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作成日:2012年01月17日(火)15:43
昨日、北部のムズズで不正に備蓄していたガソリンに引火して住宅が爆発して火災となり、二人の子供(6歳と10歳)の焼死が確認されています。
ガソリンに不正備蓄による火災は後を絶たず先月もムズズとムジンバでガソリンに引火して火災が発生し1人が死亡しています。マラウイ燃料規制局は、ポリタンクやドラム缶などのいかなる容器への備蓄を禁じていますが、燃料不足が深刻のため備蓄されているのが実情で、事故が後を絶たないようです。
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作成日:2012年01月17日(火)15:26
JICAマラウイ事務所は、現地英字新聞にマラウイ人に対しての雇用詐欺の注意喚起を出しています。プレスリリースによると、詐欺グループは、JICAが雇用し、近隣国へ飛行機を使っての出張を確約するといった内容で、金銭を手数料のような形だと思いますが要求するもののようです。当たり前ですがJICAでは採用にあたっては透明性の高い方法で行い、採用プロセスにおいて応募者に金銭を要求することはないとし、詐欺被害に遭った人は近くの警察に報告するよう求めています。
邦人が被害に遭うことはもちろんありませんが、マラウイ人から相談を受けることがあるかも知れないので、こうした詐欺グループの存在を知っていた方が良いかもしれません。先日、南アで韓国人親子が誘拐される事件がありましたが、これは、商談を口実に南アに呼び出して誘拐したものでした。アフリカの詐欺事件はどれも巧妙なので注意が必要です。
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作成日:2012年01月17日(火)13:15
アフリカ最大の産油国であるナイジェリアでは1日から燃料の補助金の打ち切りに伴い、ガソリンの値段が2倍強に急騰し、これに不満を唱えた労組が9日より全国規模のストを実施し経済活動が麻痺していましたが、16日にナイジェリアの大統領がガソリンの値段の上限を設ける方針を示したことから、ストを中断しました。ガソリン価格の上限を1リットル97ライラ(約46円)とするものです。以前は65ライラ(約30円)で、打ち切り後は150ライラ(約71円)まで急騰していたようです。
先日も書きましたが、マラウイは1リットルあたり、380MK(約190円)です。輸送コストがかかることはわかりますが本当に高いですね。クリスマス休暇を過ごしたタイでは、1リットル約85円、マラウイと同様の内陸国のラオスは約100円。日本は約139円です。
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作成日:2012年01月17日(火)05:38
マラウイボイスは、15日のマラウイの最初の独立運動家とされているジョン・チレンブウェの日の、非公式の匿名の反政府グループのデモ活動が失敗したことを伝えています。
デモは、リロングウェ、ブランタイヤ、ゾンバ、ムズズで匿名の反政府グループによって計画されていたようですが、デモ主催者が匿名であること、デモ計画の周知も徹底されていないこと、日曜日であること、メディアなどが全く同調していないこと、などから実施を疑問視していました。なので、私もサイトにデモ情報は信憑性が低いと判断し、特に掲載していませんでした。
デモを実施するには、参加者を動員するために市民団体、人権団体、労働組合そして野党などが連携して平日の実施でないと周知が徹底されず実施が難しい気がします。さらに今までの状況を鑑みると裁判所がデモ実施を認める許可がないと、政府側が違法であるとして武力行使によって鎮圧するでしょう。昨年少なくとも19人の犠牲者が出ている実情を考えると慎重に行動すると思います。
現在、デモのターニングポイントは、市民グループの政府連絡グループとの協議の締め切りを3月としているので、ここまでに状況の進展や改善がないと、外貨不足、燃料不足から物価高騰で経済危機となっているため、再び全国規模のデモが起きる可能性があります。
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作成日:2012年01月16日(月)14:57
先週の金曜日(12/9)にアジア系マラウイ人がリロングウェのカムズ国際空港で外貨18万4600ドル(約1470万円)を不法に持ちだそうとして逮捕されています。彼は、エチオピア航空でドバイに向かう予定だったようですが、空港でのチェックイン前の警察による荷物チェックで、スーツケースの服の下の隠し底にあったとされています。
クリスマス休暇で私が出かけたときには空港での手荷物チェックはたまたまなのか厳しくありませんでした。所持金を聞かれ、財布を見せたらそれ以上の調べはされませんでした。ちなみに外貨はいつも分散して持っています。
ただ、メディアも報じていますが、外貨持ち出しは非常に厳しくなっており、500ドルの外貨を引き出すのに申請が約1ヶ月かかっているとし、また、闇レートは1ドルが270MKであるとも報じています。270MKが本当だとするとクワチャの実質レートはさらに下落していることになります。直近は、1ドル250MKぐらいだと思ってました。公定レートは、165MK、銀行などでの実際の現金両替レートは170MK、IATAが定める航空券の公定レートは173MKとなっています。
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作成日:2012年01月16日(月)14:09
