覆面の男たちが民間ラジオ局の車両を襲撃
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- カテゴリ: 2011
- 作成日:2011年07月18日(月)21:22
7人の覆面男性が日曜日の午前10時15分頃、リロングウェ市内のエリア47の住宅地郊外の路上で、民間ラジオ局ZODIAKの車両を襲撃し、窓を壊して立ち去ったとのことです。
目的は明らかになっていませんが、今週の水曜日には政府への抗議デモ行進なども予定されており、緊張が高まっている気がします。ラジオ局はこの件に関して、まだコメントを発表していないようです。
7人の覆面男性が日曜日の午前10時15分頃、リロングウェ市内のエリア47の住宅地郊外の路上で、民間ラジオ局ZODIAKの車両を襲撃し、窓を壊して立ち去ったとのことです。
目的は明らかになっていませんが、今週の水曜日には政府への抗議デモ行進なども予定されており、緊張が高まっている気がします。ラジオ局はこの件に関して、まだコメントを発表していないようです。
土曜の夜に南アフリカでマラウイからのバスが横転する事故が発生し、12人のマラウイ人が死亡、49人が怪我をしています。
昨年9月にも南アフリカでミニバスとトラックが衝突する事故が発生し、23人のマラウイ人が死亡しています。陸路で南アまでバス移動することはないと思いますが、治安面だけでなく交通事故のリスクも非常に高くなっています。夜間、早朝の死傷事故は頻発しており、とにかくこの時間帯の移動は治安だけでなく安全面からも避けるべきです。
7月20日に、ガバナンス問題や燃料不足、外貨不足について、政府の積極的な解決を促すために政府に対して全国規模で大規模な抗議デモ行進を行うようです。今日のネーション紙には、紙面1面を使って、「National Peaceful Demonstrations on the 20th July, 2011」のアナウンスをしています。
アナウンスでは、国民に7月20日のデモへの参加を呼びかけているほか、
などを呼びかけています。
ジョイス・バンダ副大統領は抗議デモ行進実施に対しての声明を発表し、国民のデモ行進実施に対して理解を示し、平和的に友好的にデモが実施され、政府と建設的で積極的な対話が実現されることを求めています。
副大統領は、先週デモ行進を大統領に許可するように進言していたのですが、7/13付のプレスリリースで同日に(デモ参加を阻止するため)大統領が現在の国内問題についての公開演説(Public Lecture)を新国会議事堂で行うとしており、デモを行う理由がないとして、認めていないようです。このため、副大統領は不測の事態も想定して、国民に平和的なデモを強く呼びかけたのだと思います。
マラウイの人は興奮しやすいのでちょっと心配です。赤い服は着用を避けた方が無難でしょうね。もう一つ気になるのが8月17日にさらなる大規模なデモを計画しているようです。詳細は未確認なのですが・・・
なでしこジャパンが世界一になり、気持ち良く出勤したのですが、部屋に入れない・・・ 建物の入口の鍵が不調で鍵を回そうとしても回らないです・・・ 何度かチャレンジするもダメで、技師の人にきてもらって強制的に開けることに・・・ ドライバとバールのようなものでグイと無理やりこじ開けて中身を分解して調子の悪いところを調べ、試行錯誤して部品を整えて、また組み立てて、鍵がスムーズに回ったらOKってことらしい。こんな調子なので、またすぐに開かなくなることの繰り返しです。外から中に入るときは、まだ本人は外にいるのでマシなのですが、逆のケースは非常に焦ります。私は中の小部屋で普段仕事をしているのですが、入口のドアが施錠されることがしばしばで、中から開けられないと外に出られなくなるわけです。何度か鍵がうまく回らず焦ったことがあります。最初の頃は入口の鍵を持っていなかったので、そもそも出られず2回ほど「助けてコール」をしました。
あと気になることは、このドア鍵、本当にあっけなくバールとか使うと開いてしまいます。泥棒ではないので、ドアを壊さないように開けるので少し時間がかかってますがそれでも5分もかかっていません。泥棒だったら、数十秒で開いてしまいます。今後、外貨不足、燃料不足、そして物価の上昇などで市民の不満が高まり治安の悪化が予想されるだけにちょっと怖いです。
東アフリカのソマリアやケニアなどで過去60年で最悪の干ばつに見舞われており、国連児童基金(ユニセフ)によるとケニアで6万5千人の子ともが命の危機に直面しているとのことです。ケニアでは、350万人、エチオピアで320万人、ソマリアで250万人が干ばつの影響を受けているとのことです。ケニアでは、一部で穀物価格も上昇しているとのことです。
ケニアのメディアによると、トウモロコシがマラウイとザンビアからケニアのモンバサ港に火曜日に到着したことを伝えています。マラウイから6336トン、ザンビアから2224トンを輸入したとのことです。これにより、ケニアでは干ばつ後、トウモロコシの価格の上昇していますが、それが軽減されることが期待されています。ケニアでは、2キロのトウモロコシが現在は、約1.5ドルで売られているとのことです。
マラウイ国内でも2月に雨量が少なくトウモロコシの不作が予想されていましたが、南部の一部の地域を除いては、無事に収穫が出来ています。
