タンザニア:フェリー転覆、163人死亡
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- カテゴリ: 2011
- 作成日:2011年09月11日(日)04:23
AFP通信によると、マラウイの隣国であるタンザニアで10日未明にザンジバル沖でフェリーが転覆し、少なくとも163人が死亡、100人以上が行方不明とのことです。ラマダン明けの家族連れなどが多く乗っており、定員オーバーが原因ではないかと見られています。
AFP通信によると、マラウイの隣国であるタンザニアで10日未明にザンジバル沖でフェリーが転覆し、少なくとも163人が死亡、100人以上が行方不明とのことです。ラマダン明けの家族連れなどが多く乗っており、定員オーバーが原因ではないかと見られています。
実は、昨日の金曜日に政府と市民グループの会合内容について記者会見があるとメディアが報じていたので、その結果を待っていたのですが、特にニュースがなかったのでどうしたのかなぁと思ったら、今日のウィークエンドネーションに状況が出ていました。
政府連絡グループと市民団体との会合は、南部の旧首都ゾンバのサンバード・ク・チェウェ・ホテルで行われていたようです。7月20日の反政府デモで、市民団体側は20項目の請願書を政府に提出しましたが、このうちの7項目を優先的に議題にしており、さらに踏み込んで、薬不足とマラウイ大学の問題の2項目について議論が進められたようです。薬不足については、最低限の薬と医療品については3,4ヶ月分の調達の目処がつき、十分に1年分を調達するための業者も確認したとしています。また、マラウイ大学チャンセラー校については、9月15日から再開し、4人の解雇された講師の無条件の復職を認めるとして、合意しました。しかしながら、政府連絡グループは、最終意思決定ができないため、大統領に上申したところ、大統領は、薬不足問題の対応、チャンセラー校の9月15日の再開には同意したものの、チャンセラー校の4人の解雇された講師の復職は受入れない、としたことから市民団体側が大統領への不満の意思表示として政府側との共同記者会見をボイコットしたようです。今後の対話の見通しは不透明なものとなっています。
NGO協議会の代表が、なぜ大統領が大学の講師問題に関与するのか驚きだ、と述べていますが、確かにその通りです。
2011/08/30にウィキリークスにより漏らされた、2010/02/17の在マラウイ米国大使館から米国に向けての公電の内容によると、マラウイと中国の連携は、(米国との)関係に影響を与えているとしています。中国の援助は譲許的借款(援助条件の緩やかな長期低金利貸付け)であることに留意すること。また、米国と中国は、プロジェクトレベルの結びつきはなく、中国が商業分野と目立つプロジェクト(国会議事堂や国際会議場など)に重点を置いているのに対して、米国は、長期的な経済・社会の発展に重きを置いており、大きくフォーカスが異なっているとしています。こうしたことは、プロジェクト資金の流れや調達システムの透明性欠如につながり、中国人と一緒に取り組むことは非常に手腕が試されることであると述べています。
私は知らなかったのですが、マラウイの新国会議事堂も、台湾によってもともと始められていたプロジェクトだったようです。北部のカロンガ・チティパ間の88キロの道路プロジェクトは台湾が始めたのを中国が引き取ったことは知っていたのですが。マラウイは、2007年12月に台湾との国交を突然断絶し、中国との国交を樹立しました。
昨日(9/8)、内閣の任命式典が新大統領官邸で行われています。内閣をスリム化したことは、市民団体らの要求に応えたかのように見えたのですが、大統領夫人を正式に内閣のメンバーに、そして、おそらく憲法上、大統領に罷免の権限がないようなので、副大統領はそのままのはずですが、内閣のリストから外して事実上更迭したりしています。政府報道官も副大統領に建設的な辞任を求めています。また、昨日の内閣の任命式典での大統領演説で、大統領は、国民に選ばれていない市民団体や野党に何ら報告する必要も義務もない、とし市民団体らの要求に屈しないと強く非難しています。
