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作成日:2013年10月22日(火)08:06
英国大手のグラクソ・スミスクライン社は、臨床試験で一定の成果が得られたとして来年にマラリアのワクチンの承認の申請を行う方針とのことです。臨床試験をアフリカ7か国で1万5千人以上に5~17ヶ月の乳幼児に対してワクチンを接種し、マラリア感染リスクが46%減少したとのこと。生後6~12週間の乳児に対しては27%減少しているとのことです。
WHOの2010年の統計によると、世界で約2億2000万人にマラリアに感染し、66万人が死亡しているとのことです。特にアフリカでの乳幼児の死亡が多く、このワクチンに強い期待が寄せられているでしょう。
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作成日:2013年10月11日(金)20:31
マラウイのジョイスバンダ大統領は、政府内に広がる度重なる大規模な汚職問題に対処するため大統領の権限において、25人全閣僚を解任し内閣を10日付で解散したようです。
マラウイに限らず途上国での汚職問題はひどいですね。役人にとっては既得権、手当のように思っているところがあります。マラウイでもなかなか実態はつかめませんが、国家予算の2~3割は汚職に消えていると言われています。数字的にピンとこないかもしれませんが、数十億円の規模で汚職が行われていると見られています。
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作成日:2013年09月07日(土)08:48
マラウイ政府は、今年5月に売却した14人乗りの政府専用ジェット機(フランス製のダッソーファルコン900)の売却費1500万ドル(約15億円)を今年全人口(約1500万人)の10%が食糧不足になると見込まれることから、トウモコロシやマメ科の穀物などの購入費として充当することに決定したことを明らかにしています。
この専用ジェット機は、前大統領であるムタリカ大統領が2010年3月に議会を通さず購入したものです。購入費用は1326万ドル(約12億円)とみられています。トップドナーである英国は当時、これに対して強烈に批判し、援助金を約30億円から26億円と約4億円(440万ドル)削減しました。その後も維持管理費や保険などで年間30万ドル(約2700万円)と膨大な費用がかかっていたとみられ国内外から批判を受けていました。国家予算の4割をドナーからの援助で賄っていたわけですから当然ですよね。
独裁色が強くなり、国内外の批判がされていた前ムタリカ大統領は2012年に心臓発作で急死し、バンダ大統領が就任しましたが、バンダ大統領は、ドナーとの関係改善の尽力し、経済の立て直しのために大統領の給与の30%減額したり、以前から批判のあった閣僚のベンツ35台の売却する方針を明らかにしています。専用ジェット機は、今年の1月に売却の方針が発表され、今年の5月に競売にかけられ売却が成立したものです。
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作成日:2013年08月05日(月)22:11
朝日新聞デジタルで連載中の「アフリカの風に吹かれて」という連載コラムですが、7/31からマラウイ編の連載が行われています。興味のある方は一読されてみてはいかがでしょうか?
首都リロングウェの様子の写真とかもありましたが全く生活していたときと変わっていないです。ホントに首都とは思えない人の少なさですね。
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作成日:2013年08月05日(月)00:22
実は、マラウイで検索されている人は、やはりこれからマラウイに国際協力の活動などで行かれる人が多いので、「マラウイ 治安」といったキーワードで訪問される方が多いです。
最近の様子ですが、私はすでに日本に帰国していますが、自分自身のマラウイでの生活経験、マラウイの最近のニュース、日本の外務省や在マラウイ日本大使館などの公開している治安情報を見る限り、アフリカのその他の国と比べると相対的に良好と言える思います。ただ、東南アジアなどと比べるとやはり治安は一桁悪いという感覚は未だ変わっていません。
治安状況が気になる人は「外務省の安全情報-マラウイ」をまずは一読しましょう。
これを読んでいただくとわかりますが、2012/04が急死したムタリカ大統領のときは、最近では一番雲行きが悪かったです。ちょうど私が生活していたときでしたが、その後は落ち着いています。マラウイの通貨クワチャも前大統領が死去後、大統領の昇格したバンダ大統領がクワチャをドルに対して50%という大幅な切り下げと変動相場制を導入し、クワチャの下落が続き国民の生活が苦しくなりストなどが続いていました。クワチャも今年の4月には、1ドル420MK近くまで下落し、どうなるかといった感じでしたが、その後、回復して1ドル330MKで推移しています。クワチャのレートが大きく動いたのはタバコ市場との兼ね合いのようですね。
最近、在マラウイ日本大使館が海外安全対策情報というのを公開してくれるようになりました。担当の人が変わってもずっと公開してほしいです。
これは、かなり貴重な情報で日本人や外国人の被害事案を公開しています。
これを見ると、常時、南部のブランタイヤでは10人程度の武装した強盗団による強奪行為や首都リロングウェなどでも大ナタ(盤刀)や銃器をもっての強奪行為が、在留日本人の数からすると高い確率で発生しています。住居へ物品強奪侵入あるいは未遂、携帯電話などのスリなどによる盗難被害は日常的に私がいたときにも発生していましたが、今でも発生していることがよくわかります。こうした事案に報告されていないものも多いので盗難などは日常的に発生していると思った方が良いです。
