東日本大震災、タンザニアから義援金2600万シリング
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- カテゴリ: 2011
- 作成日:2011年03月25日(金)17:42
東北地方太平洋沖地震を受け、タンザニア連合共和国の国会より、義援金2600万タンザニアシリング(約140万円)を寄付する旨の申し出があったとのことです。
タンザニアのみなさま、ありがとうございます。
東北地方太平洋沖地震を受け、タンザニア連合共和国の国会より、義援金2600万タンザニアシリング(約140万円)を寄付する旨の申し出があったとのことです。
タンザニアのみなさま、ありがとうございます。
今年の1月にマドンナが共同創設者である慈善団体のレイジング・マラウイが、マラウイの首都リロングウェ郊外の空港近くに建設予定だった女学校の建設を断念する声明がウェブサイトとマラウイの現地新聞に発表されましたが、これについて「ニューヨーク・タイムズ」のインタビューに応えたようです。
大きくは今まで報道された内容と変わりませんが、具体的な金額が明らかになっています。国内外から約400人が通う予定だった女学校は1500万ドル(約12億円)かけて年内に建設される予定でした。マドンナ自身は、レイジングマラウイに1100万ドル(約8.8億円)の資金を提供しているようです。
しかしながら、380万ドル(約3億円)を経費を使ったところで断念することになったとのことです。問題は経費の内訳で、大半が建築家へのデザイン料と報酬に消え、なぜかまだ未雇用の従業員の2台の車代や学校理事の自動車、住宅、オフィススペース、ゴルフ会員権などの不自然な支出も明らかになっています。
にも関わらず、女学校建築予定地の土地の所有権も取得することが出来ず、実際の建設工事は全く着手されていない状態でした。こうした状況のため計画を断念せざるを得なかったようです。
今朝、出勤中にリロングウェ橋のところで、欧米人旅行者グループの乗車する大型バスを見かけました。大型バスというか、大型トレーラーの2階建て構造で2階の屋根付きオープンシートのような構造になっていて、バスというよりはクルーズ船に近いような雰囲気で欧米人が高い位置から外を眺めてました。ちょうどサイトに写真があったので参考までにリンクしています。写真は車の上ですが、見かけたときはもちろん、旅行者は、車の中です。24人乗りのようです。
旅行会社のURL(http://www.oasisoverland.co.uk/)が車に書いてあったので、サイトをみると、長期のクルーズ感覚の旅のようです。今回見かけたのがどのツアーかわかりませんが、例えば、リロングウェ出発で、最終目的地が南アフリカのケープタウンで35日間といった感じです。料金は、450ドル?(ビザ代は別)となっています。周遊する国はマラウイ、モザンビーク、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、南アフリカとなっています。料金が非常に安いのは、旅程の90%以上がキャンピングで、平均して最低2回の食事付きだそうです。あとは飛行機代とか別ですので、出発地集合、到着地解散となります。日本人だと旅費はなんとか大丈夫だとしてもなかなか日数を35日間も確保するのは至難なことです。こうしたタイプのツアーは何社かが催行しているようで、数ヶ月に1回ぐらいの割合で、トレーラーのようなバスをリロングウェ市内で見かけます。
3/11に発生した東北地方太平洋沖地震に関して、23日16時現在で、131の国と地域及び33の国際機関等から支援の申し入れ、義援金の寄付や物資の支援などがあり、また、世界各国・地域や国際機関からお見舞いと連帯の表明が多数寄せられています。
世界中の方々からのお見舞いと温かいご支援にあらためて心より感謝申し上げます。
こうした各国からの温かいご支援をいただく背景には、青年海外協力隊員などの長年の草の根活動で築かれた信頼・友情関係があると言われています。そこで実際に各国からのお見舞いや支援の表明をしている国と青年海外協力隊員の派遣実績の国との関連を見たところ次のようになりました。(3/24現在)
? | 派遣実績国数 | お見舞や支援を 表明している国数 |
アジア | 19 | 19 |
大洋州 | 10 | 8 |
アフリカ | 26 | 19 |
中東 | 7 | 7 |
中南米 | 22 | 21 |
欧州 | 4 | 4 |
合計 | 88 | 78 |
公式にお見舞いや支援の表明がされていない10カ国のうち7カ国がアフリカとなっています。やはり距離感を感じてしまいます。現在、派遣中の協力隊の41%がアフリカに派遣されています。
協力隊の累計派遣総数が1,000人以上の国は世界で11カ国あります、そのうちの5カ国がアフリカ(マラウイ、ケニア、タンザニア、ジンバブエ、ガーナ)にあります。しかしながら、1,000人以上の派遣実績があり公式にお見舞いや支援を表明していない国は協力隊派遣総数世界一のマラウイだけとなるようで非常に残念です。
