世界遺産スコータイ・アユタヤ4泊5日の自由旅行

世界遺産スコータイ・アユタヤを98年8月20日から24日の4泊5日で観光したパワフル旅行記です。 (旅行時、為替レートは、1Bは約3.5円です。)

タイ観光年1998-1999

■ 旅行スケジュール

今回の旅行は、航空チケットのみを購入のフリーの旅行です。スコータイに行こうということは決めていたのですが、旅行日程も少ないし、長距離バスのチケットが、うまく取れるかどうかなど不確実な要素が多くてどうかなと思ったのですが、結果的には以下のようにうまいことスコータイ、アユタヤと旅行することができました。 なお、航空チケットは、HISで購入し、86,000円でした。ちなみに、11:00発のTG640は、92,000円でした。朝が早いからTG643の方が安いと言ってました。

1998 都市名 時間 交通機関 スケジュール
8/20 東京(成田)発
バンコク着
バンコク発
スコータイ着
10:00
14:40
20:30
02:15
TG643

長距離バス



(バンタイゲストハウス泊 - 200B)
8/21 スコータイ     スコータイ遺跡公園観光
(バンタイゲストハウス泊 - 200B)
8/22 スコータイ発
シーサッチャナライ着
シーサッチャナライ発
スコータイ着
スコータイ発
バンコク着
08:00
09:30
12:30
14:00
15:40
23:00
ローカルバス



長距離バス
シーサッチャナライ遺跡公園観光



(A-One Inn 泊 ?400B)
8/23 バンコク発
アユタヤ着
アユタヤ発
バンコク着
08:30
10:12
13:00
14:30
列車

エアコンバス
アユタヤ遺跡公園観光


(A-One Inn 泊 - 400B)
8/24 バンコク発
東京(成田)着
10:50
19:00
TG640


■ 1日め(98年8月20日)

いつもだと、バンコクに到着すると、その日はバンコクでのんびりとなるところだけど、今回は、このままスコータイに直行しようとしているので、ドンムアン空港で荷物を引き取ると、そのまま新北バスターミナル(モチット)にタクシーで向かいました。

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新北バスターミナルは、サンデーマーケットで有名なチャットチャック公園の裏手方向にあります。新北バスターミナル(モチット)につくと、スコータイ行のチケット売り場探しです。バスターミナルのチケット窓口は、ほとんど全てタイ語のみなので外国人旅行者にはかなりつらいところでしょう。私はタイ語は読めるのですが、それでも全て同じチケット窓口の中から、スコータイ行の売り場を見つけるのに苦労しました。とりあえず、中央の案内所に聞いてみるといいでしょう。

スコータイ行のチケット売り場を見つけると、夜の20:30発のバスしかないというので、それを購入しました。230Bです。実は、これは私が行く前に予定していたバス会社(ウィンツアー)でないことが後になってわかりました。当初は、22:00頃のバスに乗れば朝方の午前5時くらいにはスコータイに着くから何とかなるかなぁと思ってたんです。20:30だと着くのは7時間かかるとして午前3時半かぁ、と思いながらも20:30しかないなら、仕方ないと購入したのです。タイの場合、バス会社毎に窓口が違うので注意が必要です。 チケットを購入すると、バスの出発まで時間があるので、荷物をバスターミナルの荷物預かり所に預けて、チャットチャック公園近くのセントラルデパートにタクシーで行って一息することにしました。ちょうど夕暮れ時で中学生、高校生の帰宅時間と重なり、学生でデパートは溢れかえってます。バンコクの町の様子は、もう日本とほとんど同じような感じになってます。ここで、スコータイを含む北部の地図を購入し、タイ料理のレストランで夕食をすませて、新北バスターミナルに戻りました。 バスは予定どおり、20:30に出発、出発するや否や、そのまま寝入ってしまいました。目が覚めたときには、スコータイに着いてました。スコータイに着いたときには、頭は寝起きで大混乱。時計を見るとまだ午前2時15分で予定より1時間くらい早い、でもバスのガイドに「ここはスコータイか?」と聞くと「そうだ」というし、欧米人の人も降りたのでどうやら着いたようだと、私たちも降りました。雨がしとしとと降っている中、今度はツゥクツック(地方のタクシー)の運転手と交渉開始。スコータイで一番有名なパイリンホテルをはじめとし、ゲストハウスの名前を次々と矢継ぎ早に言ってきます。寝ぼけている頭を一生懸命起こそうとしながら、あらかじめ宿泊しようと思っていた「バンタイゲストハウス」の名前を言うと、運転手はうなづいて連れていってくれました。こういうときに予習が役立つんですね。ガイドブックなんか見ている暇ないもの。こんな遅い時間に泊まれるかなぁと思っていたら、運転手がゲストハウスの人と話しをしてくれ泊まることができました。まぁ、よく考えてみたら慣れてるんでしょうね。いつもこの時間にバスが着くんだから。 そういうわけで、この日は午前3時くらいに就寝です。無事なんとかスコータイに辿り着けました。