相手が大ナタ(盤刀)や銃器を持っているので本当に危険です。マラウイは医療水準が本当に低いので、大怪我をしたら南アフリカまで搬送しなければなりません。
アフリカで生活されている方は、日本人感覚からすると結構鈍感になっていて、大丈夫、といった言葉をそのまま鵜呑みにすると危険です。ただ運が良かっただけなのに武勇伝のように語っている人がいます。旅行者や短期滞在の方は東南アジア感覚で行動するよりもう一つ高いレベルでの安全管理が求められます。リスクをゼロにするのは不可能ですが、低減させるように意識していくことが必要だと思います。
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作成日:2013年08月04日(日)20:16
マラウイの前大統領のムタリカと距離が近かったジンバブエのムガベ大統領ですが、7月31日に大統領選挙が行われ、3日に選挙結果が発表されムガベ大統領の6選が決まったことが報じられています。ムガベ大統領は、1980年にイギリスから独立した際に、初代首相に就任(初代大統領は、カナーン・バナナ)にしています。1987年に儀礼的な議員内閣制を廃し大統領制に移行し、ムガベ氏が大統領に就任しています。初代大統領は儀礼的な行為のみ行なっていたようで、実務は独立以降、現ムガベ大統領がずっと権力を握っていることになります。ムガベ大統領は、現在89歳ですが、大統領の任期は5年ですので94歳まで大統領職を続けることになります。つまり、38年間の長期政権になる見込みです。
対立候補であるツァンギライ首相は選挙に不正があったと主張しています。ムガベ大統領を容認しない米国や欧州なども不正疑惑を指摘し、アフリカ連合に調査を促していますが、アフリカ連合は、選挙は「有効」であるとの見解を示しています。
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作成日:2013年08月03日(土)08:52
昨日の「こんなところに日本人」は、ちょっと肩透かしでしたね。リロングウェ近郊のザピタ村で日本人に・・・と番宣までしっかりしておきながら、結局ザンビアからマラウイの移動の道中に終始。結局、肝心なところは翌週(8/9)にでした。マラウイの首都リロングウェ近郊のザピタ村というところで村落開発の国際協力を行なっている公益社団法人日本国際民間協力会(NICCO)のスタッフの活動の様子を紹介するようです。昨日のような、つまらない道中の様子で無理やり時間を伸ばさず、せっかくの機会なのでマラウイの現地の様子などをしっかり伝えてほしいなぁ、と思っています。不定期放映で人気があったことから今年の4月にレギュラー化されたそうですが、ちょっと無理がある感じがします。
ということで次回8/9 午後9時~もマラウイです。テレビ朝日系列 世界の村で発見、こんなところに日本人です。
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作成日:2013年08月01日(木)21:34
先週見た後に書こうと思って忘れてました。明日のテレビ朝日系列の「世界の村で発見!こんなところに日本人」では『千原せいじがアフリカ54ヶ国に住む日本人全員に会いに行きます』の企画の中でマラウイが紹介されるようです。
テレビの企画としては、アフリカ54カ国に住む日本人全員に会いに行くとしています。ただ実際にはアフフリカはなかなか長期滞在の日本人が少ないので企画をしたものの大変そうです。先週はザンビアに生活する日本人女性ということでしたが、これはJICAの人とぼかしていましたが青年海外協力隊員でした。明日は、マラウイのリロングウェ近郊のザピタ村ということで、おそらくNGO関係の女性のようです。
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作成日:2013年06月04日(火)07:56
3日、第5回アフリカ開発会議が横浜宣言2013を採択し閉幕しました。今後5年間で、官民合わせて3.2兆円の支援を表明し、安倍首相は「投資すべきは今だ。」と述べています。
素人による国際支援からプロによる国際支援というか投資に期待したいところです。アフリカというと貧しい子どもたちに寄付しよう、とかそういった活動だけに目がいきがちです。寄付しようといっているけど、相手が必ずしも依頼しているわけではないんですよね。
最近、テレビでも身銭を切ってアフリカに人生を捧げています、といった方がよく取り上げられるけど、マクロでみるとアフリカ大陸には10億人いるし、貧しい人がいる中、お金持ちもいるのも事実です。技術も何もない素人のボランティアが活動しても出来ることはしれています。自己満足と言われても仕方がない気がします。
アフリカ各国も支援という上から目線ではなくパートナーとしてみてほしいと異口同音に言っています。双方に恩恵がある関係が築けるかどうか、それが問われる5年間になりそうです。
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作成日:2013年06月03日(月)19:24
1日のアフリカ開発会議の開会後に行われた日・マラウイ首脳会談の概要について外務省が発表しています。ジョイスバンダ大統領が環境、教育、技術、インフラ、農業、灌漑、一村一品運動における日本の支援に謝意を述べ、インフラ開発、母子保健、村落の貧国撲滅について、日本のさらなる支援を要請しています。
また、青年海外協力隊の活動についてもジョイスバンダ大統領は感謝の意を表明しています。