金、土と買いだしでGameストアやSPARに行きましたが、スーパー品薄気味です。年末のクリスマス休暇以降に商品が入荷されていないようです。SPARでは野菜とか全然なかったし、いつも在庫があるソーセージとかも品切れ。元旦に買い物にいったときにはあったので、少なくともそれから入ってないんでしょうね。Gameでは、ジュースとかチョコレートとかが他店よりいつも安いので買おうと思ったのですが、どちらも在庫切れです。ジュースは国内で生産しているSoboというブランドのオレンジジュース一色でした。国産のコカコーラなどのソフトドリンクは棚一杯に並んでいました。ショップライトも入荷していないようです。
在庫が少ないと、あるときに買っておかなきゃという心理が働くので品不足が加速してしまいますね。今年に入り、もともとヒドイ燃料不足がさらに悪くなっているみたいなので、そうした影響もあるのかも知れません。以前はガソリンスタンドでの長蛇の列を見ると、ガソリンスタンドにタンクローリーが到着しているのを見かけることが多かったのですが、最近は、見かけることはほとんどなく、燃料到着のアテもないまま仕方なく並んでいるようです。並び方も酷くメチャクチャで幹線道路を完全に塞いでしまい、警察が交通整理をしないといけないほどです。
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作成日:2012年01月15日(日)16:49
1月15日は、ジョン・チレンブウェの日ということで祝日です。今日は日曜日であることから明日月曜日が振替休日となっています。ジョン・チレンブウェ氏は、マラウイで最初に独立運動した人として英雄視されており、マラウイの紙幣の肖像になっているため、マラウイ人なら誰でも知っている人です。
ジョン・チレンブウェは、教師であり牧師でした。1915年に飢饉が発生し、大量のモザンビーク人と白人がやってきて、ジョン・チレンブウェが住む地域の教会や学校を焼き払い、土地を奪い取ったようです。一方、第一次世界大戦によるヨーロッパの戦争にアフリカが巻き込まれることに疑問を呈していました。こうした背景から、ジョン・チレンブウェは、彼の信徒200人と話し合い、武装蜂起しました。そして、1月23日に入植者である白人のウィリアム・リヴィングストンを殺害し、一時は優勢だったものの、その後劣勢に転じ、2月3日に逃亡していたところをアフリカ人兵士によって発見され射殺されています。
日本語のウィキペディアの記事を読むとジョン・チレンブウェがウィリアム・リヴィングストンを殺害し首を教会に持ち込んだように読み取れるのですが、実際には信徒である別の男性が殺害したようです。ジョン・チレンブウェは白人女性に対して性的虐待をしないように、そして略奪しないようにと指示をしていました。また、逃亡し発見されたときにも武器は所持していなかったようです。彼の意に反した方法で殺害や略奪などが起こってしまったようです。
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作成日:2012年01月15日(日)15:43
12月中旬ぐらいまで、全国的に雨の降り方が不規則で、今シーズンは、トウモロコシ(メイズ)などの作物が一部で不作になるとの予想がなされています。ただ、今日もシトシトと朝から雨が降り始めましたが、12月後半から降雨量も持ち直し、全国的に平年以上の降雨量となっています。南部のチクワワやンサンジェでは洪水が発生しているようです。リロングウェも1月1-10日の期間は212mm(平年は73mm)なので、約3倍の雨が降っています。この調子で雨が2、3月まで降れば、作物の収穫量が確保出来そうな見込みとなっています。
ただ、すでに南部のムランジェなどの一部の地域では不作が伝えられています。これは、早めに作付した作物が、その後雨が降らなかったため枯れてしまったりしているためです。ゾディアックによると雨季早期の干魃によってムランジェの7万世帯が被害を受けたことを報じています。
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作成日:2012年01月14日(土)14:25
昨年の10月に英国に拠点をおく Surestream石油社は、マラウイ湖の天然ガスと石油の独占的探鉱権をマラウイ政府から得ていますが、先日、リロングウェでメディアのインタビューに応じて、調査には4-7年かかる見通しであると述べています。また、調査にあたって、もっとも心配されるマラウイ湖の生態系については、上空などから音波探知などを用いるため影響は与えないだろうと述べています。
マラウイ湖は淡水のガラパゴスとも言われており、マラウイ湖にしかいない固有種が数多くいます。こうしたことから、マラウイ湖の一部が世界自然遺産に指定されています。昨年放送されたNHKスペシャル「ホットスポット最後の楽園」でも第5回で、アフリカの古代湖としてマラウイ湖が取り上げられ、口の中で子育てをする巨大ナマズカンパンゴの生態が紹介されました。この最後の楽園が守られるかどうかが一番に気になるところです。
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作成日:2012年01月11日(水)19:29
アフリカ最大の産油国であるナイジェリアで、政府による1日からの燃料補助金の打ち切りをめぐって労組と政府が衝突し、労組が9日からゼネストに突入し、経済が完全に麻痺しているようです。警察が催涙ガスなどで鎮圧にあたり、警察の発砲によると見られる死者も出ています。ガソリンの値段は、1リットルあたり約150ナイラ(約71円)で、以前の価格に比べると2倍強になったとのことです。
なぜ、この記事を取り上げたかというと理由は違うもののマラウイと状況が似ているからです。ただガソリン代は高騰したといってもマラウイに比べると比較にならないほど安いですね。マラウイは、380MK(190円)ですから。ナイジェリアにも出稼ぎの中国人がたくさんいるようで、エチオピアのアディスアベバの空港でナイジェリアの主要都市であるラゴス行きに大挙して乗り込む若い男性中国人が非常に印象に残っています。