■ 2日め(98年8月21日)

朝7時すぎに起きると、朝食は昨日バスターミナルで購入したパンで軽く済ませてスコータイ遺跡公園に出かけます。遺跡公園行のソンテウ(乗合バス)は、ヨム川を渡った少しはずれたところにあります。私たちが泊まったバンタイゲストハウスからは歩いて5分くらいのところです。通りに出て乗り場を探していたら、反対側からおばちゃんが呼んでくれて「こっちだ」と教えてくれました。でも、後でよく見てみたらソンテウの運転手でした。

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遺跡公園前でソンテウを降りると、目の前にレンタル自転車屋があります。遺跡公園までここから数百メートルなのですが、何軒かレンタル自転車屋があります。ここは特に考えずソンテウから降りたところのレンタル自転車屋で自転車を借りることにしました。自転車はマウンテンバイク風でどれも一見するとかっこいいんですが、ブレーキとかは、どれも効きが悪いです。とりあえず、足が付く低めの自転車を借りて遺跡公園に入ります。

遺跡公園の中は広いです。入り口の左手に一番有名なワットマハタートがあります。入ったときには、結構観光客がワットマハタートにいるので、とりあえず、正面のワット・チャナ・ソンクラームから見学することにしました。 ワット・チャナソンクラーム、ワット・シー・サワイ、ワット・トラパン・グーン 、ワット・プラ・シー 、ワット・マハタート 

と見学したところ、雨季のお決まりのスコール。しばらく木陰で様子を見ていたんですが、止みそうもないので、ラームカムヘン国立博物館で雨宿りをしながら、見学することにしました。博物館見学後、博物館向かいの食堂で昼食。

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ワット・マハタート(スコータイ)

午後は、城壁外側のワット・プラ・パーイ・ルアン 、 ワット・シー・チュム を見学。雨はすっかり止んでいて、 炎天下でのサイクリングはきついきつい。

08210020_edited-1ワット・シー・チュム(スコータイ)

大体一通り見学したので、市内に戻ります。市内に着いたのは3時くらい。ここで、バス会社に行き、時刻表と睨めっこ。ポイントは明日シーサッチャナライ遺跡公園に行くかどうかです。せっかくスコータイまで来たんだからってことで、明日の15:40のバンコク行きのチケットを購入して、午前中にシーサッチャナライ遺跡公園に行くことにしました。 この日は、この後「ドリームカフェ」でコーヒーブレイクです。ここはスコータイに来たならぜひ訪れたいところ。アンティーク風で奇麗なお店です。 一息ついたところで、スコータイ市内を散歩。市内は小さいので30分もかからず一通り廻れます。夕食はタイすきの「コカ」です。時間が早かったのか店は私たちだけ、店員も一人だけです。スコータイは観光地と思えない静寂な町です。 この日は、翌日に備えて、早々と就寝しました。

■ 3日め(98年8月22日)

スコータイ新市街のロータリ北側からウタラディット行のバスがシーサッチャナライを経由して行きます。バスは朝8時に出発。シーサッチャナライ遺跡公園までは約50キロなので1時間くらいで着くかなぁと思ったら、途中のスワンカロークで30分の停車。ちょうど中間なので運転手の休憩場所みだいです。気長にバスの中で出発を待ちます。