東北地方太平洋沖地震を受け、ナミビア政府から義援金100万米ドル(約8,000万円)、ボツワナ政府から義援金100万プラ(約1200万円)、スーダン政府から義援金10万ドル(約800万円)の寄付の申し出、ガボン政府から義援金100万ドル(約8,000万円)の日本赤十字への寄付の表明がありました。
それぞれの国のみなさま、ありがとうございます。
中国はジンバブエに対して、7億ドル(約570億円)の巨額の長期借款を行うようです。中国側はその見返りとして、中国人のジンバブエでのビジネス利権の保障、鉱物資源の確保があるようです。ジンバブエは、プラチナなどの鉱物資源が豊富のようで、鉱物の利権を狙う中国と、独裁政権による圧政に対する非難により西側諸国からの援助がなく、援助金がほしいジンバブエとの双方の思惑が一致した結果のようです。
ジンバブエは、植民地時代の影響から反白人感情が強く、近年は、中国と友好関係を深めているようです。
先週、EUが民主的なガバナンス実現のために3,000万ユーロ(約35億円)を欧州開発基金より拠出することとし、EU大使と、マラウイ財務大臣の間で調印が行われましたが、財政支援推進派(CABS ? Common Approach to Budgetary Support)と呼ばれている英国、ドイツ、ノルウェー、欧州連合とアフリカ開発銀行が貧弱なガバナンス(統治)について憂慮する旨をコメントをしており、具体的には、現在、マラウイ国内で懸念されている次のような問題をあげています。
現地英字新聞The Nation紙も社説の中で、マラウイ国民も同様にこれらの問題を懸念していると述べています。
財政推進派は、こうした問題を懸念して、援助金を一部保留にしています。報道によると、230億クワチャ(約148億円)のうち150億クワチャ(約86億円)については拠出し、残りについては援助金を保留にしているとのことです。特に地方選挙の実施を強く要求しているようで、実施されるかどうか注視しています。
マラウイの地方選挙は、マラウイでは過去に一度だけ2000年11月21日に実施されています。その後、選挙の機会があったようですが、度々、いろいろな理由をつけて延期されており、実施にいたっていないようです。例えば、2005年は、マラウイで干ばつによる大飢饉があり、それを理由に延期したようです。
今回の地方選挙は、当初 4月20日に予定されていましたが、昨年12月の選挙管理委員会で900万ドルの使途不明金があることを理由に大統領が保留にしているようです。こうしたことから、ドナーは、「政府自身によって選挙日を設定して実施することが憲法上必要なこと。」だとして、強く圧力をかけているようです。
昨年は、大統領が大統領専用ジェット機を購入して、英国が激怒し支援金を減額しましたが、今年は、この地方選挙の実施の有無が一つのキーポイントになりそうです。
エジプトとチェニジアの集団デモのついての政治学の授業の中で議論したことについて、警察から事情聴衆を講師が受けたことに対して、「学問の自由」が侵害されたとして、警察の謝罪を求めて授業ボイコットがマラウイ大学のチャンセラー校で続いており、すでに5週間となります。マラウイ大学理事会は火曜日に、この講師にボイコットをやめて、授業を行うように最終通達し、48時間の猶予を与えるとしていましたが、今日、水曜日に講師側がこの要求を拒否したようです。これにより、この講師は解雇されるかも知れません。
どうも平行線のままなので、学問の自由を保障した憲法に反しているか否かの法廷論争になりそうな雰囲気です。ポリテクニック校では、先週、学生が授業再開を求める仮処分申請をしたとされていますがこちらも状況は不明です。
なおボイコットに同調し、おそらく先週の木曜日からボイコットした、ブンダ農業学部は、授業ボイコット以外の方法を模索するとして、火曜日から授業を再開したようです。
電力需要に対して供給が足りていないマラウイでは、停電が頻発します。一応、夜間 18:00-21:00は電力分散のための計画停電がスケジュールされているようなのですが、それ以外でも頻繁に停電します。最近、自宅では夜間が多く18:30頃から概ね1-2時間程度です。
今日は、午前中は講義&実習の予定で、講義と実習の準備が終わったので、午前9時20分に30分の休憩を入れてその後実習の段取り・・・ところが休憩中に停電・・・ その後、未だ復旧せず打ち切りです。(すでに停電して2時間経過) 失敗したのは、実習で使うプリントを配ってしまったこと。おそらく次回に半数以上に人が持ってこないでしょう。
パソコンのバッテリーはあと1時間程度しか持たないので、このまま復旧しないようだと、場所を変えて仕事をするしかなさそうです。
横浜赤レンガ倉庫1号館で、「第4回アフリカンフェスティバルよこはま2011」が4月1日(金)から4月3日(日)までの3日間開催される予定です。