界的に非難され孤立しています。マラウイは、北部のカロンガでオーストラリアのパラディンエナジー社が2009年よりウランの採鉱を行なっており、国内総生産の約5%を占めています。目的は明らかで西側諸国の圧力をかけている隙間を狙ってきています。今年の3月には西側諸国と距離を置く独裁政権のジンバブエに中国が約570億円となる巨額の長期借款をしており、見返りとして鉱物資源の利権の確保を求めています。マラウイのジンバブエ化が始まっていないことを祈ります。中国は、ご存知の通り、マラウイには、昨年完成した新国会議事堂、建設中の高級ホテル、国際会議場、そして、建設が予定されている科学技術大学など、膨大に支援というより見返りを求めて投資をしています。最近、労働者層ではない中国人を良く見かけます。

Mr.Price新店舗がまもなくリロングウェにオープン

Mr.Priceリロングウェシティモール店 南ア系衣料店の「Mr.Price」の新店舗が、まもなく「game」や「SPAR」などが入っているリロングウェシティモール内にオープンする予定です。「Mr.Price」は、日本のユニクロのような店で低価格な衣料品があります。

 リロングウェには、クロスロードコンプレックス近くのムチンジロータリーのところに2009年4月にオープンした Mr.Priceがあります。2店舗めです。

ジョイス・バンダの「人民党」が発足へ

 昨年の12月の与党民主進歩党から「反党活動を行なっている」として離党を勧告され、拒否したため除名された副大統領ジョイス・バンダ女史ですが、新党を結成しており、4月に申請をしましたが党名に問題があったのか、必要要件を満たしていないとして認可されず、認可については裁判所の判断待ちになっていたようです。水曜日に高等裁判所が党名を認める判断を下し、金曜日までに登録するように命令し、昨日の木曜日に新党「People’s Party」が正式に認可されたようです。

新党が結成されると、与党の民主進歩党から除名されている国会議員や最大野党マラウイ会議党などから移籍している人たちもいて、新しい政局が生まれそうです。なお、人民党のカラーは「オレンジ」のようです。デモのときとか服装にご注意を。