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作成日:2012年02月20日(月)19:29
今日のネーション紙の一面は、「3月28日が対話の期限」という見出しだったので、反政府派の活動弁護士が逮捕されたのを受けて、金曜日に対話から引き上げたのが、軌道に戻ったのかと思ったのですが、よく読むとどうもそうではないようです。市民団体側は、やはり対話から引き上げているのですが、3月28日という対話の期限は残しているようで、政府側にそこまでに昨年7月20日に提出した請願書の20項目の問題の対応を促しているようです。
先週の月曜日に事務所へ火炎瓶を放り込もうとしていた5人の犯人グループを警察に引き渡した際に、反対に自作自演であるとして逮捕された反政府派の活動弁護士ですが、きちんとした司法手続きがないままに水曜日にゾンバ重犯罪刑務所に移送されました。その後、この弁護士に心臓病疾患があり、治療が必要であることから、病院に移送された模様です。また、裁判所からも即時保釈の仮処分命令が出されています。しかしながら、まだ警察の監視下にあるようです。
3/28までに問題に対して何らかのアクションがない場合は、何らかの行動に行うとしており、曜日も勘案すると3/28に何らかの抗議活動を行う可能性が高いです。今までデモやデモ予定日は週半ばの水曜日に設定されています。水曜日だと月曜日にプレスリリースなどをして周知徹底し動員がしやすいからではないかと思います。
もう一つ外的要因として、今年の4/8の日曜日がキリスト教の復活祭であり、その前後の土曜日、月曜日が休みとなることを意識しないといけません。学校などもこの時期は前後を挟んで2-3週間休みとなるところが多いようです。復活祭前後の週に抗議活動はしにくい感じとなっています。
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作成日:2012年02月20日(月)15:14
ジンバブエで絶滅危惧種の亀を毎日のように食べていたとして、4人の中国人が逮捕されています。メディアによると、鉱山に不法入国して労働していたとのことです。ベルセオガメという亀とのことで、40匹の亀の残骸が確認され、13匹の生きた亀、そして亀の肉があったとのことです。ちょっと驚きなのが、ジンバブエに住む中国人コミュニティでは初の逮捕者とのことす。ジンバブエ政府は、中国人に対して、「非慣習的な食材を売買しないように」警告しているとのことです。
ジンバブエは、ご存知の通りムガベ大統領の独裁政権下にあり、2008年にハイパーインフレが発生し、経済が完全崩壊しています。2000年に白人からの農地解放政策を実施して以降、西側諸国とは距離を置いており、中国との関係を強化しています。中国は、資源確保のため、このジンバブエの地下資源に目をつけており、多額の援助の見返りとして地下資源を優先的に得ようとしています。
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作成日:2012年02月20日(月)13:31
土曜日(2/18)の日本の夜7時のNHKニュースやNHKワールドなどで報じていましたが、サヘルと呼ばれる西アフリカのサハラ砂漠南縁部に広がる半乾燥地帯で広範囲に渡って深刻な干魃が発生、世界的な食料価格の高騰も追い打ちをかけ1000万人が食糧不足に陥っているとのことです。
国連によると、この10年で最も広い範囲に及び、7カ国で1000万人、このうち100万人の子供が深刻な栄養不良の危険に晒されているとのことです。サヘル地域では昨年ほとんど雨が降らず、モーリタニアで46%、チャドで37%減少し、不作となっています。
国連世界食糧計画は、15日にローマで緊急会合が開かれ、迅速な連携行動を呼びかけています。
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作成日:2012年02月20日(月)05:01
昨シーズンも感じたのですが、マラウイの舗装道路の路肩はただ土が盛ってあるだけでメンテナンスをしないので、雨季になると降り続く雨で侵食が進みボロボロです。そして、舗装された道路も路肩部分が侵食され、大型車両が通る度に舗装部分が崩れていき舗装道路の端が海岸線のようにガタガタになっています。
? 以下のような感じです。道路脇に小川があるような感じになってしまっています。