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バスは、シーサッチャナライ遺跡公園の入り口の国道付近まで来ると、車掌が「レンタル自転車を借りるのか」と聞いてきました。「そうだ」と言うと、レンタル自転車屋の前で降ろしてくれました。後で地図で確認したのですが、自転車を借りないのであれば、もう少し近くまでバスは行ってくれるはずです。 自転車は、スコータイ遺跡公園のに比べてさらにボロボロです。途中でパンクしなければいいなぁ、と思いながら借ります。ヨム川にかかる吊り橋を渡り、 ワット・プラシーラタ・マハタート を見学します。ここから、遺跡公園まで2キロ。ヨム川沿いの道をトコトコと走ります。

シーサッチャナライ遺跡公園は、スコータイ遺跡公園に比べてこじんまりとしてますが、見劣りしない遺跡です。緑に囲まれていて、より趣きがあります。個人的には、こちらの方が好きです。 ワット・チャローム、ワット・チェディ・チェット・テーオ、ワット・スワンキリー、ワット・カオ・パノム・プレーン と見学。

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ワット・チャロームにはいましたよ、観光用の象が。バナナをあげました。 もっと、ゆっくりしたかったのですが、今回は、時間もあまり無いのでこの辺で昼食をとってから、スコータイ市内に戻ることにしました。 スコータイ市内にはとりあえず14:00に戻れたので、また「ドリームカフェ」で一息してから、バンコクに長距離バスで戻ることに。バスは途中、ナコンサワンで20分程度休憩します。ここで、チケットの食事券で簡単に食事がとれます。これは、タイではポピュラーなシステムです。夕食を済ませて、バスで一眠り。 バンコクの北バスターミナルには23:00に到着。ここから、タクシーで国立競技場近くのゲストハウス「A-One Inn」に。無事、部屋も空いてて、この日はもちろんこのまま就寝です。

■ 4日め(98年8月23日)

ここまで、予定通り順調に来たのに気をよくして、アユタヤに行くことにしました。列車の時刻はよくわからないので、07:30にはフォアランポーン駅に行きます。列車の時間は、08:30しかないので、切符をとりあえず買って、駅のレストランで朝食。 列車は予定通り08:30に出発です。駅を出てしばらくは、家の裏側を見るようで結構面白いです。しばらくすると、田園風景になり変化がなくなり飽きてくる頃にアユタヤに到着します。駅に降りると、私たちと同じ日本人観光客も同じ列車から一杯降りてきます。アユタヤにベストの時間がこの1本しかないので、みんな同じ列車なんです。

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アユタヤは観光化がすすんでいて、ちょっとすれています。私たちも含め観光客は、よってくる客引きタイ人を無視して、渡り船に乗り込みます。 渡ってから、右手の市場の脇からソンテウに乗り込み、取りあえずワット・プラ・マハタートに行きました。ワット・プラ・マハタートには、ガイドブックなで有名な木の幹に埋まっている仏頭があります。

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続いて、ワット・ラーチャブラナです。 ワット・プラ・マハタート、ワット・ラーチャブラナ ここから、ワット・プラシーサンペットまで約1キロはトコトコと歩きました。トゥクトトゥクが来たら乗ろうと思ったのですが、全然来ない... 遺跡公園は日陰になるところがほとんどなく本当に暑い。  ワット・プラシーサンペットに着くと、もう午前観光の観光客が帰ってしまったのか閑散としてました。地元の学生がスケッチをしてました。

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ワット・プラシーサンペット あと見ておきたいのは、寝釈迦像のワット・ロカヤスタ。プラシーサンペットの前からトゥクトトゥクでワット・ロカヤスタを見てから、バンコク行のバスターミナルに連れていってもらう約束をして連れていってもらいました。ワット・ロカヤスタ ワットロカヤスタでは、寝釈迦像の足元の水溜まりで子供が水浴びして遊んでました。 アユタヤを一通り見学したので、帰りのエアコンバスでバンコクに戻ります。

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アユタヤからのバスもスコータイからと同様に北バスターミナルに到着します。ここからタクシーで一度ゲストハウスに戻り、シャワーを浴びて一息してから、お土産の買い出しです。マーブンクロン、東急、ワールドトレードセンター、伊勢丹と一通り廻って、最後は今回はあまりろくな食事をしていないので、伊勢丹の6階の王宮料理「タンジン」でディナー。でも、味は今一つだと思うな。

■ 5日め(98年8月24日)

最終日はひたすら帰るのみ。わずか5日。正味3日の旅程でよくこれだけ動けたぁと思いながら、日本に戻ってきました。

(1998/08)