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作成日:2012年03月01日(木)15:23
マラウイ消費者協会は、今週の火曜日にメディアのインタビューに応え、調査の結果、この半年間でパン、石鹸、食用油などが平均で45%値上がりしたと述べています。この調査は、マラウイの主要都市である首都リロングウェと南部商業都市のブランタイヤで行われています。2011年9月時点と2月時点との比較では、
- 食パンが110MKから220MKに。
- 砂糖1キロが185MKから220MKに。
- 肉1キロが880MKから900MKに。
- 米が285MKから300MKに。
となっています。円に換算するには、0.5を乗じます。
以前から特に実感していて、度々私も取り上げていますが、食パンの値段の高騰がすごいです。まぁ、そのはずで輸入コストがどんどん上がっています。昨年から振り返ると、昨年の2月に燃料が値上げ、その後、ドナーからの援助凍結を受けて歳入を確保するために、7月に基本食品に対しての課税、スーパーには総売上税の導入、8月にはドルに対して約10%のクワチャ切り下げ、11月に再度燃料の値上げ、再三に渡って、値上げをせざるを得ない要因が発生しています。スーパーにある商品は、軒並み1.5倍から2倍になっています。一方で、現地マラウイ人の給与水準は変わっていないので、特に都市部の人の生活は打撃を受けていることになります。マラウイの最低賃金は日額180MKで、月の最低賃金は約5400MK(約2700円)となります。
今後の焦点は、昨年の12月にIMF代表団がマラウイを訪問、今月(3月)にも再びIMF代表団が来訪するようですが、外貨の公定レートと市場レートの差を解消するための、クワチャ切り下げとなります。大統領は強く反対していますが、すでに市場レートと公定レートとの差はどんどん開いており、倍近くになっています。公定レート約165MKに対して、市場レートは250-300MKぐらいになっています。このまま処置をしないと通貨の信頼性がなくなり破綻するので、早急な対応が必要が状況となっています。
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作成日:2012年02月27日(月)13:08
1月下旬だったと思いますが、燃料不足が酷く、ガソリンスタンドにも1週間ぐらい全く入らない状態が続いていたのですが、その後、状態は緩解した感じになり、ディーゼルは相変わらず不足しているもののガソリンは入手しやすい状況が続いていましたが、先週後半ぐらいから再び悪化し、ガソリンスタンドに長い車列が出来ています。これは、政府が燃料の輸入を50%カットするように指示したためと見られています。
燃料の需給状況ですが、体感的にはガソリンスタンドの状況、メディアの報道状況、ミニバスの運賃、スーパーなどの品揃え状況などから総合的で肌で感じるようにしています。ガソリンスタンドの状況は、上記に書いたとおり、2月に入ってからはあまり車列が見られなかったのですが、先週の金曜日あたりから悪化しています。メディアも2月はあまり燃料不足の報道はありませんでした。ミニバスの運賃ですが、1月上旬は、50MK(25円)のところを100MK要求されることが3-4割もあって困っていたのですが、その後、落ち着いて、2月は100MK要求されたのは1度だけでした。ディーゼルは相変わらず慢性的に不足しているはずですが、闇マーケットで安定して比較的安く入手出来ているのでは?と思ったりしています。スーパーは品揃えは相変わらず悪いです。土曜日に南ア系スーパーのSPARに買い物に行きましたが、生鮮野菜とかほとんど在庫切れでした。リロングウェ近郊で獲れるキャベツやピーマンがあるぐらいで、いつも商品が悪くても在庫があった玉ねぎとかも完全に品切れていました。パンやケーキも以前は結構たくさん陳列されていたのですが、小麦粉なども高騰で少なく寂しい感じです。食パンは現在SPARで220MK、ショップライトで、195MKとなっています。これは1年前の約2倍の価格になります。
写真は、2/9に撮影したディーゼル待ちの車列です。このときはガソリンは供給状況は良くてほとんど並ばず入手出来たようです。
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作成日:2012年02月26日(日)06:34
2/23付の英国のガーディアン紙は、マドンナがマラウイ当局との協議無しに10校の学校を建設するということを先日発表したことに対して不快感を示したことを報じています。
マドンナは、2010年12月にリロングウェ郊外の空港近くに予定していた女学校の建設を断念し、別のアプローチを行うことを示唆していましたが、今年1月末に米国拠点のNGOのBuildOnに資金提供する形でマラウイに新たに10校の学校建設を行うことを発表しています。マラウイ国内のことなので、マラウイ当局が関知せずに話しが進んでいることに問題があるように見えますが、もともとの女学校建設は、土地の買収などがうまく進まず、さらに設計段階で不透明な資金の浪費があり断念したと言われています。マラウイ当局が積極的に関与し支援していれば頓挫しなかった気がします。マラウイ当局が二枚舌ではないでしょうか?