ここは、側溝があるのですが、きちんと堆積した泥とかを除去していないので、路肩に雨水が溢れ出ています。そして路肩部分の土は流されてドンドン侵食されています。
こんな感じで晴れた日に見るとドンドンえぐられてます。
写真が撮り難いので写真がないのですが、バスターミナル周辺も交通量が多いのでホントにボコボコでボロボロです。特に未舗装の土のミニバス乗り場は車両の底をこすりながら、タイヤは浮かせながら、そして滑りながら停車・出発しているのですが、誰も土を均したりしていないんですよね。
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作成日:2012年02月18日(土)04:40
今日(2/17)の午後遅くだと思いますが、ゾンバ高等裁判所は、現在、ゾンバ重犯罪裁判所に収監されている元司法長官で現在は反政府派の人権活動弁護士の即時釈放の仮処分命令を与えています。しかしながら、まだ釈放はされていないようです。
人権活動弁護士は心臓病の疾患があるとされており、そういったこともあり裁判所が即時釈放の仮処分命令を急いだようです。
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作成日:2012年02月17日(金)22:48
反政府派の人権活動弁護士の逮捕、ゾンバ重犯罪刑務所への収監を受けて、市民団体代表は、この弁護士の即時解放を要求し、政府との対話から引き上げることを今朝、リロングウェでメディア向けにプレスリリースしたようです。本来であれば、今日、10月以降中断されていた政府との対話が再開される予定でした。
非常に良くない展開となっています。昨年の8月に国連チームの仲介で、市民団体と政府連絡委員会の間で会合を行い平和的に問題解決を行うということでしたが、この路線から離脱したことになります。これにより、3月28日に問題解決期限を定めていたようですが、このままだと、これは当然白紙となり、市民団体側で何らかの抗議活動を直近に行う可能性が高まっています。司法ストも行われているため、デモ実施可否の司法判断もなく政府、反政府の双方が突っ走る可能性があります。これに歯止めをかけるには、政府側がまず逮捕した弁護士を釈放し、きちんとした司法手続きを踏むことしかないはずです。なぜ逮捕したのでしょうか?
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作成日:2012年02月17日(金)19:36
昨日(2/16)、ブランタイヤからゾンバの重犯罪刑務所に反政府派の人権活動弁護士が移送されましたが、刑務所周辺は厳戒態勢となっているようです。刑務所前では、この弁護士を支援するマラウイ大学の講師や関係者などが抗議の座り込みを行なっている模様です。弁護士は死刑囚や終身刑囚が入る監房に収監されていると見られています。
また、この弁護士は心臓に疾患があるため体調が思わしくないとのことで医者がこの刑務所に向かったようです。
今回(2/14)の逮捕請求、保釈請求は、どちらも司法ストの中で行われていたため正規の手続きを踏んでいないと見られています。また、政府側は反汚職局が汚職の嫌疑をかけてきたのですが、あまりにタイミングが???です。
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作成日:2012年02月17日(金)03:28
ムタリカ政権の最初の頃の司法長官で、現在は、反政府派のリーダとなっている人権活動家の弁護士ですが、月曜日に彼のブランタイヤの事務所に5人の犯人グループが火炎瓶を投げ込もうとしたようですが、彼の警備員らが取り押さえました。そして、この人権活動家は、犯人グループが政府筋から依頼されて行ったと自白したとのことで警察に引渡したところ、警察に人権活動弁護士らがそのまま逮捕されています。
政府側は、人権活動家の弁護士の主張を完全に否定し、誘拐し拷問をかけて無理やり供述させたとして警察は逮捕に至ったようです。その後、水曜日に一旦、保釈請求が通り、保釈されたようなのですが、その2時間後に再び逮捕されています。これが今日も現地新聞のトップ記事となっています。
そして、今日(2/16)、ブランタイヤ郊外の刑務所からゾンバ郊外の刑務所に移送されたようです。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルも今回の逮捕を不当として保釈を要求しています。
