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カテゴリ: ブログ
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作成日:2011年02月15日(火)20:31
ブログネタにするかニュースネタにするか迷ったのですが、ブログネタとして書きます。マラウイに限らず途上国からインターネットアクセスしていると通信回線速度が遅い以外の要因で遅いと感じることが多々あります。特にアフリカから日本はインターネットを経由してもやっぱり遅いです・・・ 今日はネットの調子が悪くて調べてみたら、ロンドンがボトルネックになってました。日本以外にはアクセス出来るのに日本のサイトにアクセス出来ないのです。ネットの通信経路をトレースしていったら、マラウイからタンザニア、そしてロンドンを経由して日本のサーバーに辿りついてました。このロンドンでなぜかデータを取りこぼしているようです。もちろん、理由は不明ですがトラフィック量に間に合ってないんでしょうね。
実は、昨日の新聞を見ていたら、日本のNTTのような存在になるマラウイの固定電話をオペレートしているMTL(Malawi Telecomunications Limited)が会食の席上で、現在、マラウイはモザンビークとタンザニアの2つのバックボーン接続があるようなのですが、3番目のバックボーンを計画しているといった記事がありました。マラウイは現在、モザンビークから南部の商業都市ブランタイア、首都のリロングウェ、北部都市のムズズ、そしてタンザニアへと光ファイバーにバックボーンが設置されているようですが、ここにもう一つの海外に抜けていくルートを設置する計画があるようです。
たしかに以前(2010/08)、MTL経由(無線インターネット)でネット接続していたときには、リロングウェーブランタイアーモザンビークと抜けてロンドンを経由してました。今回、初めてですが、リロングウェーダルエスサラーム(タンザニア)を経由してロンドンに向かっていて、2ルートがあることが実際のネット接続でもわかりました。
さて何が言いたいかというと、実はバックボーンをもう一つ作っても、今回のように抜けた先がロンドンで、そこがボトルネックになると接続が改善されないということです。ですので、バックボーンの軸を太くする(帯域を確保する)ことも重要ですが、複数のバックボーンのルートを持っていないと、やっぱり接続が出来ないといった状況が発生してしまうわけです。複数もつと回線接続料も当然高くなりますから難しいところです。
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年02月15日(火)15:54
明日、2月16日は、イスラム教の預言者ムハンマドの生誕日(預言者生誕祭)のようで、マラウイでもイスラム系のショップは一部でお休みになるようです。イスラム教で用いられるイスラム暦(ヒジュラ暦)は1年が354日のため、毎年違う日になるようです。イスラム系のショップの多いオールドタウンのエリア1、2のモスク周辺では電柱や柱に旗などが掲げられていたので何かのお祝いだと思ったのですが、前日になってようやくわかまりした。
以下はリロングウェ橋から市内に入るロータリーに1週間くらい前に設置されたモニュメントです。これが設置されたので何かな?と思ってみてました。
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年02月14日(月)15:40
燃料危機、物価高騰がじわじわと起きている中、新聞紙上も慌ただしい感じがします。The Nationの紙面のトップには、ブランタイアでガソリン待ちの長い列の写真が掲載され、その下には、リロングウェ市議会が人権諮問委員会(Human Rights Consultative Committee ? HRCC)の燃料抗議のデモを拒否したことを伝えています。ただし、デモはシティセンターから国会議事堂前を通過しキャピタルヒルに向かって今日実施される見込みです。人権諮問委員会は、今回の燃料危機ではなく2009年の暮れから続く恒常的な燃料危機に対して抜本的な対策を求めていくものだったようです。今回の燃料危機はカンドド財務大臣が明らかにしている通り、モザンビークのベイラ港において外貨不足が発生したため滞留したのが原因のようです。また、今年に入りガソリン代、電気などの公共料金の値上げなどがされており、経済成長が鈍化するであろうという見通しであるとナショナルバンクが警告しています。ナショナルバンクは、2011年の経済成長を6.8%と予測しています。2008年が9、7%とピークで昨年(2010)が7.1%(推定)とされており緩やかな減速傾向にあります。
英国の経済シンクタンクのエコノミスト・インテリジェンス・ユニットも為替の下落を予測しており、外貨不足が加速する懸念があるので、気になるところです。リロングウェ市内のミニバスは今日もガソリン不足が気になりますが通常通り運行しています。 ところで、石油輸入公社(PIL)が燃油購入に必要な外貨ですが、1ヶ月に2,400万ドル(約20億円)であると財務大臣が説明しています。
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年02月13日(日)03:02
英国の経済シンクタンクの「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」が、ガソリンや電気の値上げなどで物価が高騰し、今年の平均インフレ率が7.7%と予測しているそうですが、ドルに対してクワチャが下落すると予測しているようです。今のところ 1ドル=150MKで推移していますが、今年は、1ドル=156MKまで下落し、来年(2012)は、1ドル=163MKになると見ています。
市内のマネービュローで現金ドルをクワチャに両替する実レートは、昨年は、1ドル=175MKだったのですが年末ぐらいから175-185MKで推移しています。南ア系スーパーのショップライトなどの商品も南アからの輸入品なので輸入コストの上昇でジリジリと値上がりしています。
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年02月13日(日)02:47
街中にはいつも通り車がたくさん走っているんですが、やっぱりガソリンスタンドにはガソリンがないみたいです。。。
エネルギー副大臣は、1/28付でガソリン代の値上げでガソリン備蓄のための資金を確保すると言ってるみたいですがどうなるんでしょう?エネルギー副大臣は先週のインタビューで、今回のガソリン不足は、1昨年(2009)のモザンビークのテテ橋で輸送遅延で発生した燃料不足と並んで、最もヒドイ燃料不足と認識しているようです。