マラウイの今回の燃料不足について、日本の外務省の7月13日付で渡航情報(スポット情報)として注意喚起を発しています。
ディーゼルは7月から車両以外の給油が制限されたんですね。停電になると、自家発電機のエンジン音が聞こえてくるけど・・・
マラウイの情勢が日々変わっているのですが、安全情報の更新は、2010/03/01以来です。情報が限られているのですから、もう少し、こまめに更新して情報提供してほしいものです。
今年4月に130MKから170MKに新聞代が値上がりしたばかりですが、今週末(明日から)値上げとなりようです。新聞には、伝統的に付加価値税が導入されていなかったそうなのですが、超緊縮財政(ゼロ赤字予算)を受けて、新聞にも16.5%に付加価値税が導入されるのに伴う値上げのようです。
ネーション紙の場合は、170MKから200MK(約114円)となり、週末に発行される、ウィークリー・ネーションは、200MKから240MK(約137円)と値上がりになります。
新聞の値段は、昨年4月は100MKで、昨年9月に130MKに値上げ、今年4月に170MK、そして今回、200MKと1年ちょっとで2倍になってしまっています。国民の72%が1日2ドル以下で暮らしている中、日本と変わらぬ新聞の値段は非常にアンバランスで奇妙です。
すでに周知の内容ではあるのですが、英国政府(国際開発省)は、4月にマラウイ政府が、英国高等弁務官(英国大使に相当)が「大統領がますます独裁的で批判に対して不寛容である」とする英国の公電がリークされ、それを受けて、当時の英国高等弁務官が、マラウイで「統治状況が、メディアの自由、言論の自由、少数派の権利が悪化し続けている」とコメントしたことを不服として、英国高等弁務官を追放したことに端を発して、マラウイ支援の凍結を行っていますが、昨日、政府がに正式にこの事実を声明として発表したようで、海外メディアが一斉にこの内容について報じています。昨年、英国は、1900万ポンド(約24.7億円)の支援を行っており、マラウイ支援のトップドナーでした。英国は、貧弱な統治、人権問題に強い懸念を示し、直接的な財政支援は凍結し、貧困層向けの健康・教育の支援プログラムについては継続するとしています。
また、新しい英国高等弁務官はマラウイに派遣はせず、また、英国はマラウイからの高等弁務官を受け入れないとしており、マラウイと英国の緊張関係はマラウイ側が態度を変えない限り、続きそうな様相となっています。欧州連合、ノルウェー、ドイツ、世界銀行、アフリカ開発も同様の理由で援助を見合わせ、あるいは取りやめています。
英国の財政支援見合わせは今回は初めてでなく、2001年、2004年にも見合せたことがあるとのことです。昨年も大統領が専用ジェット機を購入したことを強く非難し、支援を減額しています。英国は、現在の燃料不足を引き起こしている外貨不足にも言及し、IMFと同様の立場で、通貨切り下げをすべきであるとしています。つまり、クワチャの価値は現状に合っておらず高すぎるということです。現在公定レートは、1ドル=150クワチャですが、市内での外貨両替レートは下落しつつあり、1ドル=180-190クワチャになっています。このあたりが実際の価値なのでしょう。
現在、自宅は早朝停電中です。朝食が食べれないです・・・ さて、昨日の現地新聞ネーション紙でも、マラウイ電力公社ESCOMが今月から年内一杯続くとしている、発電装置のメンテナンス、更改に伴う供給電力ダウンに伴う電力平均分配のための計画停電の頻度が増すことについて、ビジネスレビューの紙面で「POWER CRISIS(電力危機)」と大きな見出しで、停電に伴う経済損失についての民間団体からのクレームを掲載しています。
現在、310メガワットの需要に対して、供給可能電力は287メガワットとのことです。今回のメンテナンス作業によって、これがさらに20メガワットダウンし、メンテナンス期間中の供給可能電力は266メガワットとなるとのことです。つまり、需要に対して14%足りないことになり、これを計画停電によって対応しようとしていることになります。この計画停電は、日中も継続的に行われることから、製造や農業部門などにも大きな影響が出るとしています。具体的には、灌漑施設や、タバコの生産などに影響が出るとしています。確かにそうですね。また、先日、私も書きましたが、店舗など営業や稼働が停止出来ないものは、停電中、自家発電によって賄うのですが、燃料であるディーゼルの供給が不安定でかつ価格も高いので、こちらもアテになりません。
今回のメンテナンスによる計画停電の増加は、経済を失速させる追い風にしかならず、タイミングが悪く頭が痛いところです。
マラウイ南部のチカワワで、家畜の伝染病である口蹄疫が発生し、市場に当該地区の家畜の移動を禁止、市場の肉製品に影響を与えないように対策を講じたことを12日付で農業・食料安全保障省がプレスリリースしています。今回、牛から口蹄疫が発見されています。
口蹄疫は、日本でも、2010年に宮崎県で発生し、当時の東国原知事が対応に追われたのは記憶に新しいところです。また、マラウイでは、2009年にも同地域の別の村で口蹄疫が発生したことがあるようです。口蹄疫は感染力が強いため、当該地域の家畜の移動を禁止し殺処分にするしか手がないようです。