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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年05月26日(木)03:42
ムタリカ大統領は、2010年に経済成長率が6.7%だったのに対して、2011年は、7.0%と増大する見込みであると述べています。一方で、カンドド財務大臣は、英国などの援助凍結を受けて、緊縮財政を実施するとしており、経済成長には暗雲が立ち込めています。
マラウイは、国家予算の4割をドナーからの援助によってまかなっていると言われていますが、このうちの2割がトップドナーである英国の援助です。また、国家予算の16%が肥料・種の助成金に使われており、こうした肥料・種の価格の上昇と緊縮財政により、今後どうなるかは微妙です。
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年05月25日(水)13:01
不作が心配された今シーズンのトウモロコシ(メイズ)の生産でしたが、最終的には昨年度の350万トンより増えて380万トンの見通しであることを月曜日に開催された国会の予算委員会の中でムタリカ大統領が発表しています。
マラウイでは、260万トンのトウモロコシが必要とされており、今期は、120万トンの余剰のトウモロコシが収穫出来たことになるようです。マラウイでは、2004年にムタリカ大統領が肥料・種の助成金を導入してから順調に収穫が伸びています。しかし、この助成金を拠出するための財源確保が厳しく、特に今期は英国の新たな支援金凍結など今後の助成金政策がどうなるかは不透明です。また、マラウイでは、人口も急激に増加しており、食料問題が今後深刻化していくことが懸念されます。
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年05月25日(水)05:36
マラウイのムタリカ大統領は、2014年まで地方選挙を実施ないことを指示したようです。延期の理由については明らかにしていません。
選挙管理委員会の使途不明金を理由に延期されていた地方選挙は、今年の4/20に実施されるようにスケジュールされていましたが、延期され、年内に実施される見込みとのことでしたが、大統領命令はこれも取消したことになります。マラウイでは、1994年に複数政党制が導入されて以来、地方選挙は、2000年に一度実施された以降は実施されていないとのことです。任期が満了する 2005年に実施されるべきでしたが、2004年に大統領に選出されたムタリカ大統領は、地方議員への報酬などを支払う財政的な余裕がないとして実施しておらず、その後も理由をつけて延期し続けています。つまり、2005年以降は地方議員や知事などが不在で地方統治が行われ続けている異常な状況です。
2014年は大統領選の年ですので、ムタリカ大統領が在任中は、地方選挙はしないことを明言したことになります。今回の4月実施予定だった地方選挙は、西側諸国も実施を強く要求し、支援金の拠出を保留したりして圧力をかけていました。英国はすでに英国高等弁務官の追放問題により、新規の援助の凍結を発表していますが、今回の命令により、他の西側諸国からも圧力がさらに強まりそうです。
憲法では、大統領選の翌年に地方選挙があるとしていますが、この違憲状態を回避?するために、政府側は、選挙日程の決定を大統領権限とするように法律を修正して対処しているそうです。しかしながら、どう考えても大統領の一存で選挙の実施有無がコントールされるというのは困ります。
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カテゴリ: ブログ
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作成日:2011年05月23日(月)19:23
今日の朝、午前5:50頃から久しぶりに早朝の停電。朝の出勤前のバタバタしているときに非常に困ります。結局、午前7時になっても復帰せずで、諦めて出勤しました。職場に来てから、そういえばと思い、ESCOM(マラウイ電力公社)のウェブサイトを見てみたら、計画停電で、私の住んでいるエリアは、停電時間帯は、05:30-07:30となっていました。日本でも震災による電力不足となり計画停電を史上はじめて実施しましたが、マラウイでは、慢性的に需要が足りていないため、電力平均分配を行なっており、計画停電が実施されています。送電トラブルなどによる停電も多いし、計画停電の予定であっても電力消費量が少なければ停電しないので非常にわかりにくいのですが、一応計画停電をしているようです。
マラウイは、需要が300メガワット(30万キロワット)に対して、260メガワット(26万キロワット)程度の供給能力しかなく、かつ発電所は老朽化しているため過負荷を避けるためにかなり抑えて送電しているようです。こうしたことから、米国(米国ミレニアム挑戦公社)は、今年1月にマラウイの電力セクターの改善のために、約300億円を拠出することにしています。マラウイの電化率は、7-8%程度で、都市部は、20%を超えているようですが、農村部は1%未満ということで、大きな課題の一つとなっています。
