新しいバンコク国際空港の状況

バンコクのドンムアン空港に替わる空港としてスワンナブーム空港(新バンコク国際空港)の建設が進められていますが、昨日、予定通り試験飛行(総合システム試験)が実施され、タイのタクシン首相がタイ航空機(エアバスA340-600型機)で降りたったとのこと。当初はこの9月29日が開港予定日でしたが、工事が大幅に遅れて早くても来年(2006年)の後半になりそうです。 タクシン首相が国の威信をかけて、強引に空港に降り立った形になっています。 スワンナブーム空港は、バンコクの市街から約25キロ東のサムットプラカーン県にあり、面積は約3200万平方メートルでドンムアン空港の約5倍、成田空港の3.5倍の広さがあり、年間4500万人の利用を見込んでいます。将来は年間1億人を目指しています。 出来るとアジア最大の空港になりますね。立地的には、ドンムアン空港よりやや遠くになるため、先日ガイドさんと話しをしていたら、空港への送迎で、空港に泊り込みになるかもと嘆いていました。将来的には、高架鉄道(BTS)がオンヌット駅から延長して接続するような計画もあるみたいですが、いつになることやらです。 ちなみにこの空港は、費用の6割を円借款で行っています。総事業費は、約1550億バーツ(4300億円)。

建設中のバンコク国際空港で試験飛行

  • http://tuf.co.jp/i/news/mori/0930/09301135.htm
  • http://news.tbs.co.jp/part_news/part_news3127571.html
  • http://www.jetro.go.jp/topics/36891
  • http://www.asahi.com/international/update/1006/009.html
タクシン首相は、2006年6月末までに完成させると明言していますが、あと1年から1年半はかかると 言われています。
タクシン首相は、7月21日に報道陣向けに空港を公開しましたが、その席上で9月28日午前3時に開港することを明言したとのことです。ですので、当初の予定より約1年遅れて開港することになりそうです。現在のドンムアン空港は、スワンナブーム空港開港後は、VIP,軍、チャーター機専用の空港となるそうです。7月29日には、試験運行も実施されますので、開港に向けていよいよ最終段階に入ったようです。(2006/07/26)