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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年03月31日(木)17:46
先週マラウイ大学理事会より3/24までに授業を再開するように、しない場合は解雇するという最終通達が出されていましたが、これを拒否していたチャンセラー校講師が昨日、ついに解雇通告を受けたようです。これに対して、ゾンバの高等裁判所に深夜23:30に解雇の無効を求める仮処分申請が出され受理されたようです。
裁判所はもともと、授業再開を指示した大統領命令に対して、講師側が命令の差し止めを求める仮処分申請を裁判所に申請中に、理事会が最終通達を出したことを問題としていて、この最終通達を無効であるとしていたので、講師側の仮処分申請がすみやかに受理されたのだと思います。ここまでこじれると法廷での決着しか道がなさそうです。
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年03月31日(木)17:02
マラウイ大学のゾンバのチャンセラー校で講師が「学問の自由」を求めて授業ボイコットを行なっている問題で、これに同調して3/14からボイコットに参加していたブランタイアのポリテクニック校の講師が月曜日に投票により、授業を再開することを決定しました。一方、ポリテクニック校の学生は、この警察とマラウイ大学との紛争の解決を求める請願書を提出するデモ行進を水曜日に実施しようとしたところ、当局に催涙ガスを使って阻止され5人が逮捕されています。警察側は、警察車両が攻撃対象となっており、実際に攻撃されたと述べています。
メディアの記事を読んでいてとても気になったのは、学生側はデモの許可を警察に事前に求めていたのですが警察側が拒否している点で、警察側は、デモによりデモ参加者が器物損壊した場合に備えて200万クワチャ(約120万円)以上の保証金を預けることを要求している点です。最近大統領によって指示されているようで、こんな大金出せるわけがありません。これは事実上、デモ禁止になっています。
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年03月31日(木)16:03
昨年(2010)の12/7に明らかになったマラウイ選挙管理委員会での14億クワチャ(約8億円)の使途不明金の問題で、汚職対策事務局は、銀行口座に入手ルートを説明出来ない財産を保有している3人のマラウイ選挙管理委員会のスタッフを逮捕しています。
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カテゴリ: ブログ
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作成日:2011年03月31日(木)15:01
自宅のあるリロングウェのエリア3では昨日の午後の強烈なスコールでどこか電気系統が損傷したと思われますが、スコールの最中に停電して以降、今朝もまだ復旧していません。まぁ、修理工事だと夜はやらずに翌日になると思ってはいたのですが・・・ 今までは長くとも5-6時間程度、通常の需給調整のための停電の場合は1-2時間といったところなのですが、この1年間で最も長い停電になっています。おかけで、昨日の夕食、今日の朝食もビスケットです。空腹です。。。
職場に来ると、職場の方は停電していないので局所的な停電のようです。自宅前の大きな木の枝も昨日のスコールのときの風で折れてました。どこか電線がやられたのではないかと思います。
パソコンのバッテリーも無くなってしまったので職場でしっかりと充電しておきたいところ。
昨日のスコール直後、自宅前に出来た大きな水たまり。
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カテゴリ: ブログ
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作成日:2011年03月31日(木)00:42
「澄み切った青空」の記事を書いたときに、ありがちなやな予感がちょっとだけあったのですが・・・ 午前中は気持ちの良い青空。お昼すぎから雲が多くなったな、と思ったので、今日はプロジェクターを自宅に持ち帰る必要があったので雨が降る前にと早めに引き上げたのですが、これが裏目に出ました。バスターミナルを過ぎたところで、空はとても明るいのにポツリと天から雨。粒が大きいのでヤバいかなと思って携帯傘を取り出し、30秒しないうちに本降りです。運が悪いことにちょうど2-300mぐらいは雨宿りするのに適当なところが無し。諦めて傘をさして歩き、中国雑貨スーパーのところの建物の下に雨宿りしました。それから強い風を伴って横殴りの雨。これだけ強烈なスコールに通勤途上にあったのは初めてでした。
今は停電中です。スコールの途中で停電したみたいなので、どこか電線がやられたのかも知れません。すでに3時間以上経っているので、いつ復旧するのかちょっと不安。
普通、カメラには雨がよく写らないはずだけど強烈なので雨足がはっきりと写ってます。
リロングウェ川に流れこむ泥水。右上から川の本流に一気に流れこんでます。
雨で侵食が進む路肩。路肩はボロボロです。
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作成日:2011年03月30日(水)20:45
東日本大震災による地震、津波による原発の事故により、電力供給不足に陥り、東京電力管内は計画停電を行なっています。東京電力管内の供給能力は、3,800万キロワットとなっています。マラウイ国内の供給能力は、およそ280メガワットとのことですので、キロワットに換算すると、28万キロワットとなります。日本の東京電力管内だけで約135倍もの電力を消費していることがわかると思います。マラウイの人口は約1,500万人、平均世帯電化率は約8%程度となっています。南部アフリカの平均世帯電化率は約20%、マラウイは都市部は約20%で、人口の8割が生活する地方の電化率は1%未満となっており非常に格差があります。