日本の東京電力の今日の電力供給能力は4,350万キロワットということです。
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年05月22日(日)22:18
市内オールドタウンからクロスロードに向かう坂の途中の右手にある中東系雑貨店「サンタプラザ」が店舗を拡張し、レストランと服飾店をオープンしています。レストランは最初はピザ屋さんかなと思ったのですが、チキン料理、ピザ、ハンバーガーなど、首都リロングウェでよく見られるメニューです。1品1,000MK(600円)前後です。店内も綺麗ですし、他のレストランと差異化を図るためなのか、注文を待っている間にポップコーンがサービスとして出てきます。リロングウェシティモールなどが出来て競争が厳しくなる中、中東系はいろいろ工夫していますね。
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カテゴリ: ブログ
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作成日:2011年05月22日(日)21:50
5/21(土)に南ア系スーパーSPARがオープンしました。開店時間は08:00-20:00ですが、初日は、準備が間に合わないのか11:00オープンとのことでしたが、実際はたぶんお昼過ぎだったようです。私も11:30頃に一度行ってみたのですが、まだオープンしていなくて、クロスロード方面でランチと買い物を済ませて、午後1時過ぎに来たらオープンしてました。オープン初日なので、お客さんも多く、店員も不慣れなので、野菜の重量を測って値札を付ける作業がパニックってました。商品にも値札がついてなかったり。
でも、店舗の大きさや、品揃えは予想通り良いものでした。店舗面積もショップライトより少し広いような気がします。店内も明るく、商品棚と商品棚との距離も広くて見やすく歩きやすいです。ショップライトやフードワースまで行かなくても、ほとんどここで購入できそうです。
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オープン直前の店内の様子(店外から撮影)
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年05月21日(土)22:53
5/20-5/29の日程で、ブランタイアで第23回国際見本市が開催されています。
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年05月21日(土)21:30
英国は、木曜日に在マラウイ英国高等弁務官の追放に対する措置として、今後の対マラウイに対して支援の凍結と見直しについて発表していますが、さらに、ビング・ワ・ムタリカ大統領、大統領夫人、副大統領、閣僚などの英国のVIPビザについても剥奪する、と発表しています。今後は英国へ渡航する場合は、一般マラウイ人と同様にVISA申請手続きが必要になるとのことです。
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年05月20日(金)15:51
先日もお伝えした南ア系スーパーSPARが明日の土曜日、リロングウェシティモール内にオープンするとのことです、土日も含め、毎日08:00-20:00までオープンするようなので非常に便利になると思います。
明日、まずは行ってみます。
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カテゴリ: 2011
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作成日:2011年05月20日(金)15:47
英国国際開発省(DfID)が昨日、マラウイに対しての新しい支援の凍結を発表したことが、ロイターや現地新聞ネーション紙などで一斉に報じられています。これは、先月、リークされた公電の中でムタリカ大統領について、「ますます独裁的で、批判について不寛容である。」と述べられていた事に対して、マラウイ政府は、在マラウイ英国高等弁務官(大使に相当する人)を追放し、英国も在英国マラウイ高等弁務官を追放する報復外交を行いましたが、英国側のさらなる対応となっています。今後の対マラウイ支援も見直すとしています。
恐れていたことが現実的になってしまったようです。マラウイはちょうど新しい年度(7月から)に向けた予算審議を行なっているところのようですが、財務省は、予算の歳入確保が非常に困難な状況になっています。マラウイはこの5年間、年平均成長率が7%でインフレ率が一桁台で推移し、好況でしたが、今後は暗雲がただよっています。マラウイは、国家歳入の4割以上をドナーの支援によってまかなっており、英国はトップドナーでした。
外貨収入はタバコで70%以上を依存しており、タバコは世界的に低迷しているため、代替商品作物への転換が求められていますが、もともと保守的なマラウイ人の気質もあり進んでいません。外貨収入がないと、燃料やトウモロコシの生産に必要な肥料の購入が出来ないことになり、負のスパイラルに入ることになります。非常に心配です。すみやかに全面謝罪すると良いと思うのですが。