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エチオピア北部、武装グループ外国人観光客を襲撃5人死亡、4人誘拐

 エチオピア北部のエリトリアに近いアファール州のエルタ・アレという噴火口が観光スポットになっているところで、外国人観光客が襲撃され5人が死亡、4人が誘拐されるという事件が起こっています。死亡したのはドイツ人2人、ハンガリー人2人、オーストラリア人2人で、ドイツ人2人とエチオピア人2人(運転手と警察官)が誘拐された模様です。襲撃されたグループは29人の欧州観光客グループとのことです。

 エルタ・アレ火山は、100年以上を噴火を続けている活火山で、溶岩が間近で見れることで有名です。

 こうしたことから日本の外務省は1/19付けで注意喚起を発しています。

エチオピアとエリトリアの国境間では、1998-2000年に国境紛争が発生、7万人が死亡したと見られています。

リロングウェ、小学生が暴徒化、催涙ガスで鎮圧に

 リロングウェで教室の十分なスペースがないことに腹を立ててと一部で報じられていますが、生徒数が一クラスあたり72人と非常に多いため、教師が僻地手当のような特別手当を要求して授業を放棄したため児童が激怒し、60人以上の児童が教師や校長室などに投石を行ったりしたことから、武装警察が催涙ガスを使って鎮圧したようです。この学校はエリア24にあり、もっとも住宅が密集している地域ということで、111人の教師に対して8,000人の児童がいるとのことです。マラウイ政府は、教師一人に対して60人の児童の比率を推奨しているようです。

アフリカでは暴徒化すると投石するのが常套手段となっていますが、これを何とかしたほうがいいですね。子供のときからこれでは先が心配です。

リロングウェの集団暴行、北部のムズズに飛び火

 すでに午前中に未確認情報として書きましたが、ムズズで今朝、リロングウェの女性への集団暴行が飛び火した形で、女性が狙われたようです。複数のメディアが報じて、写真も公開されているので事実のようです。午前9時過ぎに、新聞報道でリロングウェでの事件を知り、犯行に及んでいます。襲ったのは、路上販売の売り子ではないと見られています。

 こちらも、女性がマラウイの伝統文化を壊した、あるいは政府命令に従っていない、などと主張しているようですが、少なくとも政府からこのような命令は出していないことを政府報道官は述べており、、失業中のならず者が、リロングウェの事件を模倣して行っただの犯罪という見方が正しいと思います。

ブランタイヤにも飛び火したという噂がありましたが、こちらはその後、メディアからの報道等はなく事実関係が確認出来ませんでした。

ブランタイヤですが、飛び火していました。ミニスカートを着用していた女性が売り子に因縁をつけられていたようですが、ちょうど警備していた武装警察が通り、幸いにも救出されたようです。

リロングウェ、昨日の女性への集団暴行関連で15人を逮捕

 リロングウェの警察当局は、昨日のズボンやミニスカートを着用している女性への集団暴行などで、昨日だと思いますが15人を逮捕したことを発表しています。4人がオールドタウンで逮捕されており、これが白昼の女性への集団暴行のメンバーだと思われます。あとの11人は、この集団暴行から誘発されて暴徒化した連中のようで、夜にオールドタウンから南東に数キロのところのエリア23で逮捕されたようです。

 警察当局の発表だと、逮捕された加害者は商品などを所有していなかったため、路上販売者ではないと見られています。つまりだだのならず者が先日の警察と路上販売者との衝突の不満であるかのように見せかけて女性を襲い、暴行や金品の略奪を狙ったものと見られています。さらに暴動を誘発させて商品の略奪をしようと企てていたと見られます。

リロングウェの女性への集団暴行、ムズズ、ブランタイヤに飛び火か?

 リロングウェは平常に戻っているはずですが、リロングウェのズボンを着用している女性への集団暴行が北部のムズズや南部のブランタイヤに飛び火した可能性があります。未確認情報ですが、ムズズでは今朝2人の女性が攻撃され、7人が逮捕されたようです。また、ブランタイヤにも飛び火し、女性が攻撃されたという噂です。

バスターミナル周辺は平常化

 昨日、バスターミナル周辺では少なくとも6人の女性が集団暴行に遭うという事件が発生し、その後、モスク周辺で警察との小競り合いがあったようですが、今日は平常に戻っています。中国系スーパーも含め、店は通常通りオープンし、マラウイ人女性も普通に歩いています。

 エリア1,2の方はもともとほとんどの女性がチテンジというくるぶしまであるロングスカートを着用しています。今回、被害を受けたとされる体のラインが見えるレギンスやミニスカートを着用している人はエリア1,2では見かけることはほとんどありません。たしかにそういった服装の女性をバスターミナル周辺で見かけると、ミニバスの男性乗客はガン見となり、ヒューヒューとヤジを飛ばすシーンを何度か見かけたことがあります。レギンスやミニスカートを着用している女性は、やはり富裕層が出入りする南ア系スーパーのショップライトやSPARといったあたりやクロスロード、シティセンターといったところで多いです。ネーション紙の記事を読むと富裕層がいるエリア12(シティーハンター)方面からのミニバスがバスターミナルに到着して下車した女性が被害にあっています。

司法ストで警察留置場が満杯

 先週から司法の職員のストにより未だ司法関連の業務が停止しているようですが、ゾディアックによると、これにより警察留置場が満杯になっていることを伝えています。ブランタイヤの留置場は4つの留置場(男性用3, 女性用1)があるとのことですが、各留置場が14人の定員のところ、25人が収容されているとのことです。