以下の街中の今日のガソリンスタンド、ガソリンが無いので入れないようにしてました。
万が一ガソリンが無くなると、職場まで徒歩だと1時間。うーん。もっとも物資が欠乏することになるので仕事どころでなくなっちゃうんですが・・・
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年02月12日(土)04:14
ノルウェーがマラウイ政府に支援金の2100万クローネ(3.2億円)の返還を要求しています。汚職かなと思ったのですがそうではなくて、マラウイ政府が食料安全保障のための援助金の一部をノルウェー政府に未承認で農業開発計画のために利用したためのようです。いずれにしても、勝手に使用目的を変えるのはまずいですね。ノルウェーの国際開発省も別プロジェクトに支援金を利用することは容認出来ないと言っているみたいです。
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カテゴリ: ブログ
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作成日:2011年02月11日(金)02:02
帰りにバスターミナル(バスデポ)に立ち寄ったら、ミニバスがガソリン待ちの長い列でした。その後、市内のクロスロードに向かう途中のガソリンスタンドでもガソリン待ちの長蛇の列になっています。うーん、ちょっとやばいかも。
坂の上までずっーとガソリン待ちの列になってます。渋滞しているわけではありません。
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カテゴリ: ブログ
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作成日:2011年02月10日(木)16:42
先週の日曜日(2011/02/06)にテレビ東京の「池上彰の世界を見に行く」という番組の中で、アフリカの天才少年として独学で風力発電を作ったウィリアム・カムクワンバ氏のエピソードが取り上げられてました。彼の独占インタビューを交えながら、マラウイという国について3時間番組の中で約1時間取り上げられました。私も入手して観ましたが、マラウイで生活しているものとして非常に興味深いものでした。
彼のインタビューを聞いて、私が最も共感したのは以下のところです。彼は14才のときに中学校の学費を払うことが出来ず学校を退学することになってしまったのですが、彼は
「私が嫌だったのは、学校をやめてやることがないから農民になることでした。もしトウモロコシの値段が上がったりすればまた大きな災難に巻き込まれる。私は人生に選択肢を2つ以上持っていたい。そうすれば何をすべきで何をすべきでないか分かる」
と言っています。私は途上国で活動をしていて一番気の毒なことだと思うのは「選択肢が無いこと」だと思っているので、彼の言葉を聞いたときに、素直に共感しました。アフリカに限らず途上国の現状を見て、よく日本人の方が、田舎などに訪れ、子供たちの笑顔を見て、「本当の豊かさとは何かわかった気がする・・・」といった話を聞くたび、えっ、と思います。途上国で活動していた人でも言うのでホントにびっくりします。私たちが途上国に協力出来ることは、彼らに選択肢を作ることが出来るようにすることだといつも思っています。選択肢がない状況がどうして豊かなのでしょうか?
もう一つ、このテレビ放映を見て感じたのが、貧困を強調しすぎてもう一つの面が見落とされていることです。たしかにマラウイは1日1ドル以下で暮らしている貧困層が約4割いるのも事実なのですが、一方で、都市部では、その10倍以上の収入を得て暮らしている人たちもいるのです。私のウェブサイトでも取り上げましたが、都市部の生活費は、月当りの生活費がリロングウェが332ドル、ブランタイアが340ドルとなっているそうです。月当りですから年間にすると4,080ドルとなります。この貧富の格差が本質的な問題です。
国家予算が1,500億円でその約4割がドナーから援助で成り立っているにも関わらず、昨年はムタリカ大統領が約12億円の専用ジェット機を購入し英国などから厳しく非難されています。ムルジ前大統領は、大統領時代にドナーからの援助金を17億クワチャ(1100万ドル、約11億円)個人口座に着服した汚職容疑で2006年に逮捕されています。
こうした体質、構造を変えない限り、問題解決の糸口が見えてきません。日本では「アフリカの貧しい子供たちに・・・」とすぐにキャンペーンをしそうですが、少なくともモノやお金を寄付することでは何も変わらず、モノは市場に横流しされて売られ、お金は誰かの懐に入るだけかもしれません。
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年02月10日(木)15:10
燃料危機は依然として続いているようです。ブランタイア、ゾンバ、リロングウェなどの主要都市で燃料不足が続いており、先日、ブラックマーケットではリッター 500MK(約350円)だったのがリッター 700MK(約400円)と高騰しているそうです。ちなみに公定価格は、290MK(約165円)で、ブラックマーケットでは実に2.4倍の価格で売られていることになります。
リロングウェ市内も燃料不足が続いているようですがミニバスなどは平常通り運行しています。料金の値上げなども今のところ行われていないようです。週末に枯渇することが多いので今週末あたりが心配です。
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カテゴリ: ブログ
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作成日:2011年02月09日(水)03:19
週末は料金が変わってなかったのですが、今日みたらガソリン代がしっかり値上がりした価格になってました。たぶん、新しい燃料が入ってから適用されたんでしょう。ガソリンが1リットルあたり290MK(約165円)、ディーゼルが260MK(約148円)でモザンビークやタンザニアなどから陸路で輸送されていることもあり非常に高いです。
今日、バスターミナル(バスデポ)からシティセンターに向かうミニバスに乗車したら、通常100MKなのですが、110MKだと車掌が言ってお客さんともめてました。満席だったので、客数の問題ではなくガソリン代の値上がりによるためだと思います。(客が少ないと高いことがあります。)帰りは100MKだったのですが、今後、ミニバス代が値上がりしそうです。高いのは辛いですが、ボロボロで燃費が悪いミニバスで、このガソリンの値段だと仕方ない気がします。