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作成日:2011年03月06日(日)17:40
最近、自宅の庭はムナジロカラスに占拠されてます。芝生にいるバッタを捕食するのが目的のようです。バッタの方は、危険を察知しているのか、それとも家の外灯に集まってくるのか、最近は朝、家のドアのところにバッタがたくさん隠れています。今日は、10匹以上のバッタがいてびっくり。油断すると家の中に入ってこようとします。カラスのおかげでほかの野鳥がすっかり影をひそめてしまいました。羽アリが一段落したと思ったら、バッタという感じです。
マラウイでは、雨季に入ってしばらくすると、大きなナタを振り回して、雑草の草刈をいたるところでしています。雨季の風物詩といった感じです。そのため、バッタの居場所がなくなり、よく目に付くのでカラスも捕食しやすそうです。
職場のところにあるグランドにもカラスが50-100匹ぐらいいたりします。やはりバッタが目当てなのでしょう。
以前生活していたラオスでは、カラスはなぜかいなかったのですが、南部アフリカでは、このムナジロカラス(Pied Crow)が、日本の黒いカラスのように街中で良く見かけます。
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作成日:2011年03月04日(金)04:49
3/3放送のテレビ東京の「カンブリア宮殿」(22:00-22:54)という対談番組で藪中三十二(やぶなかみとじ)前外務省参事官がゲストとして招かれ、「世界で勝つ交渉術 日本外交の未来を読み解く」のテーマで対談したようです。この中でマラウイへの国際協力の事例が取り上げられたそうです。私はまだ残念ながら見ていませんが、ツイッターや友人からのメールで知りました。
マラウイはたしかに青年海外協力隊が派遣して40周年、派遣総数は世界一だそうですが、その効果があるかというと、????・・・・となります。マラウイの首都リロングウェの街中を歩いていても、「チャンチュー」と中国人をはじめとするアジア人蔑視の罵声は日々浴びることはあっても「日本人ありがとう」と言われることはありません。そもそも、そんなに日本人が国際協力活動をしていることを知っている普通のマラウイ人がどれくらいいるでしょうか? 40周年を喜んでいるのは一部の関係者だけではないでしょうか。
でも、国会議事堂を作ったのはどこの国? 現在、5つ星ホテルを作っているのはどこの国?と聞けば、ほぼ全員のマラウイ人が「中国」だということを知っていると思います。マラウイが台湾と関係を絶ち切って中国に切り替えたのは2008年です。まだ3年しか経っていないんです。
要するに、やり方が悪いんです。きちんと活動しているんだから、新聞、ラジオ、幹線道路に横断幕、活動している拠点には、日本が技術援助してますよ、草の根活動してますよ、ってステッカーや看板をたててアピールして良いと思います。テレビが入っていないのは、マラウイの電化率は7-8%ぐらいでテレビ普及率が異常に低いからです。個人的には途上国では幹線道路上の横断幕は効果的だと思います。あと、幹線道路横の看板です。以前に活動していたラオスでは、日本が小学校などに無償援助などをやっていて学校の門のところに無償援助したという看板が立っており、ラオス人はみんな知っていて、日本の支援の仕方を理解してくれていて嬉しかったです。結果的に協力する方にも力が入るわけです。
ステッカー、看板の効果は抜群です。私の職場は2000年に台湾が支援していたようですが、それが容易にわかります。というのも今も台湾が援助したというステッカーや看板があるからです。看板やステッカーは明確な理由が無い限り、取り外さないですからね。
青年海外協力隊のようにお金でない、草の根活動は非常に見えにくいです。でも特にマラウイは治安が他のアフリカ諸国に比べて良いこと、国土が狭いこともあり、全国にボランティアが100人近く活動しているのだから、もっとストレートにアピールすべきでしょ、と思います。それをボランティア個々に求めてもダメです。だって2年間の任期が終わって帰国するんですから。アフリカにモノをあげる援助はダメなことは明らかで、駆け引きなしに自助努力を促す日本の草の根援助は、本当に胸を張れることなのだからアピールしましょう。やはり日本の国としてきちんと存在感を出す努力をすべきだと思います。それが国益につながると思います。国際協力の可視化は非常に大事です。
中国が援助し、昨年(2010)の5月に完成した国会議事堂
中国の援助で建設が進む、5つ星ホテルと国際会議場(下)
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年03月03日(木)23:46
2009/2010の会計年度の中で約6億7500万クワチャ(約4億円)の使途不明金が25省庁のうち16の省庁であったと国会で火曜日に監査報告されています。
ワーストは、
- 障害者・高齢者省 1億4600万クワチャ(約8760万円)
- 農業食料安全保障省 1億4450万クワチャ (約8670万円)
- 教育技術科学省 1億クワチャ (約6000万円)
- 運輸公共事業省 9080万クワチャ (約5448万円)
となっています。
障害者・高齢者省は、2008/3-6にムランジェの盲学校の女子寮建設のための約7953万クワチャ(約4800万円)が目的のために正しく使われていなかったとのことです。農業省は、2008/09の会計年度に約1825万クワチャが領収書がなかったとしています。教育省は、30,000クワチャ以上の自動車の修理は、重機車両賃貸局(PVHO)に修理を出さないといけない規則らしいのですが、プライベートな自動車修理所で修理したことになっている 3400万クワチャ(約2000万円)が 2007/2008にあったとしています。運輸公共事業省は、重機車両賃貸局(PVHO)を通じての車両のリース代金 5600万クワチャと競売の車の代金 390万クワチャの合計約6000万クワチャ(約3600万円)が使途不明だとしています。
今ひとつ、使途不明とされている金額の時期と使途不明と計上しているタイミングがよくわからないのですが、まぁ、問題があるのは事実ですね。それでも、2008/2009は20億クワチャだったとのことで、改善されていると見ているようです。
印象的な政府当局のコメント、「マラウイの歳入の1/3が不正と汚職で失われる」。ため息です。
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作成日:2011年03月03日(木)05:57
先日、客間が雨漏りしていたので屋根を修繕してもらいました。マラウイの屋根は写真で見てもらうとわかる通り、波形のトタン屋根です。我が家の場合は、内側の天井が板張りになっていて、その隙間からポタポタと雨漏りしているようです。雨漏りする箇所は決まっているわけではなく、また雨が降ったからといって必ずポタポタとするわけではありません。どうやら、トタンを留めているビスネジの隙間から雨水が沁み込んでいるようで、そこから沁み込んで、沁み込んだ量がある許容量を超えると隙間からポタポタと落ちてくるようです。なので、作業員がビスの上をアルミ箔で覆うような処置をしてました。これで、本当に雨漏りが防げているかは微妙です・・・
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作成日:2011年03月03日(木)05:37
マラウイの首都リロングウェ市内を流れるリロングウェ川です。雨季に入ったら水位がそれなりに高くなると思ったのですが、ほとんど変わっていない様子にちょっとびっくりしました。アジアだとすぐに水位が上がって大変なことになっているのですが。実際、かなりのスコールでもスコールが降っているときと、その直後は道路が川のようになって水が流れますが、1時間もしないうちに水が無くなります。割と平坦なので、地面にすーっと沁み込んでいくんでしょうか?