先週の土曜日のウィークエンドネーション紙には「大統領は辞職すべき」という見出しで元司法長官で反政府派の人権活動のカサムバラ氏のインタビュー記事が掲載されていました。この記事では、司法ストライキのことについて触れられており、大統領は司法と憲法に敬意を払っておらず、辞職すべきであり、さもなければ弾劾すべきと述べていました。
こうした記事が掲載された後の今回の逮捕ですので、当然ながら関連があると見られています。
また、昨日(2/15)イギリスのガーディアンが「マラウイ大統領がジンバブエ大統領との比較を非難」といった記事を報じています。これはムタリカ大統領へのインタビュー記事のようですが、大統領は、反政府派の市民団体が西側諸国から資金援助などを受けて政府を転覆させようとしているとし、違憲であり、民主的ではないとして強く非難しています。大統領は「スリッパを買うことも出来なかったのに、なぜビジネスクラスで渡米してロビー活動が出来るか?そのお金がどこから出ているのか?」と述べています。大統領は2/6にも市民団体に資金などの透明性を要求する発言をおこなっています。
こうしたことから分かる通り、政府側と反政府側は歩み寄りが全く見られず、対立が深まっています。
(追記) 2/17にゾンバで今回の逮捕が不当であるとして、人権活動家などがゾンバで座り込みの抗議活動が行われる見込みです。
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作成日:2012年02月16日(木)15:39
市民団体は、昨年外貨不足、燃料不足などによる経済悪化に対して十分に対策がなされていないなどを理由に、全国規模の反政府デモを昨年の7月に実施し、20項目の請願書を政府側に提出しています。その後、この請願書に対して回答がないとして、再度8月にデモを予定していましたが、国連が仲介し、デモは延期になっています。そして、市民団体と政府連絡委員会との間で対話することになっていたのですが、ほとんど対話が進んでおらず苛立ちを強めています。市民団体側は、請願書の20項目の中で進んだのは、マラウイ大学の講師の復職問題、薬不足への対策、昨年の新法の見直しの3つだけであるとしています。
対話は、昨年の10月を最後に結局実施されていないようです。1/12に実施される予定でしたがキャンセルされています。市民団体は、以前に3月末までに進展しなければ、新たな行動を行うとしており、全国規模のデモ活動などを示唆しています。
これと並行して、反政府側の人権活動弁護士が逮捕されたことが余計に市民団体側の不満を募らせる結果となっています。この人権活動弁護士は、情報が錯綜しましたが、逮捕後、一度釈放されたようですが、すぐに家宅捜査がなされ再逮捕されたようです。今日のネーション紙もこの記事がトップになっています。以前にも書きましたが、さらに話しを複雑にしているのは、司法事務員による給与アップを求めるストです。すでに1カ月半裁判業務が停止しています。拘置所は満杯状態で足の踏み場もなく、すでに、拘置所の中で死亡する人まで出ているほどです。マラウイは国の水準の割に司法手続きが進んでいるのですが、逮捕が不当であるかどうかなどの司法判断が司法ストで全く機能していません。
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作成日:2012年02月16日(木)15:16
まだ、武装警察などが巡回をしていますが、数もかなり少なくなり、一昨日の火曜日の午後くらいからかなり落ち着きを取り戻しています。朝の交通警察のミニバスなどへの取り締まりも平常通りです。普段の様子に戻ったなぁと感じるのは、通勤路の2ヶ所で大型のスピーカーで音楽が流れていたこと。テレビを売っている店も少しボリュームを上げてデモ放映しているなど、本来の賑わいが戻ってきている感じです。完全に戻ると、中国雑貨スーパーのWULIANがマイクを使っての呼び込みをすると思います。
市内中心部のショップライト周辺やキボコホテル前の通りでは、携帯電話のプリペイドカードや商品を売る人がポツリポツリとこっそりと売り始めています。こっそりと言っても、プリペイドカード売りは手にプリペイドカードを持っているのですぐわかりますし、商品を歩き売りしている人は商品を手にしているのですぐわかります。まぁ、商品売りはすぐに隠せるように黒いビニール袋を持参しています。