雨が降りました

 帰宅するまでもつかな、と思ったのですが自宅直前200mぐらいからスコールほどではありませんが本格的な雨となりました。リロングウェでは、乾季に入ってからはじめての雨です。昨年は、10/21に雨が降りました。この雨と関係ない気がしますが、ちょうど午後3時から職場も自宅も停電になりました。この2-3週間、短い停電はあるものの1時間以上の停電は久しぶりです。職場と自宅で同時の停電なので広域停電っぽいので、トラブルでの停電でないことを祈ります。トラブル停電だと長期化するので・・・

季節の変わり目

ツリーアガマトカゲ 雨季に入るのは、来月後半ぐらいからだと思うのですが、最近はどんよりとした日も多くなっており、マラウイ国内や周辺国では場所によっては雨が少し降ったりしているようです。今も雷が遠くで鳴っていて、今にも雨が降ってきそうな気配です。

 不思議なのは、まだ雨が降っていないのに先月くらいから植物や生き物が活発化するところです。たしかに暖かくなったからというのはわかるのですが。ジャカランダの花が咲き、すっかり葉っぱが落ちて今にも枯れそうに見える木があっという間に新緑に包まれていきます。今まで全く姿が見えなかったトカゲやヤモリもよく見かけるようになりました。写真は先週撮影したツリーアガマトカゲです。雨季に入るとよく見かけるようになります。

リロングウェ、ビール、コーラ不足が改善

 この2、3週間、理由は不明ですが、リロングウェ市内では、マラウイ国内で生産されているカールスバーグのビール、コカコーラなどが品切れとなっていましたが、今週あたりから、供給され始めたようで、ショップライトやゲーム、バスターミナル周辺の商店などでも見かけるようになりました。街中にも昨日、一昨日と、ビールとコーラの大型配送トラックが走っているのを見かけました。

郵便物DVDの検閲

 昨日、インターネットのオンラインショップで購入したDVDが国際郵送されて届いてました。封筒がビニール袋で丁寧にラッピングしてあるなぁと思って、自宅に帰って開けてみたら、検閲されたみたいです。封筒はカッターのようなもので横が切られていて、DVDのパッケージも開けられていました。DVDメディア自体は特に問題なかったのでホッとしました。ただ、今回は郵便物は、どこかで山積みされていたようで、DVDのパッケージ自体は潰れてました。

 郵便物の中身がチェックされたのは今回が初めてです。半年ぐらい前にも同じオンラインショップで購入しているのですが、そのときは、検閲されていませんでした。あと日本の専門雑誌も定期購読(月2回発刊)しているのがあるのですが、こちらも一度も開封されたことはありません。サンプリングされたのと、おそらく、購入したショップがアマゾンとかでなく、タイのオンラインショップなので、気になったのではないかと思います。ちなみに、購入したDVDはタイ・ラオス合作の現代ラブストーリー映画「ラオ・ウエディング」です。怪しいDVDではありません。。。この映画はシリーズ3作めになりますが、1作めは、33年ぶりのラオス国産映画ということでラオスで非常に話題となりました。そういえば、マラウイも映画って聞かないですね・・・ 映画とか書籍とかは国の発展レベルのバロメーターになる気がします。マラウイの人は新聞を読むのが好きなので、もう少し発展しても良さそうですが・・・

この郵便物はタイからマラウイへ約2週間で着いたようです。日本からの郵便物も、大体2-3週間ぐらいで届いています。英国のアマゾンで買ったものは4週間ぐらいだったような気がします。

アフリカと中国は真のパートナーになれるか

 ダイアモンドオンラインに表題の通り、「敵か味方か - アフリカと中国は真のパートナーになれるか」という興味深い記事が掲載されています。ちょっとびっくりしたのが、最初の事例でした。

先日もアフリカ南東部にあるマラウイ共和国で起きた、現地の中国人に矛先を向けた暴動が話題になった。 「マラウイの中心街では中国人資本の店が襲撃された。みんな中国人にはいい感情を持ってない。ローカルの商売がどんどん潰され、地元民は我慢の限界に来ている」

マラウイが取り上げられるとは思わなかったのでびっくりしました。先日も記事で書きましたがマラウイ国内での不法滞在の中国人に対して取り締まりを強化するということが報道されていました。日々増える中国人、そして中国商店ですが、マラウイは中国と国交を樹立したのは2007年12月28日です。まだ4年も経っていないのです。