以下は雨季の2011/02/23に撮影したもの。雨が前日、終日振り続いていた後です。
以下は、2010/08/07に撮影したもの。乾季です。
写真はいずれもリロングウェ橋から撮影しています。
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年03月03日(木)03:55
月曜日にマラウイ政府から提出されていた修正年金法案ですが火曜日の午後に議会を通過したようです。ただし、年金受給資格を20年から25年とする政府案は否決されたそうです。
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作成日:2011年03月03日(木)01:10
1月は比較的雨も順調に降り、トウモロコシ(メイズ)の豊作が期待されていたのですが、2月に入りメイズが実をつける一番大事な時期に、マラウイの中部から南部にかけて、雨がほとんど降らずトウモロコシ(メイズ)の収穫の影響が懸念されています。南部のシレ川沿いの雨不足が深刻のようです。特に南部のバラカの雨不足がひどく、2/11-20の10日間は降水量は0mm(平年は46.6mm)となっています。
02/11-20(10日間)の降水量は、以下の通りです。()内は平年
- 南部 - バラカ 0mm (46.6mm)
- 南部 - ブランタイア 0.4mm(50.4mm)
- 中部 - リロングウェ 28.0mm(61.9mm)
- 北部 - ムジンバ 143.0mm (79.3mm)
02/01-10(10日間)の降水量は、以下の通りです。
- 南部 - バラカ 8.0mm (79.3mm)
- 南部 - ブランタイア 29.9mm (88.5mm)
- 中部 - リロングウェ 98.3mm (72.1mm)
- 北部 - ムジンバ 68.2mm (67.2mm)
?
2月の月間降水量は、大体、日本の梅雨と同じで150-200mmぐらいのようですので、特に南部が全然降っていないことがよくわかると思います。北部は、反対に大雨によって洪水などの被害が一部で出ているようです。
マラウイでは、灌漑設備がほとんどないので、まさにお天道様頼みの農業となっています。メイズの備蓄のほとんどないと思われるので不作だとすぐに飢饉になりそうです。
(追記)
マラウイでは、約1500万の人口を満たすのに220万トンのメイズが必要とのことです。2006年以降、肥料助成プログラムが功を奏して、余剰で今期は農業省は当初300万トンの収穫を見込んでいました。
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作成日:2011年03月02日(水)04:15
マラウイの平均寿命の53歳より、年金の受給開始年齢が高いとして、日本のメディアでも取り上がられた年金法案ですが、労働組合からの強い反発を受けて、受給開始年齢を55歳から50歳に引き下げています。ただし、終身ではなく70歳までです。また、年金の負担金ですが、雇用主が10%、従業員は5%となるようです。
受給年齢の上限があるっているのもどうなんでしょう?
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年03月01日(火)15:33
今日、通勤でリロングウェのバスターミナル(バスデポ)に行ったら、リロングウェ橋を渡って中国雑貨スーパーのところを右手に折れたところでミニバスが渋滞しているので何事かと思ったら、道路のセンターに向かって電柱が倒れていて、自転車が1台下敷きになっていました。電柱は道路の両側の2本が倒れていたと思います。事故なのか老朽化で倒れたのかは不明です。近くに車両はなく、倒れた電柱に押し潰された自転車がセンターに放置され、人だかりが出来てました。ミニバスはこの事故部分の道路を避ける様に迂回していたので渋滞してました。場所はタクシー乗り場まで行かず、中国雑貨スーパーのところを右手に折れて、リロングウェ近郊のミニバスが発着する入口のところです。
たぶん、明日辺り新聞に詳細が出ると思うので状況がわかると思います。マラウイの電柱は細いので簡単に折れると思います。
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年03月01日(火)04:24
2/24に77歳になったマラウイのビング・ワ・ムタリカ大統領ですが、2/26(土)にCivoスタジアムで祝典が開催されました。また、「The African Dream」という本を出版したようです。この本で、彼は、「アフリカはアフリカ人によって発展するだろう。」と述べています。
ドナーから多くの援助を受けているのに・・・という気がします。現物を見ていないのですが、新聞とかの写真をみると結構厚い英語の本です。たぶん、1,000MK(約600円)だと思います。