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作成日:2012年02月25日(土)03:43
昨年と違い派手は式典などがなかったせいか直前まで気づきませんでしたが2月24日の今日、ムタリカ大統領は78歳の誕生日を迎えています。大統領は2004年5月24日に大統領職に就き、現在2期目で、任期は2014年となります。マラウイでは三選が現憲法で禁止されていますので、2014年に引退することになりそうです。
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作成日:2012年02月24日(金)13:43
そういえば、今週の水曜日から、リロングウェ橋を渡ってすぐ右手にある中国系雑貨スーパーのWULIANの裏手を整地しています。何か作るんでしょうか?写真は、2/22の夕方帰宅時に撮影したものです。この建物の2階フロア全部がWULIANです。余談ですが暴動などのときの略奪を恐れて2階にしてるんでしょうね。このWULIANの通りを挟んで向かいにある(写真だと左手)にある上海スーパーも同様に2階にあります。
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作成日:2012年02月24日(金)04:38
マラウイ現地英字新聞のネーション紙のウェブサイト(http://www.mwnation.com/)ですが、昨日ぐらいからメンテナンス中になってます。メンテナンス中って表示すればいいのに「go to Webmail」とか読者から見ると意味不明です。ちなみに、なぜ私がわかっているかというと、ネーション紙はfacebookのアカウントがあるので、そっちで告知しています。
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作成日:2012年02月24日(金)00:39
先週の月曜日(2/13)に、反政府派の活動弁護士事務所に火炎瓶を投げ込もうとしたとして、弁護士側の警備員らが犯人グループを取り押さえ、警察に引渡したところ、反対に自作自演であるとして、誘拐で拷問の容疑で逮捕された反政府派の活動弁護士ですが、その後、先週の水曜日(2/15)に一旦釈放されたものの再逮捕され、きちんとした司法手続きがとられないまま、先週の木曜日(2/16)にゾンバ重犯罪刑務所に移送、その後、心臓病の疾患のため、先週の金曜日(2/17)にブランタイヤの市立病院に緊急移送されました。その間に、司法ストが続いていますが、裁判所は即時釈放の仮処分を同日の午後遅くに出しています。ただ、それでも警察は釈放はしていなかったのですが、今週の火曜日(2/21)に保釈金を支払って釈放されています。
この反政府派の弁護士は、警察長官ら10名を告訴するとしています。
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作成日:2012年02月21日(火)19:37
IT関係の記事を掲載するのは初めてかも知れません。南アフリカのITウェブというサイトにムズズ大学の情報技術学科の学生2人がマラウイに特化した Cfinder(http://www.cfinder.infomw.net)という独自のサーチエンジンを作成したことを報じています。
5日間で作成したと書かれているので、既存の部品をうまく組み合わせて構築したのだと思いますが、マラウイの人でこうしたことに興味がある人が少ないので、うまくビジネスレベルまで持っていけるといいだろうなと思います。大事なことは自分たちで作り出すことです。ただ、記事の見出しの「マラウイの二人組、Google代替を作成・・・」はちょっと大袈裟すぎますね。
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作成日:2012年02月21日(火)03:31
? 今年は、年頭から警察と路上販売者の衝突などが相次いで、なかなか紹介するタイミングを逸していたのですが、熱帯三大花木の一つである火焔木(アフリカンチューリップ)がもっとも見頃な感じになっています。12月終わり頃からリロングウェでは咲き始めます。最初は樹冠部から咲き始めるので、なかなか見ることが出来ません。段々と下の方に咲いてきます。花の咲いている時期は長くて、5月ぐらいまで花が残っています。昨年、3月頃にそろそろ終わりですね、と書いていたら、5月まで花が残っていてびっくりした記憶があります。
熱帯三大花木の残り2つは火炎樹(鳳凰木)とジャカランダになります。リロングウェでは、ジャカランダが9月中旬くらいから10月中旬くらいまで。火炎樹は、10月中旬から11月中旬ぐらいまでと言った感じです。地域によっては、熱帯三大花木は同時に咲き誇るところもあるみたいですが、リロングウェでは、ジャカランダと火炎樹は少し重なるのですが、火焔木はちょっとタイミング的に無理な感じです。
以下の写真は、リロングウェホテル前のガソリンスタンド横の火焔木ですが、リロングウェだと、シティセンターのスタンダードバンクやナショナルバンクのある通りに火焔木が並木になっていて綺麗です。
花は以下は昨年撮影したものですが、こんな感じです。
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作成日:2012年02月21日(火)02:13
昨日の続きです。まさに現在進行形で車道がドンドン侵食されてぶっ壊れています。これは今朝出勤時に撮影した近所の道路です。特に大型車が通るとミシミシと壊れていきます。
これは、側溝からの水が溢れていて小川のようになっていたところ。こちらも進行形でドンドンえぐられていってます。舗装されている部分はどんどん狭くなっていき、車がギリギリすれ違うことが出来るぐらいの車幅になっているので、歩くときはこの土のボロボロの路肩を歩かないと危険です。首都の高級住宅街の道路なんですが・・・