現在、政府と市民団体らは、引き続き対話を行なっているようですが、一方で大統領が対立の姿勢も示しているため、市民団体らの反発も予想され、局面は流動的です。市民団体らは、延期された8/17から4週間以内に具体的な対応を求めていますので、期限は来週の金曜日(09/16)までとなり、猶予はあと1週間しかありません。進展が見られないと、9/21に全国規模の反政府デモが実施される可能性が高くなります。
今日もガソリン待ちの長い車列がシティセンターのガソリンスタンドで見られました。燃料不足は恒常的に6月以降続いているようです。
今回、内閣のスリム化により、4つの省庁を廃止したようです。廃止された省庁は、防衛省、経済計画・開発協力省、灌漑・水開発省、高齢者・障害者省となっています。なお、今回の内閣の人事では、前カンドド財務大臣の後任に、前観光大臣で経済、金融に詳しくないと見られるリペンガ氏を起用したことがメディアにとって想定外だったようです。メディアは、財務大臣には元財務大臣のグドール・ゴンドウェ氏が起用されると見ていたようです。グドール・ゴンドウェ氏は、今回、天然資源・エネルギー・環境省の大臣に起用されています。
大統領夫人は今回の内閣人事で公式に内閣の一員になるようです。
8/19に内閣を突然解散して以来、空白が続いていましたが、本陣、組閣人事が発表され、ほぼ確定した模様です。以前の内閣は副大臣を含め42名だったとのことですが、今回は32名とスリム化が図られています。今回の人事では、大統領の弟のピーター・ムタリカ氏が教育大臣から外務大臣へとスライドしています。大統領夫人の母子保健の顧問はそのままのようです。また、主要閣僚の前財務大臣のカンドド氏などの名前はありません。また、副大統領のジョイス・バンダ女史の名前もリストになく、今回を機に更迭されたのではないかと見られています。内閣は明日(9/8)の午後1時に新大統領官邸で任命式典があり、正式に発足する予定です。
今回の組閣人事を社会市民団体らがどのように見るかです。社会市民団体は、内閣を半分以下にするスリム化を要求していましたし、大統領夫人の役職もそのままです。反発が予想されます。
高等裁判所は、マラウイ放送局(MBC)とマラウイテレビ局(TNM)の合併により、半数以上の従業員がリストラで職を失うとして、合併を中止するように求めています。
8/19に内閣が突然解散され、大臣などの空席状態が続いていましたが、ムタリカ大統領は組閣に着手したようです。
大統領は、ルンピの選挙後に組閣に着手する、とのことだったので予定通りのようです。
昨日、北部のルンピで補欠選挙の投票が06:00-18:00まで実施され、投票自体はスムーズに進んだようです。今日、野党で北部が拠点の「民主同盟」が勝利したとの速報が伝えられています。正式には選挙管理委員会から明日(09/08)に発表されるとのことです。今回の補欠選挙では、民主同盟、与党の民主進歩党、人民開発運動、人民党の4人で選挙戦が繰り広げられていました。
世論調査などがないので、今回の選挙結果が2014年の大統領選を予想する一つの材料となりそうです。
黄色のハタオリドリは、リロングウェ市内でも樹々の豊かな住宅街などで見かけます。その名の通り、草をきれいに編んだ巣を作ります。以下は、首都リロングウェから車で2時間のところにあるマラウイ湖畔のセンガベイのサンバード・リビングストニア・ビーチホテルで撮影したものです。アウトドアのレストランなので、食べ物も豊富、巣を作るための草もたくさんあるので、ハタオリドリにとっては楽園のようなところでしょう。
ホテルのビュッフェ形式のランチの残り物を頂戴してます。
巣を作るのに手頃なヤシの葉、何度も往復してました。巣作りに大忙しです。
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巣を作っているところです。作っている様子がよくわかると思います。
完成すると次のようになります。クチバシだけでつくったなんて信じられません。見事です。下から出入りするようになっているようです。この巣にはヒナがいたようですが、姿は全く見えませんでした。