感染拡大基調のタイの新型インフルエンザ

 タイの新型インフルエンザですが、17日現在、累計405人の感染者となり、6月14日は150人だったのと比較すると、+255名と大きく増加しています。

 また、17日、ラオスでもオーストラリア在住のラオス人男性がオーストラリアやアフリカに滞在後、タイを経由してラオスに入国し、ラオス初となる新型インフルエンザの感染が確認されています。

 季節性のインフルエンザも流行しているようで、バンコクの日本人学校の小学部の1クラスが18日から2日間学級閉鎖になるようです。

チクングニア熱

 在タイ日本大使館のページにチクングニア熱についての情報が掲載されています。先月の半ばにメディアで報道されていましたが、タイ南部での感染者がほとんどで、6/2までに36都県で24,029名の感染者が発生したとのことです。

 プーケットで534名発生していますので、プーケットなどに旅行を計画されている方は一読されることをお勧めします。

 蚊が媒介しますので、とにかく刺されないようにすることが肝心です。

タイで新型インフルエンザが150人に

 6月11日に世界保健機関(WHO)が警戒レベルをレベル6(世界的大流行)に引き上げましたが、タイにおいても感染拡大が広がっており、6月11日現在は47人でしたが、週末にかけて感染確認が増え続け、6月14日には150人にまで拡大したようです。バンコク、パトンタニ県、パタヤ、チェンマイ、ロイエット、プーケットとタイ各地に拡大を続けています。

タイ、新型インフルエンザで初の国内感染

 昨日(6月4日)、新たに3名のタイ国内の新型インフルエンザ感染者が見つかり、このうち1名が国外渡航歴がないため、国内初感染となっています。ただ、両親が米国で感染し、その息子に感染したもので、感染経路はわかっています。

 これでタイで新型インフルエンザの感染確認は8名となっています。

エアポートリンク、試験運転開始は12月5日に延期

 王妃陛下の誕生日の8月12日に試験運転が予定されていたスワンナプーム空港とバンコク中心部を結ぶ高速高架鉄道ですが、建設遅延のため、12月5日の国王陛下誕生日に4カ月延期することが決まったようです。

 空港線は、スワンナプーム空港とバンコク市内のBTSパヤタイ駅を結ぶ総延長28キロ。特急、普通があり、特急は空港と市内のマカサン駅までの25.7キロを所要時間15分で結びます。最高時速は160キロ。

3月下旬にバンコク市内を訪れたときに、まだまだ全然建設中で無理だと思っていたんですが、やっぱりそうでしたね。

JALとANA、燃油サーチャージを7月発券分から廃止

 日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)は、国際線に適用している燃油サーチャージを7月1日?9月30日発券分については、廃止することを発表しています。4年半ぶりの廃止とのことです。日本発の区間に適用されます。 10月以降は、8月下旬に発表されるとのことです。

 現行、タイまでが片道1,500円、ベトナムまでは1,000円でした。

夏休みの利用客を見込んだ対応だったと思うのですが、新型インフルエンザの状況次第となっている感じです。

非常事態宣言は継続中

 親タクシン派の反独裁民主戦線(UDD)による反政府デモ等に対して4月12日に発令されたバンコクなどでの非常事態宣言ですが、22日現在も継続されています。

タイ軍部も非常事態宣言の継続を求めています。在タイ日本大使館も注意喚起を発しています。ゴールデンウィークなどに旅行を予定されている方は最新の情報を入手するように努めた方がいいですね。現時点では、沈静化しているようです。

服装に注意しましょう。赤、黄色以外の服装の着用した方が無難です。赤がタクシン派、黄色が現政権支持派のシンボルカラーになっています。

東南アジアサミットなど6月上旬にプーケットで開催へ

 先日、パタヤで予定されていたアセアン首脳会議ですがタクシン元首相派の「反独裁民主戦線(UDD)」が会議会場に乱入し、中止となりましたが、6月上旬にプーケットで開催するようです。プーケットを含む南部は、現政権のアピシット首相の地盤であることから、大丈夫という判断のようです。