 南アフリカのヨハネスバーグの空港でも、エチオピアのアディスアベバの空港でも、中国人は本当に目立っています。カジュアルな服装の中国人が集団で、あまり聞き慣れない行き先に旅立っていきます。ヨハネスバーグで見かけたときは、コンゴ民主共和国の首都キンシャサに次ぐ第2の都市のルブンバシ(Lubumbashi)に行く人たちでしたし、アディスアベバで見かけた中国人の集団は、ナイジェリアの最大の都市ラゴス(首都は、アブジャ)に行く人たちでした。

今日は平常通りです

 今日は、本来なら自宅待機スト2日目ですが、平常通りに戻っています。車の交通量や人々の往来もいつも通りに戻っています。警察とか特に目立って配備されている様子はありませんでした。昨日は、市民グループの呼びかけに応えて自宅待機ストをしたというより、ストに伴う不測の暴動などを避けるために自宅にマラウイの人も待機していた感じのようです。

自宅待機スト1日目は静寂のうちに終了

 昨日(09/20),全国規模の反政府デモの延期を決めた市民グループは、「プランB」として3日間の自宅待機ストを国民に呼びかけました。自宅待機ストの1日目は大きな混乱もなく無事に終了したようです。(南部のゾンバでは少しトラブルがあったようです。)今日は、私自身も自宅待機し、自宅からは結局一歩も外に出ませんでしたが、日曜日のような非常に静かな1日でした。メディアの報道によると、リロングウェ市内は、ショップライトやゲームといった南ア系スーパーはオープンし、銀行も一部を除いてオープンしていたようですが、客足はさすがに少なかったようです。また、中国系やインド系の商店は暴動による略奪を警戒して店舗を閉めていたようです。このあたりは、前回の8/17のデモが延期されたときと同じ状況です。

 3日間の自宅待機ストということで、明日もデモ予定にはなっているのですが、平常化すると思われます。私も明日は平常通りに職場に行く予定です。

 今後、どういった動きになるかは流動的です。市民グループ側も今回のデモでは足並みが乱れ、前日には少なくとも5つの市民グループがデモに参加しないことを表明していたようです。政府および与党民主進歩党は勝利宣言をしています。国民も2回連続して、前日のデモ延期で拍子抜けしているようです。

 しかしながら、恒常的な燃料不足、外貨不足など多くの課題は具体的な対策が講じられておらず未だ不透明のままです。今シーズンは、外貨獲得収入の約6割を占めるといわれるタバコの売上も半減しており、まもなく市場も終わります。薬だけは、マラリアとHIVの治療薬を確保する対策が講じられたことが昨日、報じられていました。

国際平和デー

 今日は国際平和デーです。国連がすべての国、人々にとっての共通の理想である国際平和を記念、推進していく日とのことです。国連は、毎年9月21日を定め、この日は、停戦と非暴力を働きかけています。今回、反政府デモが延期となり、自宅待機ストを実施した深層的な背景には、こうしたこともありそうです。国連総会も実施されているので、暴動が発生する可能性があるデモは政府側、反政府側とも避けたかったはずです。

日曜日のように静かです

 反政府デモを予定していた市民グループが、全国規模のデモを延期し、3日間の自宅待機ストを呼びかけたことから、私も状況を静観するために自宅で待機していますが、車などの通る音も聞こえず、野鳥のさえずりだけ響く日曜日のような静けさとなっています。町の様子はまだわかりませんが、休日のように閑散としているのではないかと思われます。3日間の自宅待機ストですが、マラウイ人がどこまで呼応するかが焦点です。外国人である私たちはあくまで中立ですが、現時点では、今週は職場には行きづらい雰囲気になってます。

マラウイ:高等裁判所、デモ禁止命令を無効に

 高等裁判所は、先に出されているデモ禁止命令は無効という判断を下した模様です。

これにより、明日に予定されている全国規模の反政府デモは”合法的”に実施可能となります。今日のネーション紙によると、明日に予定されているデモには、3つの市民団体が「参加しない」ことを表明しているようで足並みが乱れており、どういった動きになるか気になります。実施される場合は、予定されていた8月17日のデモのときのプログラムで、各都市(リロングウェ、ブランタイア、ゾンバ、ムズズなど)で座り込みのデモが実施される見込みです。

(追記1)マラウイボイスによると、この判決に対して、デモ禁止を支持する政府支持者から異議が出ており、最終的な判決は午後3時になるとのことです。

(追記2) デモ禁止命令に対する異議申し立ては却下されたようです。(16:21)

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