昨日の女性への集団暴行も、間接的には、1/5の警察と路上販売者との衝突により勾留されている仲間が解放されていないことの腹いせと見られています。

白昼の女性への集団暴行、少なくとも6人が被害に

 ネーション紙によると、バスターミナル周辺での白昼の女性への集団暴行は少なくも6人が被害に遭ったとのことです。バスターミナルに到着後、ズボンあるいはミニスカートを着用しているという言いがかりをつけて路上販売している男性が突然、女性の服をつかみ、服を脱がせ、体に触るなどに暴行に及んだようです。その後、バスターミナル近くのモスク周辺に男たちが午後1時過ぎに集まり、幹線道路のM1を封鎖し、警察に石を投げるなどをしたようです。

 今回のこの暴行事件に対して、市民団体の女性たちは強く非難する声明を発表し、2週間、露店からの商品の購入をボイコットすべきだとしています。

結局、他のメディアの情報などを見ても、女性へ暴行した原因はわからないようです。ただの不満のはけ口だったように思います。

あと、以前も書きましたが、暴動になるとバスターミナル近くのモスク前からリロングウェ橋にかけて非常に緊迫した状態になるので、バスターミナル中心部から中国雑貨スーパーのWULIANと上海の間の道路を利用した方がトラブルに巻き込まれるリスクが少ないと思います。距離的にも近いです。ただ、ミニバスの往来が激しいので、接触事故には要注意です。

ガソリンスタンドは厳戒態勢

 深刻な燃料不足が昨年から変わらず続いていて、ガソリンスタンド前は車の長蛇の列となっていますが、昨日、ブランタイヤで混乱があったこともあってか、主要なガソリンスタンドには警察が配備されるようになっています。それでも、比較的客層が良いはずのシティセンターのガソリンスタンドでも、なんとなく客同士がもめているし、嫌な空気です。今日、スーパーのフードワースのあるところのガソリンスタンドにタンクローリーが2台到着しているのを見かけました。タンクローリーを見かけることも少なく久しぶりに見ました。

 燃料不足は、今年に入ってさらに悪化していることを実感します。職場の往復にミニバスを利用していますが、私の区間は料金は50MK(25円)となっています。行きは、エリア24行きのミニバスに乗車するので、問題ないのですが、帰りは、南方面からバスターミナルに向かうミニバスはどれでも乗車出来るので乗るのですが、50MKの区間にも関わらず、100MKを要求される頻度が増えています。今年に入って数えてみると7回、帰りにミニバスに乗る機会がありましたが、3回も100MKだと言われてました。注意してみていると外国人の私だけでなくマラウイ人も払わされています。おそらく、ブラックマーケットで、公定価格の倍の値段で燃料を購入しているため、特に近郊ではない中長距離のミニバスは採算が厳しいと思われ、背に腹は代えらず要求していると思われます。

 以前だとクレームをしているところですが、最近はマラウイ人が苛立っているのがわかるので素直に払っています。

リロングウェ、バスターミナル周辺でズボン着用の女性を襲撃

 情報が錯綜しているので正確ではありませんが、ツィッターやメディアなどの情報によるとリロングウェのバスターミナル周辺(エリア1,2)で、暴徒化した一部の男性が、ズボンやミニスカートを着用している女性に対して下半身に着用しているもの全て脱ぐように強要するという行為に及んでいたようです。ちょうどこうした情報が飛び交いはじめたのがお昼過ぎで、私も正午半過ぎに職場でランチをすませてツィッターをチェックしていて知りました。最初、1/5にリロングウェ市当局・警察と路上販売者が衝突した際に逮捕された仲間の釈放を求めてのデモ行動と思われたのですが、どうもデモ活動というより、暴徒化した男たちが女性に因縁をつけて襲撃したり、商品を略奪しようとしているように見えます。民間ラジオ局のゾディアックによると昨日もバスターミナルから自宅に帰ろうとしている女性が裸になるよう強要されたという報告があったことを報じています。昨日はマラウイはジョン・チレンブウェの日(1/15)の振替休日でした。

 私は、もともと今日はシティセンター(新市街)の方に用事があったので、午後2時過ぎには職場を引き上げようと思っていたのですが、12時半過ぎ現在では、とりあえずバスターミナル周辺は落ち着いているという情報があったので時間を早めてシティセンター側にミニバスを乗り継いで移動することにしました。バスターミナルには、午後1時前ぐらいに到着しましたが、とりあえずミニバスや露店なども出ていて大丈夫そうな様子でしたが、リロングウェ橋を渡ってすぐにある2つの中国雑貨スーパー(WULIAN, 上海)や周辺のショツプは閉店していました。また、職場からバスターミナルに向かうミニバスでは、バスターミナルに着く直前に赤ちゃんを背負った一人の若い女性が下りました。他の乗客の反応から、すでに情報を知っているらしく、トラブルを避けるために手前で降りたようでした。

 ズボン着用の女性を攻撃している目的は明らかになっていないようですが、ズボンやミニスカートは体のラインがよく見えるので道徳的にチテンジという伝統的な巻きスカートを着用すべきと腹を立てて攻撃しているというより、ズボンやミニスカートは富裕層の象徴であり、これに対して貧困層に位置する路上販売者たちが腹いせに攻撃しているように見えます。またズボンやミニスカートの多くは中国からの輸入品だと思われます。

 また、未確認ですが、おそらく1/5に警察と露店との衝突で逮捕された人たちですが、まだ釈放されていないのではと思います。先週、司法関係の職員が給与アップを求めてストライキをしているため、裁判所は業務を停止しており、その関係で裁判が進まず、勾留されたままになっているように思います。仲間が勾留されて苛立っているかも知れませんが、だからといって一般女性を攻撃したり、商店への略奪行為が許されるわけではありません。