昨日、タイが東京電力の要請に基づいて、ガスタービン発電施設(三菱重工業製)2基を貸与することになったのですが、1基が12万2000キロワット、で2基で24万4,000キロワットの発電能力で東京電力管内の供給能力の0.6%を補うことが出来るようになります。仮にマラウイにあったら、28万キロワットに対して、24.4万キロワットですから、87%とほとんど補うことが出来る供給量です。
アフリカはマラウイに限らず、電力基盤が弱く、いざ工場などを誘致しようと思っても、電力が足りなくて頓挫してしまうという話を聞きます。マラウイでは安い労働力は確保出来るはずですが、工場を誘致しようとすると電力が問題となります。先日もディーゼル燃料が欠乏したら北部のウランの採掘工場も運転が出来なくなったとのことで頭が痛い話です。この採掘工場、電力が確保出来ないからディーゼルによる自家発電をしていたはずですので。
こうした結果、輸入依存体質から脱却出来ないことになります。また、マラウイの場合は、電力設備が老朽化しており、発電能力だけ増強しても、送電能力がないため、電力を今のままだと送ることが出来ないそうです。ですので、早くガバナンスの問題を払拭して、米国ミレニアム挑戦公社からの電力供給改善のための約300億円の支援を受けることが出来るようにすべきではないかと思います。
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作成日:2011年03月30日(水)18:18
たまたま新聞広告に、マラウイの南部の商業都市ブランタイアから南アフリカのヨハネスバーグ、ジンバブエのハラレへの国際バスの料金が掲載されていたので参考まで。この広告は来月のイースター休暇の早期予約割引のプロモーションです。正規の料金の方を書いておきます。バス会社は、Malasha Bus社です。
- ブランタイアーヨハネスバーグ 16,500MK(約9400円)
- ブランタイアーハラレ 6,000MK(約3,400円)
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カテゴリ: ブログ
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作成日:2011年03月30日(水)13:25
昨日、今日と、朝、澄み切った青空が広がって気持ち良いです。昨年はちょうど今頃マラウイにやってきましたが、同じように澄み切った青空が広がり、雨はたまにスコールが短い時間に降ることが数回あった程度で、そのまま涼季、乾季に入りました。昨日あたりから乾季に向けて天気が変わったような気がするのですが、天気予報を見ると週末ぐらいから天気が悪くなるようなのでまだなのかなとも思ったりもします。澄み切った青空が広がると、見頃が終わりつつある赤いアフリカンチューリップや黄色のカッシアが非常に映えています。カッシアやアフリカンチューリップはシティセンター周辺がよく整備されていて特に綺麗です。ただし、シティセンター周辺は政府施設も多く撮影禁止のところもあるので、要注意です。
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年03月30日(水)05:27
ドナーが、マラウイの次の国家5カ年計画である「マラウイ成長開発戦略2」が予定通り実施されない場合には財政サポートをしないということが、先週、財政支援推進派と呼ばれる欧州連合、英国、ドイツ、ノルウェイ、アフリカ開発銀行、世界銀行とマラウイ政府との会議資料の中で明らかになっています。現在、2006-2011の5カ年計画である「マラウイ成長開発戦略」がありますが、その後の計画を指すのだと思います。2012-2016の計画案は昨年末(2010/12)までに政府によって財政支援推進派に提示されるはずだったようです。しかしながら、この計画案はまだ提示されておらず、財務大臣は来月までに準備出来る見込みであると述べています。
つまり、財政支援派はこの計画案が提示され協議されるまでは支援金の拠出を実施しないということです。
マラウイは、国家歳入の40%以上をドナーからの資金によって賄っており、支援金が凍結されると大きな打撃を受けることになります。すでにドイツはメディア禁止法と同性愛禁止法に強い懸念を示しており、支援金の一部を凍結、ノルウェー、英国、オランダ、フランダース国際協力も保健部門改善の支援金6,600万ドル(約53億円)を凍結しているとのことです。
国家歳入の40%以上をドナーの支援金で賄っており、その結果、外貨準備高もドナーの支援金に頼っている状況ですので、外貨が欠乏するとガソリンなどの燃料が購入出来なくなり、一気に燃料欠乏になり経済や生活に大きな打撃を受けます。マラウイ政府は以前にドナーの圧力に屈しないと述べていましたが、もう少し現実を受け止めて、すみやかに対応しないとエライことになります。そして、いつも本当に困るのは弱者である国民です。
マラウイ成長開発戦略では、持続可能な経済成長、インフラ整備を通じた富の創出と貧困削減が目的とされ、輸入依存体質からの脱却を目指していました。
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年03月29日(火)23:35
外務省が世界各国の大使館、総領事館から情報を集めてエピソード集としてまとめてくれています。3/29付で、そのなかにマラウイのエピソードが3つありましたので引用します。
- アメリカン・バイブル・カレッジの小学4年生約40名が被災地の子供達に向けてそれぞれ英語や挿絵を描き「I love Japan」などと励ましのメッセージを書き日本大使館に送った。
- 当国の広告会社が独自のイニシアティブで、首都のリロングウェと商業都市ブランタイヤにあるそれぞれ唯一の電光掲示広告板に「Pray for Japan/日本のために祈ろう」と英文と和文で励ましのメッセージが掲載した。
- 人気ラジオ局ゾディアックが主要紙2紙の1面を買い上げ、被災者への弔意を表する広告を掲載。
マラウイの関係者のみなさま、ありがとうございます。
ゾディアックラジオ局のお見舞い広告については、このサイトでも取り上げており、メッセージ全文を日本語に翻訳して掲載させていただきました。